shunchi極楽日記


act 170 歯医者に行く2

先日から歯医者に通っている。
神経を抜くという大手術を先日行い今回はその後工程を受けるため治療を受けに来たしゅんちであった。


歯科医「どうでした?痛みとかありましたか?」

しゅんち「はい。最初は痛かったんですけど、今は大丈夫です。」

歯科医「はい。わかりました。それじゃあ今日はもう一回薬を詰めなおしますんでね。」

しゅんち「はい。」

歯科医「それで、その後せっかくなんで歯石を取りますね。」

そして、薬を詰めなおす作業をした後、歯科衛生士のお姉さんを呼ぶ歯科医。
するとかわいい感じのお姉さんにバトンタッチをした。


お姉さん「こんにちわー。それでは、まず歯石を取りますね。」

しゅんち「はーひ。(はーい)。」

お姉さん「ひょっとしたら痛いかもしれないので、痛かったら手を挙げて下さいね。」

しゅんち「はーひ。(はーい。)」

かわいいお姉さんだった為か心なしウキウキのしゅんち。
なんだか恐怖心もうすれ



ガリガリガリッ!!



しゅんち「!!!!」








超激痛。


転地がひっくり返るほどの激痛。

授業でもほとんど手を挙げた事のないしゅんちであったがこの時ばかりは誰よりも早く、誰よりも真っ直ぐに手を挙げるのだった。


お姉さん「あれ・・・痛いですか?」

しゅんち「はひ・・・かなひひたいでふ。(はい・・・かなり痛いです。)」

お姉さん「んー・・・それじゃ機械じゃなくて手でとりますね。」

しゅんち「そっひでおへがいひまふ・・・。(そっちでお願いします。)」

お姉さん「じゃあいきまーす・・・。」



ガリッガリガリッ!!



しゅんち「!!!!」








超激痛再び。


手を挙げるというよりも挙げっぱなしでいいですか?


かわいい姿とは裏腹に恐ろしい攻撃を繰り出すお姉さん。


お姉さん「うーん、やっぱり痛いですか?歯茎が相当弱ってますね。もう少し取ります。」


あまりの痛さに恐怖を憶え体が軽く震えだすしゅんち。
さっきまで開けていた口も閉じかけようとしていた。




だめだ・・・




閉じちゃだめだ・・・




男だろ・・・?



いい大人が痛がってばかりじゃ格好悪いじゃないか・・・



勇気を見せるんだ・・・




勇気を示せ!



そう自分に言い聞かせるしゅんち。
勇気の証として、弱気に閉じかけていた口を大きく開く。


お姉さん「あっ・・・今、前歯やってるんでそんなに口開けなくていいですよ。」


勇気無駄撃ち。


・・そして恐怖の歯石取りも終盤に差し掛かった。

お姉さん「それじゃ口をゆすいで下さいね。」

しゅんち「は、はひぃ・・・(は、はいぃ)」


痛さのあまりに震える手でコップをつかみ口をゆすぐしゅんち。



ブクブク・・・



ぺっ





吐血。


3ラウンドぐらい殴られたボクサーのごとく口に含んだ血だらけの水を流しに吐き捨てるしゅんちであった。

こうしてなんとか恐怖の歯石取りも終了した。
手はじっとりと汗ばんでいた。

どうやら、しゅんちは歯を磨くのが下手らしくだいぶ歯槽膿漏だったらしい。
そのため出血も激しかったようだ。
これだと歯は弱り、虫歯になりやすいということであった。

そしてこの後、お姉さんに歯ブラシの講習を受けることに。


さあ!みんな!歯ブラシの準備はいいかい?
これからしゅんちと一緒に正しい歯磨きするよー!


1.歯磨き粉は極少量歯ブラシに乗せます。


2.上の奥歯の裏からはじめます。
 右奥から左奥へと、そして下に移行します。


3.歯ブラシの先端を歯と歯茎の間に滑りこませるようにして動かします。
 歯茎が弱っている方はかなり血が出るかと思います。血に驚かないで。


4.上も下も裏側を良く磨いたら表の歯に移ります。
 歯並びの悪い人は歯ブラシを縦にして、歯と歯の間に毛先を滑りこませるような感じで磨きます。
 もちろん歯と歯茎の間も意識して。


できたかなー?


ポイントは


「歯茎と歯の間に毛先を滑り込ませる。」


これが重要です。

最初は怖いし、かなり痛いけどがんばりましょう。

これでピンクの歯茎はあなたのもの!

皆さんも歯槽膿漏には気をつけようねー!


<今日の一句>

おやかわいい? 喜び束の間  超激痛


act 169 夕食はどこに

会社帰りの車の中・・・



あ〜・・・今日も仕事忙しかったなぁ・・・。

腹もめちゃ減った・・・。


さーて、夕飯はどうしようかな・・・?


うーん。ここらのお店はもう行き尽くしたしなぁ。
看板見ただけで味がわかってお腹一杯って気分だしなぁ・・・。


ほか弁にするか?


いやいや、もうメニュー全制覇したし、むしろ全メニュー憶えたし。さすがに飽き飽き。


ラーメンにするか?


いやいや、昨日も食べたしさすがに毎日食べると塩分取りすぎで高血圧やばいだろ。
スープも飲むから太るしなぁ。やめやめ。


マクドナルドにするか?


いやいや、パンって感じじゃないだろ。昼もコンビニのサンドイッチ食ったしパンときてパンは厳しいだろ。無理無理。


パンは無理って事はやっぱり・・・


ご飯物?


ご飯物の店と言えば・・・



吉野家?


おお・・・そうだよ。最近豚丼になってからほとんど行ってなかったよな。そう言われてみれば体も吉野家忘れてるよ。
ちょうどご飯物も食べれるし・・・あっ!けんちん汁も食べれば根野菜も補給できるしな・・・。
おっ!そうだ、今日は奮発して特盛りなんか食べちゃうか!よしよし決めた!吉野家に決定だ!


しゅんちは着替える為、車をアパートに向け走らせる。
車を降りオリジナル吉野家の歌を歌いながら階段を駆け上がるしゅんち。



吉野家〜♪吉野家〜♪


ん?くんくん・・・



ほうほう、お隣さんは今夜はカレーか。ふーん。


そして部屋に入り、着替えるしゅんち。


さて行くか!








ココイチへ!



コッコイチ〜♪コッコイチ〜♪




今夜のメニューは隣の家が決めてるしゅんちであった。


act 168 妻の衝動買い

メーカーの牧本氏と飲みに行った。
焼き肉が食べたいと言ったので、安めのファミリー焼き肉屋に行った。
二人は生中をガンガン飲みながらおすすめカルビを食べ、アホな話に花を咲かせたのだった。


しゅんち「聞いて下さいよ〜。うちの母ちゃんジャパネットで衝動買いしたんですよ。」

牧本「おお!そらええやんけ。あれって結構良いって話聞くで〜。」

しゅんち「まぁ、結構物はよかったんですけどね。なんかテレフォンショッピングって胡散臭くないっすか?」

牧本「せやなぁ、でもまあええんちゃう?」

しゅんち「いやぁでも20万もの衝動買いをするな!って怒ったんすよ。」


牧本「そういや、うちの嫁はんにもこないだそんなような事で怒ったなぁ。」


しゅんち「どんなことです?」

牧本「深夜とかに外人のイカした兄ちゃんと姉ちゃんでエクササイズゆうてやっとるやろ?」

しゅんち「ああ!こんなに簡単なのよマイケル〜本当だすごいよキャサリンとか言ってる奴っスよね。」

牧本「あれテレビ見とってな、なんか急に欲しなったらしいんわ。」

しゅんち「ふむ。」

牧本「早速電話しやがってな。受付のお姉さん出たんや。」

しゅんち「あらあら、繋がっちゃたんですね。」

そういうと牧本氏は身振り手振りで一人二役の演技を始める。



−熱演中−



牧本妻「あ・・・もしもし」

受付嬢「はい毎度ありがとうございます。テレショッピングでございます。」

牧本妻「えっと・・・今、テレビでやっていたアブ・・・アブ・・・」

受付嬢「なんです?」




牧本妻「アブ何とか・・・っていうの欲しいんですが。」



商品名を忘れた。



受付嬢「申し訳ございません。当社の製品には全ての名前にアブが付いてますのでどれでしょうか?」


牧本妻「いやあの、ベルトでこう巻いて・・・。」


受付嬢「申し訳ございません。当社の製品は全てにベルトも付いてますのでどれでしょうか?」



−演技終了−



牧本「確認してから電話しろってテレホンショッピングに怒られよったんやわ。」


しゅんち「マジっすか・・・。ある意味すごいっすね。そ、それで?」


牧本「結局買えへんかったん。」


しゅんち「あら・・・でも別に衝動買いできなかったんからよかったんじゃないですか?」


牧本「いやいやその後怒ったんや。」


しゅんち「なんて?」





牧本「今度注文する時は商品名をちゃんと確認しとけぇ〜!ってな。」





しゅんち「・・・・。」



しゅんち「なんか・・・怒る部分違ってません?

牧本「そうか?」

何食わぬ顔でビールをぐびぐび飲む牧本氏。






どうやらこの人も欲しかったらしい。


act 167 歯医者に行く

前歯が妙に染みる。
CMなどでよく聞く知覚過敏かと思い、シュミテクトを使用してみたが、



全く効果がでず。



痛さ募るばかり。



歯が痛いと食事も楽しさ半減である。
これはもう歯医者に行くしかないと思い、勇気を振り絞って歯医者に行くと決めたのだった。


・・あらかじめ予約をし、約束の時間に歯医者到着したしゅんち。
診察券と保険証を受付けに提出し、緊張した面持ちでソファに座りで順番を待つ。

しゅんちは歯医者が苦手である。
昔から歯が弱かったのか、虫歯の多いしゅんちは歯医者にはよくお世話になっていた。
しかし何度行っても慣れない場所である。




緊迫感を高める歯医者独特の薬品臭。



絶望感を漂わせるBGMのクラシック音楽。



恐怖感を高める診察室から聞こえる子供の絶叫。



まさに死刑台に向かう死刑囚の気分と言ったらいいだろうか。

そんな気分で平静を装うための雑誌を眺めながら恐怖の順番を待つのだった。


「しゅんちさ〜ん。診察室へどうぞ〜」


緊張のためか軽く裏声で返事をし、診察室に向かう。
否応がなしに心拍数が上がる。

そして診察室に入り軽く挨拶した後、死刑台・・・いや、診察台に横たわり縄・・・いや、前掛けを首にかけられる。


歯科医「今日はどうされました?」


しゅんち「えっと・・・前歯が染みるんです。」


歯科医「へーそうですか。冷たいと染みますか?」


しゅんち「そうですね・・・冷たい水とか飲むと結構染みますね。」


歯科医「冷たいと・・・ですね?熱いのはどうです?」


しゅんち「そうですねぇ・・・最近熱いのもちょっと染みるかな・・・。」


歯科医「え!?熱いのも染みるんですか?うーんまずいかな・・・ちょっと見てみましょう。」

しゅんちの場合、歯医者に行くというのは最終手段である。
もう痛くてたまらなくなった頃に行くので歯医者に必ず言われる言葉はコレである




「なんでこんなになるまで放っておいたんですか。」




そう言われる覚悟を決め、間抜けに口を開けるしゅんち。
歯の裏を見るための丸い棒状の鏡を手に取り覗き込む歯科医。
コンコンと歯を叩いてしゅんちの反応を見る。


歯科医「これ痛いですか?」


しゅんち「ひひゃ、ひゃまりひはくにゃいでふ。(いや、あまり痛くないです。)」


歯科医「じゃあ、これは?」


しゅんち「ひょっほだけ、ひはいでふ。(ちょっとだけ痛いです。)」


歯科医「なるほどなるほど・・・。」


歯科医はカルテになにやら書き込んでいる。


歯科医「これはあまりひどくないかもな・・・?」


しゅんち「ほほっ!?(おおっ!?)


歯科医「よく早めに来てくれましたね。もうちょっと遅かったら大変な事になってたかもしれませんよ。」


しゅんち「ひょんほでふか?(本当ですか?)」


歯科医「神経も大丈夫かもしれませんし、今日は簡単な処置だけで済みそうですね。」


いつもとは違う好感触な診断。
大事にならなさそうだとほっと胸を撫で下ろすしゅんちであった。


歯科医「念の為もうちょっと検査しますね。ちょっと染みるかもしれませんが、痛かったら手を上げて下さいね。」


そういうと歯科医は変なスプレー缶を手に取りしゅんちの前歯に吹きかけた。



シュー・・・




しゅんち「!!」








超激痛。



転地がひっくり返るほどの激痛。

授業でもほとんど手を挙げた事のないしゅんちであったがこの時ばかりは誰よりも早く、誰よりも真っ直ぐに手を挙げるのだった。


歯科医「あぁ・・・いまものすごい痛そうでしたね・・・。」


しゅんち「ふぁい・・ひゃなりひたきゃったでふ。(はい・・・かなり痛かったです。)」


歯科医「これは・・・







神経までイってますね。」


しゅんち「ふぇ・・・?(え・・・?)」



歯科医「ちょっとー麻酔持ってきて。」


しゅんち「ひぇ・・・!(げ・・・!)」




大手術開始。



キュイィィィィ〜〜〜〜〜ン(機械音)


ぎょえええぇぇぇえ〜〜〜〜〜〜(断末魔)


・・・結局、歯の状態はかなり悪かったらしく麻酔を使って神経を抜くという大事になってしまったのだった。
もう1週間ほど早ければこんなことにはならなかったかもしれない・・・。
シュミテクトでごまかそうとした自分を責めるしゅんちであった。



<今日の一句>


おや染みる? 痛いと思ったら すぐ歯医者


act 166 ど忘れ

「ど忘れ」

いつもは憶えているのにフトした瞬間に忘れてしまう事である。
ある文献によると、記憶を引き出しから出す機能がうまく働けなかった時に起こるらしい。

ある日の朝・・・


しゅんち「う〜〜・・眠い・・・。早く着替えて会社に行かなきゃな・・・。」

しゅんちは眠い目をこすりながらワイシャツの袖に腕を通す。

しゅんち「あぁ、午後から雨か・・・。」

天気予報を見ながら靴下を履く。

しゅんち「おっ・・・今日の占いはまあまあだな・・・。」

テレビの朝の占いの魚座を見ながらベルトを締める。

しゅんち「今日のネクタイは・・・コレにするか・・・。」

お気に入りの茶色と青のネクタイを手に取りいつものように





いつものように





いつものように






締められない。


しゅんち「あれ・・・?」


何年も社会人をやってきてネクタイを結べない朝は入社3日目以来である。

結んではほどき結んではほどき。
やればやるほどにどうやって結んでいたか混乱してくる。

しゅんち「や、やばいぞ・・・このままじゃ遅刻しちまう・・・。落ち着け落ち着け・・・。」



一旦ネクタイを床に置き、深呼吸を一つ。




頭を空っぽにして・・・




いつものように自然にネクタイを手にとって・・・




自然に締め




締め





締め






締められない。



全く締められない。


ど、どうしよう・・・。
事の深刻さに焦り始めるしゅんち。
何か良い方法はないものか・・・



インターネットでネクタイの締め方を検索し


そんな時間あるか。


このまま締めずに会社に行って、上司に結んでもら


ありえない。


原理から考えるんだ・・・。

ぎこちなくネクタイを両手で結び始めるしゅんち。
原理はなんとなくわかっていたのでそれらしく一応締めれた。

それにしても毎日やっている事がすっぽり忘れてしまった。
明日から大丈夫なのか心配になってきた・・・。

そして次の日・・・




軽く締めれた。



一体なんだったんだろうか・・・?
ど忘れとは恐ろしいものである・・・。


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