shunchi極楽日記


女が男に冷める瞬間

タカコ「今日、職場で聞いたんだけど先輩がね。」

しゅんち「うん。」

タカコの職場は女性ばかりである。
しゅんちにとってそんな世界は知る由も無い。
そこでの話題は非常に興味があるのだった。

タカコ「メールで男の人と知り合ったんだって。」

しゅんち「へ〜?まさか出会い系?」

タカコ「ううん。友達の紹介だったらしいんだけど。」


今回の話はKさんのお話しである。
Kさんは友達の紹介である男性とメールフレンドになった。
彼は30代半ば。
メールのやりとりで結構好感触だったので実際に会ってみることにしたらしい。

彼は仕事帰りに会いたかったらしいのだが、休みの都合が合わず休みの日に会うことになった。
こうして駅前で待ち合わせることにしたKさん。

当日、駅前で待つKさん。
しばらくして時間通りに彼が登場した。もちろん初対面である。
すると彼は




上下スウェットで現れた。




間違いなく部屋着。




しかし、そこで嫌な顔をするわけにもいかずそのまま一緒に食事に行く事に。
そして彼は

「おいしいハンバーグ屋さん知ってるんだけどそこに行こう。」

と連れてった店が





びっくりドンキー


そして、食事も終わりお茶をしようと言い連れてった店が



バーミヤン


たぶん「飲茶」という文字を誤解したのかと。


こうしてKさんは一気に冷めてしまったらしい。


タカコ「・・・というわけなんだよね。」

しゅんち「んーーー痛い話だなぁ・・・。」

タカコ「男側から見てどう思う?」

しゅんち「いやぁ・・・ありえる話だよね。俺だってやりかねないし。」

タカコ「上下スウェットも?」

しゅんち「まあさすがにそれは無いけど・・・でも彼にとってみたら一張羅だったのかもよ。その日はユニクロじゃなくてナイキだったとか。」

タカコ「いやぁ・・・ナイキだって上下スウェットはないかと・・・。」

しゅんち「彼なりの勝負服だったとかさ・・・。」

タカコ「そうかなぁ・・・。」

しゅんち「最初から潔く「俺って服とか店とか全然知らないんだ」って言ってしまえばまだセーフだったかな?」

タカコ「ん〜・・・私は別にいいかなーって思うけどKさんは特におしゃれなお店とか好きな人だからねぇ・・。」

しゅんち「お茶しようでバーミヤンか・・・。」

タカコ「それはありえないでしょ?だって中華じゃん?しかも二件目だよ?」

しゅんち「・・それはきついか。ああ、でもバーミヤンってドリンクバーが充実してるのは確かなのよ。中国茶も飲み放題だし、野菜ジュースもあるし。」

タカコ「でも、普通「お茶」って言ったら喫茶店とかでしょ?あとは普通のファミレスでも良かったと思うし。」

しゅんち「ん〜〜〜たぶんその男の人はお茶とか行った事ないんじゃないか?」

タカコ「う〜〜〜んそうかぁ・・・。」

しゅんち「男なんて自販機の前で缶コーヒーって感じだよな。おしゃれなカフェでお茶なんて文化ねえわ。」

タカコ「なるほど・・・。」

しゅんち「ていうかさ、逆にあんまりおしゃれな店ばかり知っている男なんて遊び人だと思うけどね。」

タカコ「そう?」

しゅんち「だってさ、男同士でおしゃれな店なんてそうそう行かないもん。男二人で行くなんて気味悪いし。」

タカコ「あ、そうか。女の子同士は結構あちこち行くもんね。」

・・こうやって話していくと男と女の文化レベルの違いが明確である。
男同士はよっぽどおしゃれさんでない限り、そういう店とは全く縁が無い。
しかし女は男の事情など知らないし、男は女の文化レベルの高さを知らない。
結局のところ男女は違う生き物なのだろう。

特に今回のKさんは女性ばかりの職場にいる上におしゃれな店好きとくればレベルは相当に高かったのだろう。
そのギャップを埋めるには厳しかったか。

タカコ「あとね、Kさんと男に急に冷めるポイントについて話したのよ。」

しゅんち「ほほう。」

タカコ「私も聞かれたんだけどさ。」

しゅんち「ん?なんて言ったの?」

タカコ「私はかっこよくてキザな人がダメなのね。」

しゅんち「ああ・・・そうだね。」

タカコ「でも、Kさんはそういう人と昔、付き合った事あるんだって。」

しゅんち「マジで!・・やっぱりそういう人が好きっぽいよね。」

タカコ「なんかその彼から送られてくるメールもね・・・



「今夜は君をリザーブしたい」


とか打ってくるんだって〜。気持ち悪い!」


しゅんち「その人面白いな。」


タカコ「私はそんなの一発でアウトだね。」

しゅんち「いや、今のはギャグだろ。かなり面白い。ギャグセンスありだな。」

タカコ「で、Kさんの場合はね。」

しゅんち「うん。」

タカコ「彼が日曜の朝6:30にテレビ付けたんだってさ。」

しゅんち「日曜の朝といえば・・・ん?」

タカコ「そしたら彼が「ミスター味っ子」を観て「俺、毎週これ欠かさず見てるんだ。」って言ったんだって。」

しゅんち「え・・・。」

タカコ「そしたら一気に冷めたって。」



しゅんちアウトォォォォォ〜〜!


しゅんちはミスター味っ子の大ファンである。


タカコ「思わず、「うちの旦那もミスター味っ子大好きですよ。」って言ったの。」

しゅんち「・・・なんて言ってた?」

タカコ「「そりゃ前科あるよきっと。」って言われちゃった。」


お・・・


お・・・


女って恐ろしい・・・。


しゅんち「いやいや、俺はマンガのミスター味っ子が好きなのよ!アニメとマンガとさ結構違っててさ、アニメってのは変に大げさでちょっとおかしいのよ。口から波動砲とか出してさ、ありえない感じなのよね。でもマンガの方はさもっとこう・・・」


ていうか、その説明自体が





しゅんちアウトォォォォォ〜〜〜〜!!




しゅんち2アウトで追い込まれました。



女が男に冷める瞬間・・・


それはすぐ足元に転がっている・・・。

女の人の価値観って恐ろしいですよねぇ。
男には理解しにくい暗黙のルールってのが多いのね。

この日記はあちこちで評判だったんだけど、女の人は大体「わかるわかる」なんつって同感してるのよ。

いやしかしさぁ、ミスター味っ子は全然セーフでしょ?
だってさ、マンガ界にグルメを持ち込んだ立役者っていうかなんていうのかな、火付け役っての?それにさ・・くどくど


しゅんちアウトォォォ〜〜!!

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