shunchiの極楽日記


act 106 ファーストフード店

しゅんちの住む松本市にあるファーストフード店は以下の通りである。


・マクドナルド


・ケンタッキーフライドチキン


・モスバーガー


・ドトール


・ミスタードーナツ





以上。







ごめん、本当田舎なんだ。

ロッテリアくらいありそうなものだがそういえば見あたらない。
東京では石を投げれば一件くらい入り口のガラスが割れるとまで言われている「スターバックスコーヒー」がようやく松本に進出するくらいなのである。
まだ噂だけだが。

そんなしゅんちが東京などに行き、見たことのないファーストフード店が立ち並んでいるのを見るとワクワクしてしまう。
ある日しゅんちは出張で東京に行き、見慣れないファーストフード店に入る。
初めて訪れる店はなんだか新鮮である。
様々な魅力的なメニューに目移りし、いっその事全種類食べてみたい気持ちを抑えつつメニューを選ぶ。
トレーを抱え、なるべく窓際の席へ座り見慣れない街並みを眺めながらハンバーガーをかじる。
ここまでは何事もなく平穏である。

しかし・・・
最後に罠が隠されていた・・・・



この店って・・・


食べ終わった後・・・







トレーはどうするんだ?


ファーストフード店には暗黙ルールがある。
それは店によって違う。

まず、マクドナルド。
基本的にトレーは自分で片づける。
ジュースの飲み残しや氷などを捨てる専用のゴミ箱まである。
しかし、マクドナルドの店内には「トレーは自分で片づけて下さい」とは書かれていない。

一方はモスバーガー。
この店は他の店とはひと味違い、まるでレストランのような高級感が漂うワンランク上のファーストフード店。値段は結構高め。

食べ終わった後、トレーを自分で片づけようとすると、
妙に揃った声で「そのままで結構ですよ〜。」と店員全員に言われ

毎回マクドナルドなのがバレバレ

礼儀正しいような気もするがなんとなく貧乏くさいので結構恥ずかしい。

こんな事があるので行き馴れていないファーストフード店に行く場合、多少の緊張が必要であった。
しかし、その日のしゅんちは好奇心に溺れ、そんな罠に気付かずにハンバーガーを呑気に食べてしまったのだった。

「う〜ん・・・どうしよう・・・。よし・・・周りをみてみよう・・・。」

しゅんちは今にも帰りそうな人がいないかキョロキョロしだす。
しかし、どうも本を読んでいたりタバコを吸っていたりして帰る気配のある人は見つからない。

「むむ・・・何もしてないのも手持ちぶさただよなぁ・・・。」

何もせずにボーっとしているのは結構アホっぽい。得意の妄想は人目に触れずにやるのが好ましいだろう。

しゅんちはもうすぐ飲みきってしまいそうなコーヒーを無くならないようにチビチビ飲む。
その時、奥の席でもうすぐ食べ終わりそうなサラリーマンを発見する。

「よし、あの人の様子を見ていよう。」

しゅんちはのんびりしているフリをしてサラリーマンの人の動きを張り込み中の刑事のごとくチェックするとこにした。
しばらくしてそのサラリーマンは食べ終えるが、なかなか席を立とうとしない。

「くっ・・・まだ帰らないのか?」

あまりチラチラみても失礼なのであくまで自然にナチュラルに・・・
一瞬目が合いそうになることもあったが必死に目をそらす。

と、その時、先ほどは帰りそうにも無かった小説を読んでいたOLがトレーを持ってスックと立ち上がった。
そして馴れたそぶり奥にあった棚に鮮やかトレーを片づけた。

「おお!そうか、この店は奥の棚にああやってトレーを置くのか!よしっ店を出れる!」

しゅんちはぬるくなってしまったコーヒーを一気に飲み干し、スックと立ち上がる。
すると、先ほどのサラリーマンの男もほぼ同時に立ち上がる。

どうやら同じ境遇だったらしい。

初めてのファーストフード店に入る時は気をつけましょう。


act 107 似たようなカンジ

ある日、支店長がしゅんちに仕事のメモを残した。

「○○社の萩村さんにTELして下さい。」

しゅんちはそのメモを見て困惑した。
仕方がないので一番歳の近い事務員さんに聞いてみることにした。


しゅんち「Kさん・・・ちょっといいですか?」


K「はい。なんですか?」



しゅんち「これってなんて読むんですか?」


しゅんち「萩」読めず。

K「えっと・・・私もよくわからないんですよねぇ・・・。」

しゅんち「だよねぇ。」


意気投合。


やはり萩を読むには年季が必要らしい。

漢字には似たようなものが多い。
かならず誰しも通る道が・・・

「萩」と「荻」。

キングオブスキーと名高い、オリンピックの有名人「萩原健二」。
実はハギワラだかオギワラだかわからなかったことは内緒である。

人の名前というのは大事で、呼び間違えというのはかなり失礼な事である。
なるべくなら呼び間違いはゼロにしたいものである。

しゅんちは結局、「萩」と「荻」が読めずに、年輩の先輩に聞くことにした。

先輩「おいおいっ そんな字も読めねえのか〜!」

その言葉覚悟済みです。

先輩「ケモノ偏が「荻」(オギ)秋が「萩」(ハギ)だ!よく憶えとけよ!」

なるほどケモノがオギか。

しゅんちは謎が解明し、満面の笑みで受話器に手をかける。

ピポパポ・・・

しゅんち「あっ もしもし?○○社さんですか?」

受付嬢「はい。○○社です。」

しゅんちは自信満々で「萩」を「ハギ」と読んだ。

しゅんち「えっと・・・ハギ・・・・・・・」




ハギ・・・




ハギ・・・




はぎ・・・?




ハギなんだっけ?


しゅんち「ハギワラさんいますか・・・?」

受付嬢「え?ハギムラですか?」

結局間違えた。


act 108 気分を変えて

「あ〜・・・喉乾いたなぁ・・・。ちょっとローソン寄るか。

今日の定食屋の漬け物ちょっとしょっぱかったんだよなぁ〜。だから妙に喉が乾くんだろうなこれは。
あんときもうちょっと水のんどきゃよかったなぁ・・・。
それにしても、なんで定食屋の水って妙にうまいんだろうな?
定食屋の水は氷が入ってるからうまいのかな?なんだろうなあのうまさ?

ここで水がうまいと勘違いして、今ボルビック買って飲んでも全然うまくないんだよねぇ・・・。
前やってみてすげー失敗したんだよね。カルピスの原液買ってボトルに入れようかと思ったぐらいだし。
「南アルプス天然水」とかいう名前じゃなくて、「定食屋の水」とかいう名前だったら今の俺なら買っちまうだろうな・・・。

それはいいとして、どれにしようかな・・・。
俺って、いっつもDAKARA(サントリー)買うから、たまには他のを買ってみようかなぁ。

炭酸系にするか?
しっかしさぁ・・・なんで最近のコンビニって500mlばっかりなんだろうな?
若かりし頃の俺ならコーラ500mlもいけたかもしれないけど、今の俺には100mダッシュ並に難しいよね。
フタできるってのはいいんだけど、炭酸系ってナマモノっぽいから後からじゃ飲む気しないんだよな。
ぬるくなると妙に泡でるし。
ん〜・・・炭酸系は厳しいかなぁ・・・。

じゃあ、ジュース系?

あっ なっちゃん(サントリー)にするか!
なっちゃんといえば・・・





なんだあの3代目なっちゃんって?







ていうか2代目居たのかよ?


俺の中じゃなっちゃんは永遠に田中麗奈なんだよね。
なっちゃんの本名が田中麗奈って知ったときショックだったくらい

なっちゃん=田中麗奈

なんだよね。
田中麗奈以外なっちゃんと認めたくないんだな俺は。
ちょっと邪道だよね三代目なっちゃん。
というわけでなっちゃんは却下だな。

う〜〜〜〜ん・・・コーヒーにするか・・・

いやぁ喉乾いてコーヒーはないだろ?
コーヒーってさ、喫茶店で頼んだとき一緒に水も飲むよなぁ?
コーヒーってば飲めば飲むほど喉乾くし。
結局、俺にとってコーヒーって飲み物だけど飲み物じゃないんかもしれないな。
今の俺の需要から考えると違うんだよなぁ。

なんかこう・・・もっとすっきりとして・・・

さっぱりとして・・・

ゴクゴクって飲める感じの・・・



・・・・・・




DAKARAだな。

落ち着く先は結局DAKARAなしゅんちでした。


act 109 ティッシュ

最近風邪をひいてしまった。

今年の風邪は喉から来るらしく喉が始めに痛くなって、そのうち喉の痛みは咳、痰へとなる。
そして、最終的には鼻水がでまくり、こうして普段通り話しをしているとじょじょに”はな”がずばっでぎでじだをむぐどはな”がずるずるどででも”う”じだを”むぐごどもま”ま”だらだくだっで・・・

ファスッファスッファスッファスッ(ティッシュを4枚取った音)

ずばばばびぃぃぃぃ〜〜〜んっ!ぐずっ・・・

・・・という具合なのである。

今日も仕事中に鼻水が止まらなくなってしまい、携帯ティッシュ(街角でもらったやつ)で鼻をかんでいたがそれも切れ、ティッシュを箱ごと買おうと思い薬局に寄るのだった。

新品の箱ティッシュを使うのは気持ちいい事である。
たっぷりと紙が詰まった箱から惜しげもなくティッシュを数枚取り、鼻をかむ行為は爽快の一言。
昔、兄がティッシュを箱で買わずに街をわざとブラブラしてティッシュをかき集め、それを使った方が経済的と言っていた。
しかし、携帯用のティッシュはきちんと折り畳んであるうえにどことなくカビ臭い。さらに肌触りが固く、爽快に鼻をかむ為の材料としては役不足だと思われる。
兄の考えに反し、携帯ティッシュは非常事態用であると自負しているしゅんちであった。

しゅんちは店内に入ると早速、たっぷりと入っていそうな大きめのティッシュ箱一つを抱え、今にも溢れ出そうな鼻水をぐずぐず言わせながらレジに向かう。

店員「いらっしゃいませ〜」

なんとなく張り切って見えるその店員はピッピッとバーコードを読む。

店員「お客様ちょっとよろしいですか?」

しゅんち「え・・・?あっはい?」



店員「このティッシュは何にお使いですか?」



しゅんち「え”!?」


なぜか動揺しているしゅんち。


しゅんち「は、は、鼻をかむだけですよっ!」


なぜか動揺しているしゅんち。


店員「あ〜あ、風邪ですね。」


しゅんち「そ、そうですよっ!!」


なぜか動揺しているしゅんち。


店員「それではこちらの風邪薬も一緒にどうですか?」


薬局で営業されたよ。

不況な世の中。
ティッシュ一つも営業が必要なのだろうか・・・。


act 110 お皿の裏を洗うだろうか?

家事の一つに皿洗いという作業がある。
しゅんちもたまにやるがかなりめんどくさい作業である。
あまりのめんどくささに数週間ほったらかし、異臭事件を引き起こすこともしばしば。
なるべく工程を減らして楽をしたい作業である。

ある友人の話で「汚れたお皿の上にお皿を乗せたら怒られた」という話しを聞いた。
お皿の裏は食べ物と接触することが無く、せいぜい手が触れるか、テーブルに置く程度である。
しかし、食べ終わった後のお皿の上にお皿を乗せると裏面が汚れてしまう。
元々汚れない部分をわざわざ汚すなと言いたいのだろう。
要するにお皿の裏を洗うつもりがないらしい。

「汚れたお皿の上にお皿を乗せるな」

確かに、これは理にかなってると思う。

しかし、しゅんちはお皿の裏までしっかり洗う。
めんどくさがりなはずのしゅんちなのだが、なぜかこれだけは心に決めていたのだった。
なぜだろうか?

・・・話しはさかのぼり、一人暮らしを始めた1年目。
色々やってみたかったしゅんちはまず、自炊を試みる。
その時、実に様々な作戦を実行した。

その作戦の一つが「サランラップ法」
皿洗いは面倒なので、なんとかその行程を減らそうという目的の元に作られた作戦である。

内容は簡単。
食器にサランラップを巻く。
そして、ご飯やおかずをその上に盛る。
食事後は汚れたサランラップを丸めてゴミ箱に捨てるだけ。
食器は汚れず後かたづけも簡単という非常に合理的な作戦であった。

当時のしゅんちは自分の作戦に酔いしれ知人友人に教え周り、天狗になっていたものである。
天狗になるほど大した作戦ではない。

しかし、そんな作戦を1ヶ月ほど続けた頃、ある疑問が生じたのである。

しゅんちは昔の記憶を思い起こしていた・・・
小さい頃、隣に住んでいたおばちゃんの家に遊びに行った時のこと・・・
しゅんち少年は犬にエサを与えるように頼まれた・・・
馴れない手つきで缶詰を開け、サランラップに巻かれたエサの器に・・・ちょっとまて。



これって・・・







「サランラップ法」=犬のエサ







犬レベルだったのか。(落胆)



<教訓>
「皿を洗ってこそ人間らしい食事」


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