shunchi極楽日記


act 155 七味

箸を取りに食器棚を行くと奥の方で七味を発見した。








賞味期限は1年ほど切れている。




七味は使い時が難しいような気がしていた為ついついあまり使わずに戸棚に眠っていたのである。
久々のご対面であった。

・・長野の名産といえば色々あるのだが、実は七味唐辛子というのもその1つなのである。
「八幡屋磯五郎」というメーカーで善光寺のおみやげとして長野の人は誰もが知っている有名土産なのである。
普通に売っている七味よりも香りが強く高級なのである。

以前に、カップそばの「緑のたぬき」にハマっていた時に買って、その後マイブームは下火となり七味の出番も減ってしまったというわけなのである。




「・・・1年切れてても大丈夫だよな。乾き物だしなぁ・・・。」


というわけで、夕食に華を添えるべく高級七味を手にとるしゅんち。
華を添えるといっても









スーパーの半額総菜であるが。



・・しゅんちが買ってきた総菜は焼き鳥、ポテトサラダ、揚げ出し豆腐、おにぎり、漬け物盛り合わせ、カップみそ汁。

まず、手始めに焼き鳥にかけてみる。
七味と焼き鳥というのは良く合う組み合わせのはずである。

というわけで七味をパラパラ。




うん、うまい。



1年切れてるとはいえまだまだ食べられるレベルの七味に満足なしゅんち。
辛みも全盛期の勢いはないものの、そこそこであった。
安っぽい焼き鳥もなんだか高級七味のおかげでパワーアップした感じである。

発泡酒をぐびっと一口呑み、お次に揚げ出し豆腐に手を付ける。
これも、七味とよく合う組み合わせである。

迷いなく七味をパラパラ。



うん、うまい。


七味のおかげで気分がよくなったしゅんちはビールが次々に進む。

お次ぎはポテトサラダ。

ポテトと辛いのってのも合うんじゃないか?
カラムーチョなんてのもあるし・・・。


というわけで、七味をパラパラ。



うん、うまい。



次はみそ汁。


まてよ・・・豚汁に七味って入れるよな・・・。
みそ汁にも合うんじゃないか・・・?


というわけで、七味をパラパラ。



うん、うまい。


次はおにぎり。


中身は鮭。鮭と七味ってのも合いそうだ。


というわけで、七味をパラパラ。



うん、うまい。


次は漬け物盛り合わせ。


甘辛い漬け物にぴりっと刺激があってもいい感じか・・・?


というわけで、七味をパラパラ。



うん、うまい。




おい、止まらないぞ。


一度七味をかけはじめるとなんでもかけたくなってしまう。
七味のストライクゾーンの広さにビックリである。


マヨラー・・・いや、






シチラーにでもなりそうなしゅんちであった。


act 154 一人外食レベル

一人暮らしで問題になってくるのが食事。
最初の頃は面白がって自炊をしたものだが、最近は全くやる気がない。
ほとんどが外食に頼ってしまうのである。

しかし、一人暮らしをはじめた頃は一人で外食をした経験がほとんど無く、かなり抵抗があった。
しょうがなく一人でお店に行ってもなんとも惨めな感じがして、周りからは「あの人1人でさみしそ〜。」だとか言われてるんじゃないかと被害妄想を膨らませていた。
しかし今となっては一人外食は普通。日常茶飯事である。
雑誌を横に置いて読みながら食べる行儀の悪い行為も何のそのである。

こんな外食産業に頼っているしゅんちではあるが、実のところお店によって一人外食の難易度がかなり違う。
そこで、一人外食を難易度別に紹介してみよう。




<一人外食レベル・・・初級>




「吉野家」


一人外食の定番。カウンター席ばかりという事も一人で来やすい要因だろう。
最近は女性一人でも入りやすい雰囲気と評判が高い。

座って注文したとたんに運ばれてくるので滞在時間も短くなり気まずさも低減である。
一人外食をはじめるならばまずはここ。
しかし、BSE問題の為、肝心の牛丼が中止しているのが残念。復活期待。




<一人外食レベル・・・初級>





「ラーメン屋」


ラーメンブームの波に乗り、似非ラーメンマニアが増えている。
そのためか、一人でラーメン屋に来ている人が結構多い。
「美味しいラーメンを求め、一人で食べ歩いているぞ」っていうような面持ちでお店に行くと難なく入れる。
無言でラーメンを食べ、無言でお金を払い去って行くとちょっとかっこいい。(のか?)

そんなしゅんちも似非ラーメンマニアである。




<一人外食レベル・・・中級>




「マクドナルド」


テイクアウトしてしまえば楽なのだが、ここはあえて店内で食べたい。
ちゃんと一人用のカウンターのような席もあり一人外食としてはまだ易しめ。
ワイワイガヤガヤと楽しそうにしている小さい子供を連れた家族や、いちゃいちゃしてポテトをアーンしている高校生カップルの存在がちょっときつい。
去り際は無言でスマートにトレーを片づけるのが吉。




<一人外食レベル・・・中級>




「回転寿司」


つい最近まで一人でいくのはかなり気まずいと思っていたが、意外に一人で来ているお客の多さにびっくり。
馴れてないと干からびた目の前を回る寿司しか食べれないが、できればインターホンでの注文にチャレンジしてもらいたい。
たまにインターホンでの声がちゃんと聞こえてない時が少々痛い。




<一人外食レベル・・・上級>




「ファミレス」



一人で座る席がほとんど無く、かなり苦しい。
暇つぶしにお客ウォッチングしているような客に後ろ指をさされる危険性も。
但し、小脇に本などを持っていると難易度はグッと下がる。本をアピールしてみて。




<一人外食レベル・・・師範代>




「焼き肉屋」


しゅんちには未だ踏み込めない前人未踏の地である。
一人で孤独に中ジョッキ片手にタン塩を焼いて黙々と食べてれば逆に男前だろうか。
いつかチャレンジしてみたい場所である。




<一人外食レベル・・・神>




「もんじゃ焼き屋」


最近あちこちに見かける「もんじゃ焼き居酒屋」。
ここに一人で行けたならもう一人外食マスターを名乗っても文句はないだろう。
後ろ指も気にせず無心でヘラを振り回し、もんじゃをチマチマ食べてもらいたい。
もう周りからはもんじゃマニアだと思われても仕方がないだろう。
何かのゲームの罰ゲームとしてやってみてはどうだろうか。


・・以上がしゅんちの難易度別一人外食のすすめである。

ちなみにしゅんちのレベルは「中級」。




とりあえず目標は手ぶらでファミレス狙いか・・・。


act 153 支店長の呼び出し

支店長「しゅんち君!ちょっとこっち来てもらえるかね?」

支店長の席は部屋の一番奥である。
なにやら用事らしく遠くからしゅんちを呼びつける。

寂しがり屋の支店長はちょくちょく何か用事を作り、皆の居る席にウロウロやってくる。
しかし、今回の向こうからやって来ず、遠くから呼びかけた場合は要注意である。
大抵ろくな事がない。



<呼び出された可能性その1>




お説教。





<呼び出された可能性その2>




なにかやっかいな頼み事。



<呼び出された可能性その

支店長「なにやってんだ。早く来なさい。」


・・しゅんちは覚悟を決め支店長の座る部屋の奥へと向かった。


支店長「まあ、そこに座りなさい。」

しゅんち「は・・・はい。」

支店長「んま〜そのなんだ・・・新年も明けたことだし。ちょっと君に話して置こうと思ってね。」

しゅんち「はい・・・。」

支店長「君はもう入社して何年目だ?6年か?いや、7年か?」

しゅんち「まぁ、そんなとこでしょうか・・・。」

支店長「君自身自分の立場はどう思ってる?」

しゅんち「いやぁ・・・どうって言われましても。」

支店長「いつまでも下っ端のようなイメージだったかな?ははは」

しゅんち「そうですかねぇ・・・。」

支店長「もうそのくらいだったら立派な中堅社員ってとこだな。」

しゅんち「そうっすか・・。」

そう言うと支店長はなにやら紙切れをペラペラとめくりだす。

支店長「営業成績は・・・。まぁ、悪くはないけど・・・



これじゃ困るんだよ。」





こりゃお説教だ。



支店長「まだ、先輩達に頼ってやしないかい?」

しゅんち「いや・・・」

支店長「いつまでも新人気分でいてもらっちゃこまるんだよ!」

しゅんち「す、すみません・・・。」

支店長「君が一番若いんだから、先輩達をリードして会社をぐいぐい引っ張ってくような社員になってくれよ!」

しゅんち「は・・はい。」

支店長「ほら!ネクタイビシッと締めて!」

しゅんち「は、はい!」

支店長「頼むよ!本当に!

しゅんち「わ、わかりました!」」

支店長「あーそれからね。もう一つあるんだけど。」

しゅんち「は、はい?なんでしょ?」





支店長「玄関汚れてたからほうきで掃いといて。それから、応接のお茶も片づけといてくれよ。







下っ端であることは変わらないらしい。


act 152 雪の日の運転

長野は雪国である。
雪国で気を付けなくてはならないのが雪道での運転。

まず必須装備としてはスタッドレスタイヤの装着。
雪国では常識アイテムで、町中でチェーンなど履いてる車は99%が他県の車である。
雪が降りそうな時期を見計らって履き替えるのだが、替えてから数週間晴れが続くとかなりくやしい
おまけにスタッドレスタイヤは柔らかくすぐに減ってしまいそうなので晴れた日に履いていると損した気分なのである。
しかし雪というものはわからないもので、急に降り始め取り返しの付かない事態になってしまうのでタイヤの換え時は重要なのである。

今年も暖冬と言われながらも石橋を叩き早い時期にタイヤを替えたしゅんち。
その備えとは裏腹に、暖かい日が続きすっかり雪の存在を忘れていた。
しかし、「最近本当暖かいね〜」なんて呑気に言っていた矢先に突然の雪、雪、雪。







大雪。



来たよ!出番来たよ!

ようやく履き替えたタイヤに真価を発揮する時が来たと呼びかける。
しゅんちはタイヤを早めに替えたという優越感に浸りながら車を雪の中走らせていた。

雪?そんなもの知らないね?いくらでも走れるぜ〜!

なんとも頼もしいスタッドレスタイヤ。
ちょうど、雨の日に長靴を履いて出掛け、水たまりに突っ込むような気分である。

・・しかし調子に乗るしゅんちに対抗してか、次第に強まる雪。
いつしか雪は真横に振ってた。そう、まさに吹雪。

みるみるうちに道路に降り積もっていく雪。
これではさすがのスタッドレスも荷が重い。
降り積もってゆく雪に比例して不安も積もってゆく。

徐々に心細くなってきたしゅんちだが長年運転してきた経験を思い出し乗り越えようと試みた。


<雪道テクニック1>


坂道は停車せず超徐行。


かなり危険なのが坂道発進。
完全に車が止まってしまうと、再び走り出す時にスリップの危険性がかなり高い。
後ろにツルツルと滑りだし後続車に接触の可能性もある。

ここで使うのが超徐行。
坂道での信号が赤に変わったら、遠くから超徐行をはじめる。
徐々に徐々に進んでいれば例えタイヤが滑っていてもとりあえず登ってるのである。

しゅんち「おっと、前方の信号赤!超徐行開始ぃぃ!」

青に変わる瞬間にタイミングを合わせミリ単位で信号に近づく。
青になったらアクセルをゆっくり踏み慎重に坂を登る。
とりあえずこの場はテクニック成功である。


但し、坂道の前で止まればいいという話もあるが。


道路で一番危険な状態というのが、凍り始めた路面の上にうっすらと雪という状態である。
ある程度積もってしまえば逆に安全なのだが、そういったこともあり降り始めというのは危険なのである。
ブレーキも一掃気を使うのである。

その時に使われるテクニックが・・・


<雪道テクニック2>


滑りはじめたらブレーキ連打。


雪道事故の原因一番がブレーキングミスによる追突。
ぶつかりそうになり焦ってブレーキを思いっきり踏んでしまうとタイヤがロックしてしまう。
雪道は滑る為簡単にロックしてしまう。
タイヤがロックしてしまうと車は止まるどころか華麗に滑り出し、ハンドルも効かないという金縛り状態になってしまうのである。
そこで、ブレーキを小刻みに連打するのである。
するとタイヤはロックすることなく徐々にスピードを落とすことができるのである。


但し、車にABSが付いてれば一発解決という話もあるが。


しゅんちが乗ってる安い車のみ必要不可欠なテクである。

(ABS=アンチロックブレーキングシステムの略。要するにこのテクを自動的にやってくれます。)


しゅんち「うわっ やべっ 滑ってる!連打ぁぁぁぁ!!」

ここがクセである貧乏揺すりが発揮される時である。
ブレーキランプが激しく点滅させ後ろの車にこの車が安物である事を自己アピール。

そして車は滑る事をやめストップ。
テクニックは成功である。

そしてしゅんちはこれらのテクニック(たった2個しかないが)を使い無事に帰ることが出来たのだった。
雪国での運転とは大変なことなのである。
早く雪の心配の無い季節がやってくることを願うしゅんちであった。


明日の雪かき嫌だなぁ・・・。


act 151 仕事初め 2004

9連休という長い正月休みが終わり、1/5は仕事初め。
正月の暴飲暴食で弱った胃腸と、連日の夜更かしと寝過ごしで狂った生活のリズム。
恐らくこの日が一年で一番体調の優れない出社ではないだろうか。

会社に行き新年の挨拶をした後、神社へのお参りである。
この神社でのおみくじこそがしゅんちにとっての新しい年のスタートである。

神社に到着するといつもの場所に建物がない。
どうやら、最近改築工事をしたらしく新しい建家が別の場所に建っていた。
一行は巫女さんに新しい建家の待合室に案内され祈祷の順番を待つことに。

皆はお茶を飲みながら
「建物が立派になったねぇ〜。」
「神社ってのは結構儲かるものなのかねぇ?」
「ところで普段神社の経営ってどんなのかね?」
などと、毎年の会話とはちょっと違った内容で盛り上がっていた。

・・しばらくすると、巫女さんが皆を迎えに来た。順番が来たらしい。

この神社の祈祷する場所は吹きさらしの恐ろしく寒い所なのである。
毎年この寒さに耐え抜いてこそ健康な1年が送れると信じていたしゅんちだが








床暖完備されてた。


・・どうやら改築した際に本堂の畳も工事したのだろう。
畳から温もりが伝わってきて、ヘタすればこのまま眠りにつけそうだ。

坊主丸儲けってのは本当なのだろうか?でも、快適になればなるほどに逆に御利益は減ってしまってないだろうか?などと考えていると祈祷は終了。

そして御神酒を一口もらう。
普段日本酒など飲まないのにこの時ばかりはコップで飲みたいと思いつつこの場を後にした。

そしていよいよおみくじタイムである。
売店に向かい、100円を巫女さんに渡し、祈りを込めて筒をシェイク。

今年の運勢は・・・!



















オチ無し。

なんとも差し障りのない結果に微妙な気分のしゅんちであった。

こうして、2004年が始まった。
どんな1年になるのかな・・・?


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