shunchi極楽日記


そんなコンビニ店員には鉄槌を!

コンビニには毎日のように行くしゅんち。逆に行かない日などないくらいだ。
実は、学生の頃ローソンで深夜のバイトをしていたことがある。

深夜のバイトは時給が良い割にお客もあまり来なく、仕事が少なくて結構おいしいのだ。
さらに、店長が監視に来るはずもないので裏の事務所で雑誌なども読み放題。
その上、ちょうど深夜に賞味期限が切れる物が多いので「廃棄」という理由で弁当なども食べ放題なのである。
しゅんちは掃除や補充は適当にすませ、ほとんど事務所でさぼっているようなダメ店員ではあったが、唯一接客だけは気を使っていた。

「深夜のバイトは態度悪い」という定説があるのでそこだけ要領よくしてこなしておけばよい思っていたからだ。
言葉使いはもちろんのこと、お釣りの渡し方にも気を使った。
それから商品を詰める時も暖かい物と冷たい物は必ず別にし、極力お客に不快感を与えないようにしていたものだ。

都会のコンビニ店員は若い人が多いが、田舎に行けば行くほどコンビニ店員は「おばちゃん」である可能性が高い。
おそらく、田舎は働くところが少なく、コンビニはあちこちにある上にちょっと働くにはちょうどいいのだろう。
しゅんちは仕事で田舎に行くことが多いので行く先々のコンビニの店員はおばちゃんばかりなのである。

そんなある日セブンイレブンに行ったときの事である。
レジに立っていたのはやっぱりおばちゃんだった。
買う物を決め、レジにかごをもっていくしゅんち。

「いらっしゃいませ・・・。」

レジのおばちゃんは実に不機嫌そう。
今にもため息が聞こえてきそうな感じだった。

まるで「なんであんた買いに来るのよ」とでも言いたそうな雰囲気である。

もしかして、旦那とうまくいってないのだろうか?
そんなどうでもいい家庭の事情を想像しながらレジにかごを置くしゅんち。

その日はとても暑い日だったのでしゅんちはお昼のお弁当を買うついでにガリガリ君というアイスを一緒に買った。
弁当を暖め、ピッピッとバーコードを読みとってゆく。

そしておばちゃん一言・・・


「全部一緒でいいですか・・・?」


ただでさえ溶けやすいガリガリ君。


暖かい弁当と一緒につめるだぁぁ?


そこでしゅんちはもちろん・・・

「いや・・・別にして下さい。」

おばちゃんは一瞬、顔を歪めた。

まるで「チッ 手間のかかるガキだよ・・・。」とでも言いたそうな雰囲気である。

人一倍気を使っていた元・コンビニ店員であるしゅんち。少し神経質だったかもしれない。
しかし、次回はあのおばちゃんのレジには行きたくないと思うしゅんちであった。

・・・そして、月日は流れ、しゅんちもそんなことなど忘れ再びそのセブンイレブンに訪れてしまう。
おばちゃんの事など頭になかったしゅんち、何気なく弁当とウーロン茶を取りレジに持っていった。
すると・・・あの時の不機嫌そうな顔のおばちゃんが立っていた。

しまった・・・!!

久々の再会。相変わらず今日も愛想は最悪である。
一瞬カゴを引っ込め向こうのレジに行こうとも思ったが今から方向転換は難しい。
それに今日はアイスなど買ってないし、ウーロン茶だから別に暖かい弁当と一緒に詰めてもらっても構わないと思った。
今日の仕事はおばちゃんにとって楽なはずだ。

そしておばちゃんは相変わらずものすごくめんどくさそうな顔をしてレジを打ち始める。

まるで「あんたなんでここに居るのよ」とでも言いたそうな雰囲気である。

この態度だけでもしゅんちの怒りゲージが上昇しはじめた・・・。

まぁまぁ・・・ここは押さえて・・・

もしかすると生まれつき不機嫌そうな顔をしたちょっと要領の悪いおばちゃんなのかもしれないじゃないか?

きっと本当は一生懸命仕事をしているのかもしれないだろう?

などと悟りを開いたお坊さんのように寛大な気持で自分をなだめ怒りを静めた。
するとおばちゃん驚愕の質問・・・



「弁当暖めなくていいですよねぇ・・・?」


あ・・・

暖めなくていい・・・!??


確かに弁当は暖めない事もあるだろう。しかし、普通は「暖めましょうか?」と暖めることが前提のはずだ。
しかし、今の発言は「暖めない」が前提である。

単純に・・・面倒くさいのである。

このおばちゃんのめんどくさそうな顔は本物だったのだ!
しゅんちの怒りゲージは一瞬、戻りかけたが一気に右に振り切れた。



「ええ!? 暖めて下さいよ!!」



ちょっと大声でそう言ったしゅんち。
これがしゅんちにとって精一杯の抵抗だった・・・。
するとおばちゃんはちょっとこちらを睨み、本当にため息をつきながらしぶしぶと弁当を暖めた。

まるで「なんで私があんたのメシの世話をしなきゃならないのよ!クソガキ!」とでも言いたそうな雰囲気である。

怒り心頭のまま弁当を受け取り店をでるしゅんち。
そして・・・イライラしながら弁当を食べようと弁当をつかむと・・・



あぢぢぢぃい〜〜〜!!!



その弁当は暖めすぎであった。やりやがった・・・あのババァ・・

恐ろしいおばちゃんの復讐・・・。
逆らわない方が身のためなのだろうか・・・。


<教訓>
コンビニの若い店員は態度が悪いとよく聞くが・・・


態度の悪いおばちゃん店員ほど怖いものはない。

この話には後日談があって、このおばんちゃんは結構長く務めてたんだけど、接客態度がどんどんよくなったんです。
(結局、懲りずによく行ってました。)
本当にあの時は旦那とうまくいってなかっただけなのだろうか?何があったんだろうか?

そして、今このコンビニは近くに大きいセブンができた影響でなくなっちゃいました。
おばちゃんは今何処・・・。

もどる

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送