shunchiの極楽日記


さあさあ、今年もやってまいりました年末特別企画「極楽日記ベスト2002!」
今年中に書いたact57〜act100までの中からしゅんちのお気に入りベスト5を選んでみました!
手直しを加えてあるリメイク版です。(一部ですが)
極楽日記を既に読んでくれた方も、多すぎてどこから読んだらいいのかわからなかった人も是非読んでみて下さい〜。

今回の審査は結構難航しました。
そこで、今回はベスト5だけでなく特別賞を二つ。
「審査員特別賞」「主演男優賞」の二つを設けることにしました!
(てか審査員なんていないじゃん。)




それではまず審査員特別賞の発表です!






カウントーダウンッ!








審査員特別賞 「マッキー」

最近マッキー(槇原敬之)にはまっている。
部屋掃除をしていたところ、高校生の頃買ったCDをたまたま手に取り聴いてみたところ妙にはまった。
今日も中古ショップへ行き、CDを買い漁ったのだった。
最近まで「Dragon Ash」を狂ったように聴いていたくせにいきなり「槇原敬之」
もの凄いギャップである。

最近のマッキーと言えば麻薬事件やホモ疑惑やら不祥事的な話題に事欠かないが、改めて曲を聴いてみるとやはり良い物は良いと思ってしまうのだった。

マッキーの曲はクリスマスが近づいて来ると聴きたくなってくる。
しゅんちが買ったCDもクリスマスの曲が入っており、今聴くのにはちょうどいい。
冬になると聴きたくなるのは恐らくマッキーが 夏みると暑苦しいから冬が似合うからであろう。

マッキーの魅力について語ってみよう。
マッキーのメロディーは優しい感じでとても聴きやすい。
心に染みわたってくる癒し系の声とメロディー。
メロディーはもちろんの事、実は歌詞に注目してもらいたい。

一般的に曲の歌詞というとキーワードをちりばめたような感じが多く、断片的である。
しかし、マッキーの歌詞はなにかの文章、又はしゃべっている事にそのまま曲をつけてしまったような歌詞なので感情表現豊かなのである。
そしてマッキーの曲は彼女にフラれていじけている曲や、彼女と大喧嘩をして枕と目覚まし時計をぶち壊される曲などかなり弱っちい。

代表曲に「もう恋なんてしない」という曲がある。言わずと知れた大ヒット曲である。
題名できっぱりと「もう恋なんてしない」と断言しておきながら、サビで「もう恋なんてしないなんていわないよ絶対」と、かなり回りくどい言い方で本当はどっちなのかよくわからない。
かなりの優柔不断さも伺える。
しかし、しゅんちはそんなマッキーのへなちょこぶりにかなり共感してしまうのだった。

さらにマッキーの歌詞はストーリー性が強い。
一番衝撃的だった曲が「SPY」
曲の内容はこうである。

・・彼女にデートを断られがっかりして街を歩いていたら偶然彼女を見かけてしまう。
彼女は変装に近い格好で歩いている。
少し怪しいと思ったので跡をつけてみることにした。
しかし、サビは「だけど信じてる」と連呼する曲なのである。
ここまでだと彼女を好きで結局信じてるというラブラブな感じ。
ところが2番の歌詞・・・


高そうな車の横で君は急に立ち止まる〜♪

運転席の男が軽く手を挙げた
〜♪


しゅんち「(ぐはっ・・・やっぱり男か・・・いや、友達かもしれないぞ・・・)」


ボクの胸が急スピードで高鳴る〜♪


しゅんち「(ドキドキ・・・どうなるんだろ・・・?)」



君は周りを気にしながら奴とキスをした〜♪



しゅんち「(ぶへっ・・・。それでも信じると歌うのか・・・?実際シャレになんないぞ!?)」





シャレになんないよ なんないよ〜♪




やっぱりな。

そして曲はラストへ・・・




だけど信じてる 信じてる どうか信じさせて〜〜♪




いや、無理だろ。現行犯だし。

それにしても変装までしたのに道ばたでキスをしてしまう彼女も結構マヌケである。

・・・というように歌詞一つ一つにいちいち注目してしまうのだ。
それにしてもこれらが実体験ではないのだとしたら、妄想癖のしゅんちは親近感を憶えてしまう。

強烈な妄想といえば「HOME WORK」という曲がある。
しょっぱなの歌詞から・・・




今電話を切ったばかりの君が またかけてきた

「(言うの)忘れたごめんね 大好き

そんなのわかってるよ







ブボッ

ごめん、鼻血でた。
初っぱなから大振りストレートをカウンターで食らい早速しゅんちダウン。



そしてサビ・・・



目覚まし時計かけずにベットに潜り込んだ 夜は

どっちが先に目を覚ますかランチを賭けてもいいよ




しゅんち「(ぐはっ・・・なんて、ハチミツとコンデンスミルクを混ぜたような甘い賭けをしてるんだこいつらー!)」




眠そうな返事が だんだん聞こえなくなってきても

君をずっとみつめてる ボクがきっと負けるから




ぜ・・・

絶対この人ラリってる。(いや実際そうだったし・・・)

凄まじいまでの妄想力に脱帽。
こうなったら師匠と呼ばせてほしい・・・。

マッキーを愛してやまないしゅんちなのであった。


ちょっと趣味に走ってしまってるお話でしたので特別賞にしました!

本当妙につぼにはまってマッキー聞きまくっちゃってますよ(笑)
それにしてもマッキーってデビューから10年以上経ってるんだよね。本当偉大だわ!




さてさて、続きまして主演男優賞の発表です!






カウントーーダウンッ!








主演男優賞 「結婚観」

しゅんちの仕事で製造メーカーの人を東京から来てもらい一日客先へ一緒に訪問するという同行PRという仕事がある。
ある月曜日の朝、しゅんちは今日一日同行PRする吉田さん(仮)を迎えに駅に向かうのだった。
駅の駐車場で待っていると電車到着時刻が訪れ、吉田さんが寒そうな仕草でしゅんちの営業車を見つけ乗り込んで来た。
軽く挨拶を済ませた後、吉田さんを乗せた車は客先へ向かうのだった。
得意先は車で一時間ほど運転した場所にあり、その間吉田さんと色々と会話をするのだった。


吉田「いや〜〜ほんまごっつ寒いな〜 さすが北国ちゅーことやな。平日の月曜日やっちゅうのに電車にはおっちゃんおばちゃんがぎょうさん乗っておってめっちゃ混んどったなぁ。たぶんあれやろな、紅葉の季節やからもじみ刈りかなんかに来とったんかもしれへんなぁ。こっちは仕事やっちゅうのにホンマのんきなもんやでぇ。


・・・・・・このノリ・・・どこかで・・・。

吉田「今朝、コート着てこうか迷ったんやけどホンマ着てきてよかったでぇ〜。こら正解やでぇ。」

某O氏そっくり。※イリアスオフレポ1参照

・・どうもしゃべり方だけでなく顔もそっくりである。
世の中には3人似てる人がいるとどこかで聞いたことがあるが、その内の二人に会ってしまうなんてなんとも好運。(なのか?)

吉田さんは推定50歳前後。
元々は京都で暮らしていたが、現在は単身赴任の為、東京で一人暮らしをしているらしい。
家族は京都に残して来た奥さんとしゅんちと同い年くらいの二人の娘がいるとのことだ。

しゅんち「そういえば吉田さん。この前、娘さんが京都から遊びに来てディズニーランド行ったんでしたよね。どうでした?」

吉田「あ〜ぁ 行ったで行ったでぇ。ホンマすごいなあそこは。映画館みたいなスクリーンから本物のネズミが画面を飛び出してぶぁ〜〜っと体を這ってくるんやわ。あれにはびびったでぇ。」

しゅんち「ぶっ(笑) いやいやたぶんそれは目の錯覚を利用した画像だったんですよ。」

吉田「いやいや。あれは本物やで!感触あったもの!」

しゅんち「いやいやいやいや 違いますって!感触は気のせいですよ!」

吉田「本物やぁーて!あれはホンマ。」

忙しい月曜の朝からのんきな会話のサラリーマン二人。
日本も結構平和である。

親と同い年くらいのおじさんなはずなのにしゅんちは友達のように吉田さんと楽しく会話してしまうのだった。

吉田「しゅんち君はなんや。兄弟はおるんだったかな?」

しゅんち「はい。一コ上の兄がいるんですよ。この間結婚したんですけどね。」

吉田「ほぉー お見合いか?」

しゅんち「いや、6年半も付き合った彼女とです。」

吉田「ほー!そらー えらいこっちゃやなぁ。でもなぁ、結婚はお見合いに限るで。」

しゅんち「え・・・そうなんですか?」

吉田「そらそうやわ!こっちはなーんも決めんと自分に合ったそれなりの人と勝手に決まってくれるんやで?こんな楽なことないやろ。結婚は見合いで決まりや。」

突然結婚観を語りだす完全見合いの吉田さん。

しゅんち「・・・吉田さんひょっとして見合い結婚だったんですか?」

吉田「そうやで。結婚前に二回しか会うてなかったで。」

なんじゃそら。

吉田「なんかなぁ、「見合いせんかー?」って親に言われてなぁ。なし崩しのままお見合いや。」

しゅんち「・・・ふむ。」

吉田「そんで終わった後に「なんか不満はあるかー?」聞かれてな、「特にないけど」言うたんやわ。ってそら言うわな。そんなもん1回会ったくらいで相手の悪いところなんて見えるわけあらへんやろぉ?お見合い中によっぽどおかしな事するか、はたまためっちゃぶっさいくなら少し考えるかもしれへんけどな。下手なことせえへんかったら、そら〜「不満は無い」って言うわな。」

しゅんち「そうですよねぇ・・・お見合いしといていきなり「不満あります」なんて言いにくいですよねぇ・・・。」

吉田「あのなぁ「特に問題ないです」ちゅうことは「肯定」っちゅうことやで。それで決まりや。簡単なもんやで。」

本当に簡単だ。

そして吉田さんは次々にお見合いテクニックを話し始める・・・。

吉田「まず、お見合いした時、嫁はん見るんやないで。」

しゅんち「え・・・相手見ないんですか・・・?」

吉田「嫁はんなんて恥ずかしくしとんのか、ずーっとうつむいたりしてるばっかりや。そんなん見てる暇あったら隣に座っとるおかんを見るんや。そのおかんの姿は嫁はんの20年後の姿や。大体わかるでどんな感じの嫁はんになるっちゅうのが。」

しゅんち「な・・・なるほど・・・。」

強引な理論に納得させられるしゅんち。

吉田「結婚と恋愛は違うんやで。ある意味人生の協力者や。義務みたいなもんやな。しゅんち君も早い内にお見合いして結婚してしまった方が楽やで。よっぽど極道するんなら別やけどな。」

しゅんち「ご・・・極道すか・・・。」

吉田さんに言いくるめられ萎縮するしゅんち。

吉田「まあ、結婚せえへんと一番困ることは会話やな。」

しゅんち「会話ですか・・・?」

吉田「今、単身赴任なんやけど休日は一人だから誰とも話さへんやろ?よっぽど話し好きであちこち話しかける人なら別やで?休日に誰かと話すちゅうてもコンビニかなんかで店員の兄ちゃんと「暖めますか?」「はい。」くらいなもんや。
休日明けの月曜日なんてホンマ声がでえへんで。会話なんてとてもできんて。」



今日は月曜日・・・




めっちゃしゃべれとるがな。


結婚観・・・。
人それぞれ様々なんだなぁと考えさせられ、また一つ人生勉強をしてしまったしゅんちであった。

それにしても・・・

似てたなぁ・・・。


本当はオフレポの某O氏が受賞させたかったのですが、極楽日記に出てきていないので吉田さんに決定しました!
いやーでも関西弁って本当に生き生きしてるよねぇ。
書いていて本当楽しい会話でした。

それにしても・・・偏った結婚観だよなぁ〜・・・。



さあ!盛り上がって来ましたでしょうか!?

それではいよいよ第5位の発表です!






それではカウントーーーダウンッ!










第5位 「兄の婚約面談会」

しゅんちには一つ上の兄がいる。最近、6年間付き合った彼女と結婚することになった。
そして、彼女の家族がしゅんちの実家に挨拶をしに来ることになった。
お互いの家族全員が顔見せをする為、その日しゅんちも実家に呼ばれていたのだった。

当日、しゅんちはアパートでぐうたらしていた為、夕方5時集合という約束の時間を若干過ぎて実家に到着した。
彼女の家族は、父、母、彼女に加え、姉と妹の5人家族。
既に、彼女側家族は到着しており、玄関には見慣れない靴が並べられていた。
リビングからは母のいつもの下品な笑い声ではなく、上品を装った笑い声が聞こえてきた。
その声色だけで母は猫かぶりモード接待モードであると伺えた。
そして、しゅんちは遅らばせながら登場し、皆に挨拶をした後、お茶会に参加するのだった。

しかし・・・
そのお茶会は
終始緊張したムードが続く事になるのだった・・・。



しゅんち「いや〜兄貴の彼女って3姉妹だったんですねぇ〜。」

母「本当、華やかでいいわねぇ〜。おほほ」

彼女父「いやぁ〜 そうでもないですよ〜 わっはは」

彼女母「うふふ」

父「あはは・・・いやいや・・・素敵なお嬢さん達で わはは・・・」

母「ほんと ほんと おほほ・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シーン。





父「・・・あっあ、そうそう、実は今長野は田中県知事の話題で盛り上がってましてねぇ〜。」

彼女父「あ、ああ!そうでしたな〜 田中知事は長野で話題でしたなぁ〜 わっはは」

彼女母「あらそうでしたわねぇ〜。」

父「そうなんです、そうなんです。あっはは・・・」

しゅんち「あはは・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シーン。



しゅんち「え、え、えっと、今日はどこを予約してるんだっけ?」

母「あ、そうね。今日は長野っぽい料亭みたいな所を予約してあるのよ〜。」

しゅんち「んと、予約は7時って言ったっけ?」

母「そうそう・・・」

しゅんち「そかそか・・・うんうん・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シーン。



その雰囲気はまるで・・

漕ぐのをやめたら消えてしまう
自転車のランプのごとし。


恐らく、この席にいる全員の頭の中は「話題」の2文字で埋め尽くされていたであろう・・・。

そんな中、当事者の兄・・・

しゅんち「そ、そういえば、あ、兄貴達は何時頃に着いたの?」

兄「5時くらい。」(あっさり)

しゅんち「あっそう・・・・。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シーン。



少し漕げよ兄。

・・・こうして、なんとか緊迫の初顔見せのお茶会は終了し、場所は料理屋へ移動することに。
この席ではお酒が入ったからなのか打ち解けたからなのか、先ほどとは違いかなりリラックスしたムードであった。
しゅんちも酒が入ったおかげでテンションが上がり、皆を盛り上げたのだった。

・・・そして会も後半を迎える頃、兄は彼女となにやら目で合図をすると一枚の紙切れと小さな箱を取り出した。
それは「婚姻届」と「婚約指輪」であった。

しゅんち「おいおい!ここで書くって演出か!?すげーーなすげーーな!」

兄「えっと、お義父さんも保証人ということでこの欄に書いて下さい。」

彼女父「今私も書かなきゃいけないのか!?」

父「ということは俺も書くのか!? 」

母「これはある意味結婚式ね!素敵だわ!」

こうして、酔っぱらった勢い(?)で二人の父は婚姻届にペンを走らせた。

しゅんち「いやいや!おめでとう!お二人さん!」

母「うふふ これでもう二人とも逃げられないわね。」

彼女父「わはは それに二人とも家族も顔合わせしちゃったし、ここで破局したら大変だぞこりゃ。わっはははは!」

しゅんち「いやいや、お義父さん安心して下さいよ〜。破局したら俺が貰いますんで。

それ、笑えない。

・・こうして、兄の家族面談は大成功で幕を閉じるのだった。
我ながら良い仕事をしたなぁ〜・・・と自画自賛のしゅんちであった・・・。


こういう事ってあるよねぇ〜
明らかに緊張しまくってるくせに平静を装って、でもお互い緊張してる事を知ってる微妙な空気。
とにかくこの時は必死でしたよ。
実はその時の必死に場を盛り上げようとする姿勢が司会者抜擢に繋がっちゃったんだよねぇ〜(※act100話参照)


それにしても・・・


本当もっと漕げよ兄。



さてさて、続きまして第四位の発表です。

それでは皆さんご一緒に!



カウントーーーダウンッ!!











第4位 「不意に大根」

営業から帰り会社に戻ると机の上に大根が一本置いてあった。

しゅんち「うへっ!なんですかこれは?」

支店長「大根に決まってるじゃねぇか。

しゅんち「そ・・・そんなんわかってますけど・・・。」

支店長「家で採れ過ぎちゃって、余っちゃったんだよね。しゅんち君もらってってくれや。」

しゅんち「い・・・いや、独り暮らしの男が大根一本もらってどうしろってんですか?

支店長「おろしてもよし、煮込んでもよし、なんでもできるだろ。じゃ、帰るわ。お先。」

そう言い残すと支店長は帰ってしまった。

りんごやみかんならまだしも、大根一本はしゅんちにとって難度高すぎである。
大根を握りしめ呆然とその場に立ち尽くすしゅんち。

そこへ面白がって見ていた課長が寄ってきた。

課長「しゅんち君いいものもらっちゃったねぇ〜。」

しゅんち「い・・・いや、大根もらっても困りますってっ!」

課長「おでんでも作ってみたらどうだい?」

しゅんち「おでん・・・・。」

しゅんちはダシの食べ物は好物である。
しかし、おでんはまだ一度も作った事がない。
ひょっとして、おでんの神様がしゅんちへ自分で作ってみろと試練を与えたのではなかろうか?
そう思うと沸々と調理意欲が沸き出すのであった。

課長「うちのおでんはうまいよぉ〜!じゅーって味が染み込んでねぇ。」

しゅんち「ほぉ・・・・。」

課長「やっぱりなんといっても大根なんか最高だねぇ。」

うまそうなおでんを想像し、よだれが出てきそうになるしゅんち。

しゅんち「んで、そのおでんってどうやって作るんですか?」

課長「俺が知るわけないだろ。」


おいしいのはわかったから作り方を教えてくれ。


課長「醤油で煮込めばいいんじゃねえか?」


ダシの存在を知らない発言。
課長にだけはみそ汁を作らせてはいけないと感じるしゅんち。

課長「酒とかみりんとか入れればうまいんじゃないか?」

しゅんち「酒・・・うちにはビールしかないですよ。」

課長「おおっ 案外おいしいかもよ。」

課長はあてにならないと察したしゅんちは早速ネットでおでんの作り方を検索してみた。

〜おでんの作り方〜

まず、牛すじをぶつ切りにし熱湯で茹でた後流水で洗い、再度鍋に熱湯を沸かしコンソメの素、ローリエ、くず野菜、牛筋肉をじっくり・・・

無理。

どうも検索した内容はしゅんちの料理偏差値では到底及ぶ代物ではなさそうだ。

しゅんち「う〜〜ん、どうしようかなぁ・・・」

課長「しゅんち君はいつもコンビニに行くだろう?だったら、コンビニに大根持ち込んで一緒に煮てもらえ。


それは名案。(おい)


かなりの名案ではあるが(?)そこまで頼めるほどの勇気もないので、結局、スーパーに「おでんの素」があるだろうと踏み、しゅんちは会社帰りにスーパーに向かうのだった。

スーパーに行くと案の定、おでんの素を発見し、早速裏面の作り方をチェック。
どうやら、素を水に溶かし後は具材を入れるだけと非常に簡単そうだ。
しゅんちは意を決し、おでんの素をカゴに放り込むと、他の具材を選びはじめた。
ちょうど100円均一祭をやっているようで、おでんの具が全品100円。
しゅんちは欲望のままにカゴに次々に放り込む。

決まった具材は、玉子、ちくわ、厚揚げ、餅入りきんちゃく、さつま揚げ、そして今日もらった大根。
しゅんちがセブンイレブンでよく頼みそうなメンツである。

・・・そして、アパートに帰り早速調理に取りかかる。
先ほど買ってきたおでんの素の裏面を読んでみるしゅんち。

〜おいしいおでんの作り方〜

大根は10cm程度に輪切りにした後、十字に切れ目を入れます。

ふむふむ・・・

そして面取りをした後

面取り・・・?なんじゃそれ?
細かいことは無視だな。

大根を鍋に入れ、弱火で煮て下さい。

それにしても・・・大根だけで鍋がいっぱい。
他の具材が入る余地がなさそうである。

仕方がないのでめんつゆを取り出し、練り物は別の鍋で作ることに。
そしてダブル鍋でおでんを作り始めた。

そして、しばらく煮込んでいると・・・
練り物鍋溢れる。

買ってきた具材の半分しか入れてないのに、汁を含み膨張してしまうちくわ達。
あまりの膨張ぶりに鍋のフタを持ち上げた。

どうしようもないので大きいパスタ鍋に全部移し返す。
そして買ってきた具材を強引に全部ぶち込んだ。
そして、しばらく弱火で煮込み、ついに完成。

てか、作りすぎ。

しゅんちは早速茶碗に盛り、ハフハフ言いながら食べてみる。
調理行程に多少強引さはあったものの、なかなかの出来であった。
反省点はあるが予想以上の結果に大満足なしゅんち。
しかし、作りすぎた鍋を眺めうんざりするのであった・・・。

・・・そして次の日。

しゅんち「おはようございます〜!あっ 支店長、大根おでんにしておいしくいただきました!」

支店長「ほお 自分で作ったのか?そりゃ大したもんだ。」

しゅんち「いやーなかなか楽しい体験でしたよ〜。」


支店長「じゃあ、今日も持ってくか?」

しゅんち「いりません。」


田舎ってのは本当こういう事がよくあるんです。
「ちょっともらってってくれやー」とか言われてきゅうりやら巨峰やらどっさりもらっちゃったりして。
でも大根はマジで困りました(苦笑)


さてさていよいよ第3位の発表です!
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