shunchiの極楽日記


act 121 二日酔いの朝

しゅんち「おはよぉ・・・」

母「あら。おはよう。なんか具合悪そうね〜。」

しゅんち「うん・・・ちょっと二日酔いで気持ち悪いんだよねぇ・・・。」

母「朝御飯食べれる?」

しゅんち「うーん・・・。ちょっとだけ食べようかな・・・。」

母「じゃあお茶漬けでさらっとやりなさい。」

しゅんち「そだね・・・それじゃ、いただきまーす。」


・・・


しゅんち「ふー 案外食えるな。」

母「あんた具合悪いならこれも食べなさい。」

しゅんち「ん?ほうれん草?」

母「二日酔いにはいいのよこれ。」

しゅんち「そうなの?」

母「猫はね胃腸が悪いときは草を食べるものなのよ。」

しゅんち「ふむ」

母「だから草でしょこれも。」

しゅんち「あっそうか。これも草か。じゃいただきます。」







・・・・








しゅんち「ちょっとまて。いま適当な事言ったろ?」

母「え・・・?」



しゅんち「猫は毛玉を吐くために草食べるんじゃなかったけか・・・?」



母「あら・・・(笑)」



相変わらず適当な母である。


act 122 親子の形

世間には色々な親子がいる。種類も様々だろう。
しゅんちは親と仲が良い。
一緒に遊んだり飲んだりとまるで友達感覚である。
世間的にみると少し異常な家族と思われてしまっても仕方ない。

よく女の子でお母さんとまるで女友達のように仲が良いという話を聞く。
お互いを名前で呼び合い、一緒に買い物に出かける。
年上の気の合うお姉さん感覚なのだろうか。

これらを考えると、どうも昔と比べ親子関係が変わってきている気がする。
仮にサザエさん一家を見てみよう。
サザエさんは昭和初期の頃の作品とあって、設定なども昭和初期の家庭がモデルになっていると思われる。

毎回、茶の間の中心には必ず波平さんが座っており、威厳を保っている。
子供たちは全員正座。
すぐにでも説教が始まりそうなそんな雰囲気をかもしだしている。
これは親子の上下関係が明確である。
仮にカツオ君が波平さんのはげ頭をピシャリと叩き、

「親父ッ 最近会社どうよ?」

なんていう想像は微塵もできない。

サザエさんのような家族は現代社会から考えると逆に珍しい風景に思えてしまうのだ。
やはり昔に比べると親の存在や上下関係が変わってきているのだろう。


・・ある日、会議が本社で行われることになった。
しゅんちは課長と事務員のKさんを乗せ、本社のある長野に向けて高速を走らせていた。

課長「いや〜悪いねしゅんち君。運転してもらっちゃって。」

K「ありがとねしゅんち君。」

しゅんち「いや〜いいですよ。」

助手席に座った課長はあくびをする。

課長「ふわぁ〜今日は朝早くてねぇ〜なんだか眠いよ。」

K「課長何時頃起きられたんですか?」

課長「4時だよ。」

しゅんち「よじぃっ!?そりゃまた早いですねぇ。何があったんですか?」

課長「いやぁ〜娘が朝、勉強するっていうからさぁ〜。」


ちょっとまった。


しゅんち「べ、勉強するのは娘さんですよね?」


課長「だから、朝起こしてやる為に俺も早起きってわけだよ。」


しゅんち「な、なんですかそれ!?」


時速120kmで車を走らせながらいきりたつしゅんち。


K「やさしいお父さんなんですね。うふふ」


しゅんち「絶対変ですよ!!だって娘さんもう高校生でしょ?自分で起きれるでしょ!?」


課長「俺だって大変だよ〜?毎日送り迎えしてるし、毎朝洗面台を暖めてやるのも俺だし。」


しゅんち「ちょっとちょっと、Kさん!なんか言ってやってくださいよ!」

K「うふふ。やさしいお父さんでいいんじゃない?」

しゅんち「えーーーっ 絶対変ですよ!怪しいくらい仲良すぎるッス!」

K「まあ、そう言う私も実家に帰ったらお父さんの布団で一緒に寝るしなぁ〜。」






ブボッ。





しゅんち「い、今・・・一緒に寝るって言いました?」


K「たまに足とか絡めるし。」



ごめん、変な妄想止まらないよ。


課長「Kさんとお母さんって体型似てる?」

K「えっと、お母さんのほうが太ってますかね。」

課長「ほう。じゃ、大丈夫か。」


何を聞いてるんだか課長。


親子の形・・・
実に様々であると痛感させられたしゅんちであった。


act 123 朝食のすすめ

普段、しゅんちはほとんど朝食を食べない。
会社に行かなくてはならない平日の朝食摂取率は限りなくゼロに近い。
しかし休日のしゅんちは心のゆとりがあるせいか朝食を食べる事が多い。
朝食を採るというよりも優雅な休日のブレックファーストを満喫したいからである。

自分で料理をすることが少ないしゅんちの朝食はほぼ外食である。
最近の外食産業は朝メニューもかなり力を入れており、朝限定の「朝食メニュー」などがあり楽しいのである。
そこで、しゅんちがお薦めする朝食をいくつか紹介しよう。

 1.吉野家

吉野家の朝食メニューは「納豆定食」「紅鮭定食」「得朝定食」の三種類である。
メインが納豆&卵であるか紅鮭であるかという違いで、あとは味噌汁とご飯、漬物、海苔がついてくるのである。
そして「得朝定食」とは、前述二つの定食の複合系で、納豆と鮭とさらに生卵までさらに海苔までついてくるのである。
ここで気をつけなくてはいけないのがどれをごはんにかけりゃいいのか困るという点。
卵かけ海苔ご飯の上に納豆が乗ることになり、朝からお祭り騒ぎとはこの事である。
そこでしゅんちの提案だが、



納豆はピンで食え。



 2.マクドナルド

朝食メニューということでは恐らく一番有名なのがマクドナルドだろう。
マックマフィンなど朝だけの限定メニューが楽しめる。値段もかなり手頃。
「AM」を「A(朝)M(マック)」ともじったキャッチコピーは芸術と言っても過言ではないだろう。
ここで警戒しなくてはならないのが全メニューについてくるハッシュポテト。
マッシュポテトを固めてコロッケのように固めて油で揚げてあるのだが、これって



前の日のポテトの余りじゃないのか・・・?


 3.ロイヤルホスト

ロイヤルホストの朝食メニューはなんとなく高級感漂う。
なんだか一流ホテルの朝食を食べている錯覚に陥るのである。
窓際の席に座りコーヒーを優雅に飲みながら、休日出勤をしている慌しそうな人をみると妙に優越感に浸れるのである。
よりいっそう優雅に高貴にブレックファーストを迎えたい人向けのお店である。

ここで注目したいメニューはなんといっても「パンケーキ」。
メニューにも「特製」とうたっており恐らくお奨めメニューなのだろう。
しかし、ベーコンがパンケーキの上に乗っているのである。
メープルをどこにかけりゃいいのかそれだけがである。

 4.ガスト

最近お気に入りなのがガストの朝メニューである。
ガストお得意のドリンクバーとスープバーに加え、目玉焼きやスクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージとラインナップされている。
さらに驚く点が、パン、ご飯、くるみパン、フォカッチャがお替わり自由。

朝から胃がもたれること必至。

値段も480円〜600円くらいとリーズナブル。
しゅんちの最近のお気に入り店である。

 5.松屋

出張などに行った時はこの店を利用することがある。
なぜ出張した時といえば、松本にはこの店がないからである。ごめん田舎だ。
この店で注意しなくてはいけないのが、食券制であることを知らずに席に座り、店員に
「あっ まずは食券をお買い上げください。」
と、あまり来たことがないことがバレバレ。
慣れたそぶりで入店したときほど気をつけよう。

・・・以上がしゅんちのこだわり朝食すすめである。
結論を言うならば、


そこまでこだわるなら平日の朝食をなんとかしろという話である。


act 124 行列のできる街2

東京に用事のできたしゅんちは空いた時間に東京に住むネット仲間のしゅのんさんに会いに行った。
しゅんちが来ると聞き、せろっちとぞろさんも来てくれ、皆で昼食を食べることにしたのだった。

連れてってもらった店はタイカレーのお店。
なかなか本格的な店で、しゅんちは初めての体験であった。
皆、昼食を食べながらタイカレー専門店で雑談に花を咲かせていた。


おしゃれなタイカレー屋で


男四人がテーブルを囲み


ゲームトーク爆裂。

しゅんち「最近UOやってます?」

せろっち「え・・・なにそれ?ユーオーって?」

しゅのん「あぁ〜地方出身者はそう呼ぶ事が多いんだよね。「うお」の事だよ。」

せろっち「ああ〜「うお」か。ユーオーとは言わねぇな。」

しゅんち「あら・・・そうだったの?」

かなり場違い雰囲気。

しゅのん「ところでしゅんち君今日の用事は何時から?」

しゅんち「えっと・・・新宿6時なんですが、ここから何分ですかね?」

しゅのん「こっからだと、30分くらいかな?」

しゅんち「えーー!結構かかりますね!」

せろっち「え?30分じゃ近いほうだろ?」

しゅんち「そ、そうなんすか?」

田舎に暮らすしゅんちにとって30分あればかなり遠くに行けるのである。
その時、フト先日従兄弟に聞いた東京の出勤状況を思い出すしゅんちだった。

しゅんち「えっと・・・みんなは出勤時間どのくらいですか?」

しゅのん「俺はだいたい・・・1時間半くらいかな?」

しゅんち「んげ!」

せろっち「俺は・・・車1時間くらいか。近いほうか。」

しゅんち「へ・・へぇ〜。」


言えやしない・・・



とても言えやしない・・・


マイカー5分だなんて。

都会に暮らす人達にとって会社までの所要時間1時間はあたりまえなのだろう。
しゅんちの場合1時間もあれば実家に帰れるほどなのである。
改めて都会に暮らす大変さを感じるしゅんちであった。

ぞろ「俺は30分かな。」

しゅんち「おっ 割と近い!」


ぞろ「歩きでだけど。」


そこは近所だろ。

せろっち「俺、学生の頃も遠かったな。電車で1時間半だった。」

しゅんち「うげっ」

通学もそのくらい時間がかかるのか・・・。
都会の常識が徐々にわからなくなってきたしゅんち。


ぞろ「俺も1時間くらいかかったよ。」


しゅんち「うへ・・・」


ぞろ「ひとつ丘越えるけど。」


そこは田舎だろ。


田舎に住んでることが発覚してしまったぞろさんであった。


act 125 報われる仕事と報われない仕事

しゅんちの会社の夏の恒例行事に「大掃除」というのがある。
草刈りからはじまり、床のワックスがけや建物の補修などの作業を真夏の炎天下の中、行うというキチガイのような行事である。
今年のメイン作業は駐車場のライン引きをすることになった。

ライン引きとはアスファルトに白ペンキを塗る作業である。
真夏の昼間のアスファルト這いつくばりペンキを塗る作業。地獄のような作業になることは火を見るより明らか。
そしてしゅんちの会社での立場は下っ端。
どう考えてもこの仕事はしゅんちに回ってきそうだったので、開き直り自ら作業を志願するのだった。

ホームセンターで買ってきたライン引き用のペンキを容器に移し、ローラーでよくかき混ぜる。
そして、現場へ移動しラインの上を竹ぼうきでよく掃き砂やごみを取り除いた後、いよいよ着色である。
額の汗を拭いつつローラーを慎重に転がし、徐々にアスファルトにペンキを塗っていく。
焼けたアスファルトからの照り返しがきつく軽く立ちくらみを起こすしゅんち。
しかし、振り返ると鮮やかに着色されていく白いライン。見ているとなんだかペンキ塗りが楽しくなってくるのだった。

課長「ほお!しゅんちくんなかなかうまいじゃないか!」

草刈り作業を終えた課長がしゅんちに話し掛けてきた。

しゅんち「えーそうですかね?あはは」

どうやら他の人たちは草刈りを終え、建物内の作業に移るようだ。
しゅんちに通りかかる皆が口々にねぎらいの言葉をかけてくれる。

先輩「いやいやご苦労さん!」

上司「大変だねぇ〜ご苦労さん!ご苦労さん!」

先輩「結構うまいもんだね。」


ちょっとまてよ・・・


このライン引きという作業・・・
この作業は床拭きなどとは違い作業の成果が一目瞭然。なにしろアスファルトにどんどん線が引かれていくのである。
こんなに派手な作業はない。
誰が見ても白い線が引かれていることに気づき、しゅんちの作業の成果を認めてくれるだろう。
さらに一見作業場が過酷に見えるため休憩は取り放題。むしろ「休み休みやれ」と心配までされる至れりぶり。

舞台で例えるならどんな些細な演技でさえも注目され評価される・・・

これは間違いなく・・・


主役の王子様役。


おっと・・・


・・・これは悟られてはいけない。


・・・ばれてはいけないんだ


おいしい仕事だと・・・。


・・・つらそうな顔をするんだ


この仕事は誰にも渡してはいけない・・・


課長「いやいやご苦労様〜 結構やったね〜大したもんだ!」

しゅんち「いやぁ結構大変でしたよ。」



装え・・・



苦労を。


しゅんち「ふー 暑い暑い」

課長「ふ〜ん・・・案外楽しそうだね?」

ギクッ

しゅんち「じ、じゃあ、代わってくれます?」

課長「いやいや、大変そうだからいいよ。」

しゅんち「そうですよね〜。」

我ながら素晴らしい切り替えし。

しかし、課長はしゅんちの作業に興味があるのかずっと見ていた。

すると・・・

課長「よしっ ちょっと代わってやるか。」


緊急事態発生。


大丈夫さ・・・

ちょっとやってみたかっただけさ・・・

すぐに・・・

しゅんち「あの〜・・・課長もう代わりましょうか?」

課長「いや、大変そうだからこのまま代わってあげるよ。」


なんてこった。


ペンキ塗り作業が楽しいことに気づかれ、課長に職を奪われたしゅんちはがっくりしながら事務所内に入っていく。
すると室内のワックスがけをしている先輩につかまる。

先輩「あっ 手空いてる?だったらトイレの壁拭いてくれない?」


なんてこった。


そしてしゅんちはトイレの壁拭きをしぶしぶはじめる。
しかし、その壁は花柄のタイルのような壁だったので拭いてもいまいちわからず。
拭いても拭いても綺麗になっているのかわからない。
さらにこの真夏のほとんど換気されない個室はまさに蒸し風呂状態。
炎天下のアスファルトよりも暑苦しいうえにトイレであるがゆえに息苦しい。

この作業は舞台で例えるなら裏方で誰の目にも触れずに重労働をこなす間違いなく


大道具係。


ひーひー言いながら作業をしていると先輩が見にきてくれた。

先輩「どーよ?おおっ やってるね。」

しゅんち「これって綺麗になってるんですかね・・・?」

先輩「そりゃなってるだろ〜 ここなんか綺麗になったじゃん。」


しゅんち「いや、そこはまだ拭いてません。」


するとライン引きを終え、満足そうな顔で課長が部屋に帰ってきた。

課長「おやっ しゅんち君今度はトイレの壁拭きか。」

しゅんち「は・・はい。綺麗になってるんだかよくわかんないんですが・・・。」

課長「いやいや、綺麗になってるよ!特にこの上の壁なんて・・・」



しゅんち「・・・だからそこはまだ拭いてません。」



報われないよこの仕事。


世の中の仕組みを垣間見たような気がしたしゅんちであった・・・。


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