shunchi極楽日記


act 264「気の遣うランチ」

しゅんちの仕事に「メーカー同行」というものがある。
製造メーカーの営業マンと一緒に仕事をするのである。
ここで意外に難しいのが昼食である。

メーカーの人は同年代から中高年と様々である。
特に初めて会った相手をどの店に連れて行くか迷う。
相手の好み、その日の体調、腹の減り具合などを考慮するのが難しい。
具体的にタブーな組み合わせを紹介しよう。



・二日酔いの相手にフライ定食が名物のお店


・少食な相手に大盛りが名物のお店


・ベジタリアンにステーキ専門店


・アレルギー体質な相手に本格そば屋


・おじさんにマクドナルド


・お昼はがっつり食べたいと思ってる相手にサンドイッチがおいしい喫茶店


・およそカップルしか行かないようなおしゃれなパスタ屋



・・挙げれば色々あるのだがこんなところである。
食事というのはただ食べるだけでなく「サラリーマン2人が入れるお店」ということにも気を遣わなくてはならないのである。

ただ、一番無難なのがファミレスである。
ファミレスは和洋中が揃っており、ストライクゾーンもかなり広めである。
どんな相手と行っても違和感も少ないのだ。

・・ある日、メーカーの牧本氏とファミレスに行った。
好みがイマイチ分からなかったので無難路線である。

お互いメニューを開いていると水を運んできた店員が話しかけてきた。

店員「ランチメニューもご覧下さい。」

牧本「おお。ランチメニューか。」

しゅんち「へーどれどれ。」

昼時限定のお得なセットが色々とあった。

牧本「ん〜〜迷うな〜。」

しゅんち「そうですねぇ・・・。」

牧本「これよさそうやな。」

しゅんち「え・・・。」

牧本「俺はこれにするわ。色々付いててうまそうやんけ。」

しゅんち「はあ・・・確かに。」

牧本「しゅんち君もこれにしたら?」

しゅんち「そ、そうですね・・・じゃあ・・・」

店員を呼ぶ牧本氏。

店員「はい。ご注文をどうぞ。」







牧本「レディースランチ2つ。」




店員「か、かしこまりました。」




この人ならどんな店でも行けそうだと思うしゅんちであった。


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