shunchiの極楽日記


act 76 ステーキ屋

会社の行事などの後に、みんなでよくステーキ屋に行く。
そのステーキ屋というのはチェーン店ファミレス風「ステーキの浜田」(仮)というステーキ屋なのだ。

ステーキの浜田では案外安い料金でステーキが食べれる。
その為か会社の人達はステーキの浜田が好きなのである。
しかし・・・しゅんちとしてはステーキの浜田は苦手なのであった。
なぜなら、まずいからである。

肉は固く、焼き加減も焦げている時がありとてもおいしいステーキとは言いがたいのだった。
そのためか、しゅんちは極力ステーキを注文することを避けていたのだった。

ステーキ屋に来てステーキを頼まないしゅんちをみて、「ステーキ嫌いなのか?」と質問までされてしまう始末。
皆はステーキをうまそうに食べているのでとても「まずいから」とも言えず
「いやぁ・・・今日はそういう気分じゃ・・・」と、お茶を濁すことが多かったのだ。

そんなある日、会社の行事の後、案の定ステーキの浜田で食事をしていくことになった。
気を重くしてステーキの浜田の駐車場に入るといつもと様子が違うことに気付く。

なんと、ステーキの浜田は別のお店に変わっていたのだった。
その名はH’s Americanというちょっとカジュアルっぽいレストランだった。
しゅんちは気分は晴れ上がり足取り軽く店内に入る。

ステーキの浜田は割と和風なイメージだったが、今回のお店はウエスタンっぽい雰囲気で好感が持てた。
ウエイトレスに案内され、席に着く一同。
さっそくメニューを開いてみる。

ハンバーグのレパートリーが多い中、ステーキの種類も豊富だった。
今までステーキを敬遠して来たこともあるのでたまにはステーキを頼んでみることにしたしゅんち。
今度のお店はおいしいに違いない!そんな期待感をもつのだった。

そして、ウエイトレスにステーキを注文するしゅんち。
すると、ウエイトレスはしゅんちに質問する。

「ソースが三種類ありますのでお選び下さい。」

ウエイトレスが指を指したソースメニューにはこう書かれている・・・。


バーベキューソース


和風ソース



浜田のタレ


浜田のタレ・・・・・?



なぜ・・・浜田が出て来るんだ・・・?


H’American」・・・





・・・・・・・!!



もしかして・・・





H=浜田。











ステーキの浜田=H’American






名前変えただけかよ。


しゅんちの苦悩は終わらなかったのだった・・・。


act 77 大当たり

デフレな世の中なのか、あらゆる業界で様々なキャンペーンが行われているようだ。
スマップの中居君のCMで有名なのが何十分の一の確率で空港券が黄色ならば無料というキャンペーンだ。
単なる値引きではなく何人かに一人無料という話題性とギャンブル性を兼ね備えた非常にユニークなキャンペーンである。
そんな様々な業界でキャンペーンが盛んな中、ついに電機屋業界も同じ様なキャンペーンをはじめたようだ。

しゅんちはヤマダ電機に寄ってみた時のことである。
特に欲しい物はなかったのだが、しゅんちは電機屋が好きなのである。
買いもしないプラズマテレビやオーディオ、パソコンなどを眺めるのが好きだからである。
もしも・・・これらを部屋に置いたら・・・と様々な妄想を膨らませるのもまた一興である。

店内をうろうろしているとなにやら盛んにキャンペーンの宣伝しているようだ。
その内容は・・・

「お客様20名様に1人1万円分無料」

レジにてレシートに「当たり」が書いてあれば1万円分は無料になるということらしい。
しゅんちは特になにかを買うつもりじゃなかったのでさして気にしなかった。
今日はさすがに1万円も買い物をする気はなかったからである。

しばらく物色しているとフト興味を引く物を発見する。
しゅんちは衝動的にそれに飛びつき手に取る。

そして、しばらく店内を巡回した後、レジに向かうしゅんち。
レジを打っていると店員さんが突然しゅんちに話しかける。

「あっ!お客様おめでとうございます!当たりです!このレシートの内容に限り、1万円分無料になります!」

え・・・!マジで?

297円無料になったぁぁぁぁぁ(大泣)


よりによって超特価の297円の電動歯ブラシを買ったしゅんち・・・。


本来であれば1万円分無料になるところを297円が無料。

普通はありえない超安い電動歯ブラシ297円が無料。

恐らくすぐに壊れてしまうだろう電動歯ブラシ297円が無料。

せめてケチケチせずに5000円位のを買えばいいものを、シャレで買った超特価電動歯ブラシ297円が無料。


お金は節約。運は無駄使い。


act 78 居酒屋メニュー

最近、なかなか良い居酒屋が増えてきてあちこちに行ってみるのが楽しい。
この前も地元で評判の海鮮風居酒屋に行って来た。

その店の特色は北海道の素材をいかした海鮮風居酒屋でなかなかの評判であった。
早速、席に座り生ビールを頼んだ後、メニューを眺めてみる。
北海道がテーマだけに魚貝類の豊富だった。

するとすごい名前のメニューが目に入る。



「かつおの半殺し」



磯野家が聞いたら失神しそうな題名である。

そして、「かつおの半殺し」を注文し運ばれてくる。
それはカツオのタタキの上に特製ダレとネギが大量にかかったこの店オリジナルの創作料理でかなりおいしかった。
しかし・・・半殺しというより

めった斬り惨殺。
普通に死ぬより死んでるという感じ。

メニューの内容も豊富だが題名にも工夫がされてるようだった。
カクテルの題名などかなり笑える内容である。

もしも・・・学生のコンパでこんな事があったならと想像してみよう・・・。

店員「それではまずお飲物の注文お願いしまーす!」

幹事「えーっと飲み物各自で注文してね。」

一同「はーい。」

男「俺、只今恋人募集中!」(カクテル)

女「私、本日朝帰りっ」(カクテル)

幹事「おまえは何?」

男「俺、女泣かせ」(日本酒)


とんでもない会話である。


act 79 色男

しゅんちはあるメーカーの営業マンと打ち合わせをするため、会社に来てもらう約束をしていた。
電話では何回も話ししたことあるのだが実際に会うのは初めてである。

電話で営業的な会話をしていると年齢は分からないものである。
以前、想像では若いと思っていた人がハゲや白髪だったということは結構ある。
今回の営業マンも声は割と若い感じであった。

その日は9時半に約束をし、書類仕事を片づけながら待っているとようやくその営業マンはやってきた。
その姿を見て驚くしゅんち。

背は190cmはあるであろうスラっとした長身で、髪は茶髪ではないにしろサラサラヘアーのロン毛
顔立ちはほっそりしていて切れ長の目。鷲のように尖った鼻
四つボタンスーツをビシッと着込み、Yシャツは、ネクタイはオレンジ

まるでホスト。

まさにホスト。

きっとホスト。

しゅんちはそのケは無いが、ちょっとドキドキしてしまいそうなかっこいい営業マンであった。

もう一度言おう。

しゅんちはそのケは無い。

ちょっと緊張した面持ちで打ち合わせをはじめるしゅんち。
彼からは香水の香りが漂ってきている。
ちょっとクラっとしてしまうしゅんち。

もう一度言おう。

しゅんちはそのケは無い。

しばらく打ち合わせをした後、その営業マンは爽やかな笑顔を残して営業所を後にした。

その営業マンが外に出たことを確認したあと、しゅんちは早速二人の女性事務員に感想を聞いてみた。


しゅんち「今の営業マン見ました!?めっちゃかっこよくなかったですか?」

事務員T「あぁ・・・あういうのはパスすごい苦手。」

事務員K「うんうん。私もダメダメ。」


「かっこよかったねー」とかいう反応を予想していたしゅんち。
かなり意外。

事務員T「というかさー臭くなかった?なんか気持ち悪くなっちゃったよ。」

事務員K「ホントホントすごく匂ったー あれはちょっと迷惑かもー」

事務員T「私ちょっと会議室ファブリーズしてくるわ」


まるで害虫扱い。

かっこいいどころか「臭い男」で片づけれられてしまったかっこいい営業マン。
女心の難しさを思い知らされたしゅんちであった。

最後にもう一回言おう。


しゅんちにそのケは無い。










何回も言うと逆に怪しい。

という突っ込みはご遠慮願います・・・。


act 80 ゲーセンの不思議

ゲームセンター。略してゲーセン。
しゅんちはゲーセンが大好きである。

最近のゲーセンは暗くて煙モクモクの怖いお兄さん方のたまり場というイメージはなくなり、明るくておしゃれな感じのお店が増えてきた。
気軽に行けるアミューズメントパークのようなイメージになったようだ。
客層もガラリと変わり、デートスポットの一つとしてカップルもよく目にするようになった。

しかし、そんなカップル達が放つラブラブな雰囲気とは全く異質なオーラを漂わせたお客もいる。
そう・・・ゲーマーの存在である。

本来ゲーセンはゲームをするところである。
ゲーマーとはゲームセンターに毎日通い、任意のゲームを極める為に一人でやってくるのである。
最強の格闘家を目指す者。ハイスコアを目指す者。色々である。

しゅんちもそんなゲーマーの端くれである。
一人でゲーセン行くのもなんのその。

最近はまっているバーチャファイターをするため今日も一人でゲーセンに向かうしゅんち。
UFOキャッチャーなどで
「きゃーあれかわいい〜ねぇねぇ取って取ってぇ〜」「よーし真美子の為に俺がんばっちゃうぞぉ〜」
いちゃつくカップルを蹴散らせバーチャコーナーに向かうしゅんち。

すると、見慣れた顔ぶれのゲーマー達がひしめきあっていた。
先ほどのカップル達と同じ建物内とは思えないほどの雰囲気の違いである。

しゅんちは見学をしながらフトあることに気が付く。
いつも見かけるゲーマー達だが・・・

見慣れてるのは顔だけでなく・・・

毎回同じ服。

一人だけに限らず、毎回見かける人達のほとんどが同じ格好である。
いつ洗濯をしているのだろうか?
ひょっとして同じ柄の服を数着もっているのだろうか?

そんな疑問を抱えつつ数日がたった。
しゅんちはゲーセンに毎日行くほどではなかったが最近だいぶ上手くなってきたこともあり、味をしめ毎日行くようになった。

「さぁって!今日もゲーセン行くか!」

しゅんちはスーツを脱ぎ捨て私服に着替えようとしていた。

「んー・・・どうせゲーセン行くだけだしなぁ・・・なんでもいいか。昨日ゲーセンに着てったの今日も着てくか。」

そして昨日と全く同じ格好でゲーセンに向かうしゅんちであった。

・・・あれ?

数日前の疑問・・・



「毎回見かける人達は同じ格好」



身をもってその理由を理解する。

うしろゆびに気をつけよう・・・。


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