「ハワイヒルトンホテルからの眺め」 しゅんち撮影
-しゅんち-
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act 374「意外な落し物」 更新日時:12.1.22

・・ある日の日曜日。

その日は日用品や生鮮物の買出しや外食したりとのんびりと過ごしていたしゅんち一家。
幼児2人を連れての買い物は大変なので、休みの日はこうして家族総出で買い物に出掛けるのだ。

しゅんちもスーパーやホームセンターに買い物に行くのは好きである。
カートに子供を押し込め、店内の曲がり角でドリフト走行をかましながらあちこちの新商品を眺めながら物色するのが楽しいのだ。
ホームセンターではペットコーナーで犬やうさぎや魚を子供達と眺め癒されるのがお決まりのパターンである。
そして一通り買い物も終え、マクドナルドで昼食をした後帰路につくしゅんち一家であった。

すると路地に入り込んだ時、道の真ん中に何やら不自然な物が落ちていた。


しゅ「な、なんだあれ?」


タカ「え・・・どうして?」


手さげかばんが落ちている。


あまりにも不自然な光景に怪しいと感じるしゅんち達。
好奇心をそそられたしゅんちは思わず路肩に車を停め、カバンに近づいてみることにした。


しかしまてよ・・・


まさか危険な物は入ってないだろうか・・・?


しゅ「ば、爆弾とか仕掛けられたりしないよなぁ・・・?」


タカ「ないない。」

こんな片田舎にそんなハリウッド的な展開はありえないととりあえずカバンを手に取ってみた。
カバンは茶色の革製。うちの会社の年配の人達がよく持っている感じに似ていた。

そして結構年季が入っているらしく、皮の状態が味のある感じだった。

恐らく長年使い込んだのだろうか。

中を開けると色々な書類が出てきた。
顔写真の付いたチラシやどこかに訪問する計画のスケジュール表やら・・・

これはもしや・・・
カバンのサイドポケットには名刺が出てきた。


「市議会議員 ○○ ○○雄」



政治家のカバンを拾っちゃいました。


しゅ「うわっ!市議会議員だってさ!」

タカ「でもさ・・・カバンなんてどうやって落とすんだろうね?」


確かにカバンを落とすってのは珍しい。
どこか居酒屋に置いてきた・・・なら分かるが
道のど真ん中に置いてくるというのは考えにくい。
手に持ってて落とすなんて事があるのだろうか・・・?
うっかり手の力が抜けて落としてそのまま歩いていった?

そうだとしたらどんだけ鈍いのだろうか。


というか・・


大丈夫か、この人にこの街を任せておいて。


街の政治の行く末を気にする前にとりあえずこのカバンをどうするかと悩むしゅんち。
さすがににすぐに気付いて取りに来るかもしれない・・・。


元に戻しておくか・・・?


小さな親切大きなお世話って言葉もあるしなぁ・・・


逆に選挙に
協力してくれなんて面倒な展開になりゃしないだろうか・・・


まてよ・・・

よく誰かが行方不明になったときに、現場に靴が残されてて・・・


「誘拐事件?」

なんてシーンをよく見かける。
もしかしてそんな展開がありえるかもしれない。


しゅ「何かよからぬ事件に巻き込まれたりはしないかな・・・。」

タカコ「ないない。」

こんな片田舎にそんな土曜ワイド劇場的な展開はありえないと、とりあえず交番に届ける事にしたのだった。
買い出しの荷物をアパートに置き、交番へとそのまま車で向かうしゅんち一家。


たしかこの辺の交番は国道沿いにあったような。

・・しかしいつもながら交番に行くというのはどうもバツが悪い。
なんとなく後ろ向きな気持ちのまま駐車場に車を停め、中へ入ろうとしたら入口に看板が掛けられてた


「只今パトロール中につき不在です。」


警察官がパトロールと聞くと、どうも土手沿いを自転車でフラフラ巡回しているイメージが思い浮かぶ。
こんな片田舎なのでそんな
金八先生的な展開がありえた事に面食らうしゅんちであった。

さて・・・どうする?

他の交番ってどこにあったっけ?


近くのはもう知らないし・・・


ナビで交番を検索してみるか・・・


やっぱり結構遠くになっちゃうのかな?



んん〜〜〜・・・


あああああ〜〜!!面倒だっ!!


直接電話してみよう!


確か名刺に電話番号が書いてあったはずだ。

交番で落とし物を届けると様々な状況を聞かれたり、書かされたりすることを思い出したしゅんち。
これから他の交番を探し、更にその手続きを想像するとかなり面倒である。
住所も電話番号もわかってるんだから直接連絡とってしまうのが一番シンプルである。
そう思いこうなったらと直接電話をする事にしたしゅんちであった。

プルルル・・・


しゅ「あ、もしもし?」

おばさん「あ〜はいはい。○○でございます。」


出たのは議員本人ではなく恐らく奥さんだろうおばさん。
おばさんならば余り警戒されず話しやすいかもしれない。


しゅ「あの・・・道でカバンを拾いまして・・・。」


おばさん「え!?あー!!何かうちのがカバンを落としたって大騒ぎしてたんですよ!」


しゅ「えー・・・交番に届けようかとも思ったんですが色々と面倒なので直接お届けしようかと思いまして・・・。」


おばさん「え!?いや〜それは申し訳ないですねぇ。」


名刺には住所も書いてあったんで、ナビで検索ができた。


しゅ「とりあえず近いんで、すぐに行きます。」

おばさんに自宅の詳しい場所を聞き、議員のお宅へと向かうしゅんち達。
議員のお宅はこの近くの住宅街だった。
車で5分もかからず近くまで到着した。

話を聞いたところ、たしかこの路地を入ってすぐだったような・・・。
すると、古くて由緒のありそうな門構えの一軒家から人のよさそうなおばさんが歩み寄ってきた。
おそらくこの方がさっきの電話の奥さんだろうか。

しゅんちは運転席のウインドを開け、話しかける。

ウイーーン

しゅ「あの〜○○さんのお宅でしょうか?」


おばさん「あら〜〜!カバン拾っていただいた方?」


しゅ「はいはい!そうです!」

車を降りるともしかしたら上がっていけだとか言われそうで面倒である。
なのでこのままカバンを渡すことにしたしゅんち。
色々お礼をしてもらうのは面倒なので何も無く立ち去りたいところである。


あ・・・



まてよ・・・


このタイミングだよな?


例のセリフを言う大チャンスじゃないだろうか


「名乗るほどの者じゃございません」と。


おばさん「どうもありがとうございました〜」

しゅ「いえいえ・・・じゃあ、これで・・・」

おばさん「あの・・・お名前は?」

しゅ「な・・・・

い、いやいいんですよ。それじゃ!」


簡単に言える台詞じゃございません。


土壇場で何とも意気地無しのしゅんちであった。



おばさん「そうかぁい?じゃ、どうもー。」

割とあっさりしたおばさん。

もうちょっと引き止めるかと思いきや意外にあっさりであった。

おばさんにとってみたら無くなってもそんなに大事ではない落し物だったのだろう。
結局はどうやって落したのか謎のままであった。


その勢いで選挙も落とさなければといいが・・・と願ってやまないしゅんちであった。

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