shunchi極楽日記


act 185 初孫

おととし結婚した兄貴に女の子が産まれた。
名前は「リトちゃん」。
しゅんちは名実ともに「おじさん」になったわけだが、他にも新たな称号を得た人もいるのだ。

しゅんち「父ちゃん父ちゃん!」

父「ん?なんだしゅんち?」

しゅんち「初孫誕生だね!感想はどうよ?」

父「感想?感想っつったって別におめでとうってだけだよ。」

しゅんち「おじいちゃんになったんじゃん!感動とはそういうのはないわけ?」

父「別になるようになっただけだろ。」

しゅんち「えー・・・だってこの間リトちゃんに会って来たんでしょ?かわいくなかったの?」

父「いやいや、まだしゃべれるわけじゃないしなぁ。「おじいちゃん肩でも叩きましょうか?」とでも言われればやっとかわいいなとは思うかもしれんけどな。」

しゅんち「なんじゃそれ・・・。」

あまりにも淡白発言な父。

兄に言わせると、赤ちゃんに対する男と女の感覚が違うらしい。
女は元々母性本能があって、赤ちゃんがどんなに泣こうがわめこうがかわいいと思えるらしい。
男は「笑う」や「話しかける」などの具体的なアクションがないとかわいいと思いにくいというのだ。

・・確かにしゅんちも先日のデビュー戦も失敗し、反応がイマイチで手放しにかわいいという思いではなかった。
父の言うことに一理ある。

しかし、父のあまりに淡白な反応につまらないしゅんちであった。


・・そして数日後。
リトちゃんが生まれて三ヶ月が経ち、長野の実家に連れてくることになった。
前にあった頃に比べ、首も据わりだいぶ表情もできてきたらしい。
しゅんちもリトちゃんに会うべく松本から駆けつけるのだった。

しゅんち「ただいま〜!おお兄ちゃん元気か?」

兄「おうしゅんち。」

リトちゃんはちょうどお漏らししていたらしく嫁のアコちゃんにおむつの交換をしてもらっていた。

しゅんち「リトちゃんどうよ?」

兄「・・まぁ、前よりは表情できてきたかな?」

アコ「よし。すっきりしたねぇ〜リト?よしよし。」

しゅんち「お?装着完了か?」

おむつ交換を終え、ご機嫌の様子のリトちゃん。
しゅんち第二戦にチャレンジ。

しゅんち「リ〜〜ト!松本のおじちゅわんだよ〜〜〜!」

リト「・・・。」

しゅんち「どぴょぴょぶりぶりんこ〜〜♪」(意味不明)

・・・

リト「・・・だぁー だぁー うきゃー・・(意味不明)

しゅんち「おお・・・。反応があったぞ・・・。すげーー!」

兄「やったなしゅんち。」

ついにコミュニケーション大成功。
面白くなったしゅんちはその後、数十分に渡り、コンタクトに試みるのだった。

しゅんち「ふ〜やっぱりかわいいな!俺の血だな!」

軽くおじ馬鹿ぶりを発揮。
リトちゃんの日々の成長に感動するしゅんちであった。

そして次の日・・・

兄とアコちゃんは母とともに買い物に行くことになった。
どうしてもアコちゃんは買い物に行く機会が少なく、お留守番部隊のいるこの機会に一気に買い物をしてしまおうということになった。
お留守番部隊とは父としゅんちである。


ちょっと心配。


母「じゃあ、あんた達頼むわよ。」

兄・アコ「行ってきま〜す。」


しゅんちはテレビを見ながらリトちゃんをあやしていた。
父は見て見ぬフリである。

・・しばらくして睡魔に襲われるしゅんち。

しゅんち「う・・・ね、眠ぃ。父ちゃんリトちゃんのお守り交代してくんね?」

父「お・・・?え、俺か?・・う、うむ。」

しゅんち「おやすみ・・・。」

リトちゃんを渡し、眠りにつくしゅんち。

父「りとちゃーん♪べろべろば〜べろべろば〜♪」

リト「だぁーだぁー」

遠のく意識の向こうで父がぎこちなくリトちゃんをあやす声が聞こえた。
しゅんちは睡魔に身をゆだね深い眠りへと落ちていくのだった・・・。



・・・・




父「りとちゃーん♪べろべろば〜べろべろば〜♪」

リト「だぁーだぁー」


・・あれ?


どのくらい寝てたのだろうか。
寝る前と全く同じ光景。
よく寝たと思いきや全然寝れてなかったのだろうか?

しゅんち「あれ?父ちゃん俺、どのくらい寝てた?」

父「べろべろ〜・・・ん?ああ、おまえか?40分くらい寝てたんじゃねえのか?」




よ、40分!?






40分もあやし続けてたのか!?



兄「ただいま〜。」

父「お、おう。おかえり。」

兄「ああ、父ちゃんありがとね。あとは俺がやるわ。」

父「そ、そうか。はいよ。」

そう言うと兄はリトちゃんを父から受け取り自分の体の上で遊ばせる。
父はおもちゃを取られた子供のように手持ち無沙汰な雰囲気でリトちゃんを遠くから眺める。

兄は買い物疲れからか、徐々に子守が手抜き気味。
どうもかなり眠そうだ。

暇そうにしているリトちゃんを見てそわそわする父。
ついに見かねたしゅんちは

しゅんち「兄ちゃん。リトちゃんは父ちゃんに任せて寝ろって。」

兄「う、うん・・・。父ちゃん頼む。」

父「お・・・?え、俺か?・・う、うむ。」



父「りとちゃーん♪べろべろば〜べろべろば〜♪」

リト「だぁーだぁー」

父「りとちゃーん♪べろべろば〜べろべろば〜♪」

リト「だぁーだぁー」


父「りとちゃーん♪べろべろば〜べろべろば〜♪」

リト「だぁーだぁー」


・・・・



初孫。


それは目に入れても痛くない存在である。


act 184 飛び込み

しゅんちの仕事は営業マンである。
営業と一言でいっても仕事内容は実に様々である。
生産者と消費者の間に挟まってるクッション材のような存在とでもいえばいいだろうか。

そんな営業マンの仕事内容の中でしゅんちが一番苦手な内容は

飛び込み営業である。

突然アポイントもなしに会社に入っていくと事務員のおばさんに不信感たっぷりの眼差しで眺められる。
ここでめげずに軽やかに受け付けに行き、嬉しくも楽しくもないのに満面の笑みで自己紹介をするのだ。
そして緊張をごまかすがごとく矢継ぎ早やにしゃべくりまくり、担当者を呼び出してもらうのである。

ここが難関である。

受付してもらった事務員さんが疑り深いおばさんの場合、妙な気転を利かせ適当な理由を作って追い返すのである。

よく使う理由が・・・

「○○は只今、会議中でして・・・。」

とか、

「○○は只今、来客中ですので・・・。」


などである。

物騒な詐欺事件が続く昨今、確かに突然の訪問でニコニコと面会させるということ自体に無理があるように思える。
しかしここでめげずに足繁く通い、なんとかお客に取り入ってもらうことこそ営業マンの美学であるらしい。
とにかく余計な被害妄想を膨らまさず、何も考えずに無邪気に飛び込めばいいのだが


ここでクドクドと説明してる時点で克服できていない証拠である。


しかし曲りなりともしゅんちは営業マン。
営業マンである以上飛び込み営業は避けては通れない仕事なのである。

・・ある日、新製品の紹介で各地で飛び込み営業をすることになった。

玄関前で「逃げちゃだめだ・・・逃げちゃだめだ・・・」と念仏のように自分に言い聞かせ思い切ってドアを開ける。

しゅんち「こんにちわ〜!」

事務員「いら・・・しゃいませ・・・?」

見慣れない訪問者に明らかに不審な顔の事務員のおばさん。

しゅんち「えーっと、突然ですみません。新製品の紹介に来たのですが、ご担当者の方はいらっしゃいますか?」(作り笑顔で)

事務員「は、はぁ、少々お待ち下さい・・・。」

不審な人物がやってきたとジロジロとしゅんちを眺めながら内線電話を掛ける事務員。(被害妄想気味)

事務員「申し訳ございません・・・。担当の○○は只今会議中でして・・・。」

しゅんち「あっ・・・そうですかーそれじゃ、カタログを渡して下さい。」

本当に本人に渡されるかわからないカタログに僅かな可能性を託し、その場を後にした。
今回の飛び込みは模範的な失敗例である。

しかし、冷たいプールに潜ると冷たさを忘れるように緊張も和らいできたしゅんち。
勢いにのって次の会社へと飛び込むのであった。

しゅんち「こんにちわ〜!」

どうも玄関を開けるといきなり作業場らしく、作業中のパートのおばちゃんが手を止めこちらを見る。

しゅんち「と、突然すみません。ちょっと新製品の紹介に来たのですが・・・。」

すると、若い事務員だろう女の子が近づいてきた。

事務員「いらっしゃいませ〜!」

明るくて感じの良い事務員さん。
20代前半といった感じ。
さっきの所とは違いなんだかうまくいきそうな気配である。

しゅんち「あの〜新製品の紹介なんですが、ご担当の方はいらっしゃいますか?」

事務員「はい!ちょっとお待ちくださいね!」

・・しばらくその場で待つしゅんち。

事務員「すみませ〜ん・・・。担当者は外出してまして・・・。」

やはりうまくいかない。

「それじゃあカタログを置いて・・・」と言いかけたその時・・・


事務員「どんな装置なんですか?」

しゅんち「え・・・?あっと、この装置はですね、」

軽く説明をするしゅんち。
ごく稀に話の内容を聞いておいて、担当者に報告してくれるスーパー事務員さんもいるのだ。
今回の彼女はもしや・・・!

事務員「へー!いいですね!おいくらくらいするんです?」

しゅんち「えーっと・・・4〜500万円くらいですかね。」

事務員「へぇ〜なるほど・・・。リース契約も可能です?」

えらい具体的に突っ込んでくる事務員さん。
相当社員教育がなされているのだろうか・・・?

事務員「へぇ〜。わかりました。それじゃ担当者に伝えておきますね!」

しゅんち「あ、ありがとうございます!」

まるでその事務員さんが女神様のように思えた。

しゅんち「あっ・・そうだ。担当者の方のお名前はなんとおっしゃるんですか?」

事務員「えっと・・・ですね。あ!私の名刺渡しておきますね!」


名刺・・・?


事務員さんに名刺・・・?


事務員「どうも丸山です!」

しゅんち「あ、ありがとうございます。」

その名刺には・・・







「工場長 丸山 幸恵」




こ・・・






工場ちょぉおぉお!?



しゅんち「こ・・・こ・・・工場長様でしたか・・・。」

工場長「あはは小さい会社なもので。」

事務員かと思っていた女の子は意外にも女工場長。
恐らく、社長令嬢かなにかだったのだろうか・・・?
今回は事務員を飛び越して直接PRすることに成功した。なんとも意外な収穫に大満足。


飛び込み営業もたまには成功するもんだなぁ・・・と営業マンとしてまた一歩成長するしゅんちであった。


act 183 方言

しゅんちの住む場所は長野県。
長野県はかなり広い県で、隣接する県の多さも日本一である。

長野県は大きく分けて北信、中信、南信、東信と四つの地域に分けられる。
長野県は元々は別々の村や町が一つに寄り集めた県らしく、それぞれの地域によって風土も文化も違うらしい。

しゅんちは北信地方(長野市)出身である。
今まで他の地域には縁がなかったが、仕事の都合で中信地方(松本市)で暮らすことになった。
確かに中信に住んでみると、北信と比べると違うように思える。
なんでだろうか〜と考えてみると、どうもその違和感は言葉にあるようだ。

北信地方は割りと標準語に近いのだが、他の地域では結構面白い言葉を聞く。
語尾に特徴があるのだが、いくつかの例を挙げてみよう。


「そうずら〜。」(そうでしょ。)


「早く食べりぃ〜。」(早く食べな〜)


「そろそろ寝りぃ〜。」(そろそろ寝な〜)


「やっとるらぁ〜?」(やってる〜?)


「言うっきりせぇ〜。」(言うばっかりじゃん)


最初はどこぞの他県に迷いこんだのかと思ったものである。

中信地区に住むことになったしゅんちであるが、更に仕事の関係で南信地方にも行く機会が増えたのだった。
噂によると南信の口調は穏やかでやさしい感じだと聞く。


・・ある日しゅんちは仕事で失敗を犯し、南信の客先にお詫びに行くのだった。
そのお客は50代前半のおじさんである。


しゅんち「も、申し訳ございません!」

お客「それで一体商品はいつになるずら?あさって使わにゃ困るにぃ?(困るよ?)」

しゅんち「えっとですね、只今在庫切れをしておりまして・・・」

お客「そんなんいきっこ?(そんなわけない。)」

しゅんち「いやぁ、工場にも確認したのですが・・・」

お客「間に合うだらぁ?(でしょ?)」

しゅんち「いえ・・・遅くとも来週の前半頃に・・・」

お客「そんなの困るダニ!」(よ!)

しゅんち「す、すみません!そこを何とか・・・。」

お客「う〜ん・・・まぁ、しょうがないにぃ〜(ねぇ〜)・・・。今回はなんとかするダニ。」(よ。)

しゅんち「あ、ありがとうございます。」



なんだか・・・






迫力ないダニよ。


その場をなんとか切り抜けたしゅんち。
しかし、なんだか怒られている気がしなかったのであった・・・。


act 182 母の反省

ある日実家で家族で飲んでいると、急に母が謝りだした。

母「本当ごめんねしゅんち・・・。」

しゅんち「ど、どした?急に?」

母「この間、テニスの仲間と飲んでる時にお兄ちゃんをえこひいきし過ぎってみんなに散々怒られたのよ。」

・・どうも内容を聞いてみると、兄としゅんちの差を付けすぎてきたと反省しているらしい。
イマイチピンとこないしゅんちは深く聞いてみる。

しゅんち「なんでそう思うの?」

母「あんたは本当にお金のかからない子だったのよ。」

そういうと色々な例を挙げる母。

母「服なんかもお兄ちゃんにはいいの買ってあげてたのに、あなたはお下がりばかりで・・・。」

兄は何かといえば理由を付けて良い服を買ってもらっていた。
一方しゅんちは服にこだわりがあまりないのでお下がりを喜んで着ていたのだった。

母「ほら。お兄ちゃん野球やりたいって言ってたでしょ?」

兄はリトルリーグに入りたいとせがみ、野球道具一式揃えて貰った。
一方しゅんちは家で遊ぶのが好きだったので金はほとんどかからない。

母「それにねぇ、ほら教材を買ってあげたこともあったでしょ?」

兄は受験生の時に、友人の持っていたかなり高額な教材がどうしても欲しく、親に土下座して買って貰った。
一方しゅんちは参考書すらろくに買わずに過ごして来た。

母「・・極めつけは、東京への仕送りも相当なものだったのよ。」

兄は上京し、一人暮らし始めた。東京の家賃はかなり高く、月々の仕送りもかなり高額だったらしい。
一方しゅんちは実家から離れることもなく仕送りどころかお小遣いすらあまり貰ってなかった。

母「思えば思うほどにあんたにはなんにもしてやらなかったのよ・・・。」

こうやって並べてみるとあまりの差の付け方に我ながら驚く。
しかし、別に気にしてなかったしゅんちは母にやさしく話しかける。

しゅんち「いやいや、母ちゃん。気にすることないよ。」

母「なんで?」

しゅんち「兄ちゃんにはそういうお金が必要だったんだ。逆に言うと俺にはそんなお金は必要じゃなかったんだよ。」

母「というと?」

しゅんち「俺が教材を買ってもらったりしても困るし、大学だって俺じゃ無理だったしさ。」

母「そうなの?」

しゅんち「俺は今までそんなことで不満を感じた事は一切ないってことさ。」

母「しゅんち・・・。」

息子の意外な反応に感動の様子の母。

母「そうだわ!」

しゅんち「ん?」

母「私、あなたに何か買ってあげるわよ。」

しゅんち「え・・・?」

母「あんた今なにか欲しいものないの?」

しゅんち「えー急に言われてもなぁ・・・。なんだろ?」

母「何何?言ってごらんなさい。」

しゅんち「うーーーん・・・。」


しばらく考え込むしゅんち。


しゅんち「あっ!そうだ!」

母「なに?」





しゅんち「ゲームキューブ(任天堂)が欲しい。」




母「・・・・。」





しゅんち「・・・。」




母「そんなもん自分で買いなさい。」


しゅんち「な、なんだよ!なんでもいいって言ったじゃん!」

母「あんたの欲しがるものはつまらんものばっかりなのよ!」



結局何も買ってもらえないしゅんちであった・・・。


act 181 おじさんとパソコン

ここ数年でパソコンがかなり普及した。
しゅんちの入社当時は事務所に数台しかなかったパソコンも今では各個人に1台になった。
これにより今まで手書きだった書類がなくなったり様々なものが電子化し、仕事がかなり楽になった。
便利な世の中になったものである。

しかし、ここで困るのが年配のおじさん
どうも昔からの機械の感覚が抜けずにパソコンの感覚についていけない。

パソコンは便利であるが、まだ完全な装置ではないのである。
いつもと同じ事をしているのにエラーになってみたり、かと思いきや突然直ってみたり。
女心と秋の空のごとく気まぐれで、その日によって機嫌が変わる不安定な装置なのである。
操作も複雑で、パソコンを完全に使いこなすことも難しい。
ほとんどの人がよくわからない物をよくわからにうちに使っているのである。
しゅんちもよくわからないうちにホームページを作っているのだ。

どうもおじさんにはその辺がまったく理解できていないらしい。

・・ある日、隣の席の年配先輩Mさんはパソコンに向かい仕事をしていた。
ブラインドタッチなどできるはずもなく、タイプライターでならした一本指打法で書類を作っていたのだった。


Mさん「・・・あれ!?おかしいぞ!?」

しゅんち「ん?」

Mさん「おいおい!なんだこりゃ!?」

イライラしながらモニターにいきり立つMさん。
気になったしゅんちはMさんのパソコンを覗いてみる。

Mさん「ちっきしょぉ・・・。なんだこれ壊れたのか・・・?」

しゅんち「どうしました・・・?」

Mさん「あぁ?ったくよ、さっきまで数字が打てたのに急に打てなくなっちまいやがったんだ・・・。」

しゅんち「あぁ・・・NUM LOCKが押されてたんですね。」

Mさん「な・・・なむ??なんだそれ?」

カチッ

しゅんち「はい。直りましたよ。」

Mさん「・・・?」

しゅんち「7とか押すときに触っちゃったんでしょうね。」

Mさん「7・・・?」

説明がめんどくさくなったしゅんちは自分の机に戻った。

Mさん「これだからパソコンってやつは・・・ブツブツ・・・」

ブツブツと文句をいいながら一本指打法に戻るM氏。
そしてしばらく経過・・・


Mさん「あぁ!?おいおい!なんだこりゃ!?」

しゅんち「え・・・?今度はどうしました?」

Mさん「全然ボタンが効かなくなっちまったぞ!!?だぁーー!!なんだってんだよ!」

しゅんち「あぁ・・・これはですね・・・」

カチッ

しゅんち「直りましたよ。」

Mさん「・・・・。」

大事件をあっさり解決されますますイライラがつのるMさん。
さらに原因も解決策もよくわからないことにさらにイライラ上乗せである。

そしてもうしばらくして・・・


Mさん「なんだなんだ!?またかよ!!」

しゅんち「今度はどうしました?」

Mさん「全然ソフトが開かねーんだよ!あー!!もう!」

しゅんち「たぶん大丈夫ですよ。・・・って、あれ?」

簡単に直ると思いきや、今度ばかりは明らかに動作がおかしい。

しゅんち「あれ・・・・?おかしい?」

Mさん「ほれみろ!!どうりで今日はなんかおかしいと思ったんだ!!」

しゅんち「う〜〜〜む。」

Mさん「ついに壊れたんだ!」

しゅんち「再起動してみるか・・・。」

Mさん「わかった!あれじゃねえのか!?ウイルスとかってやつじゃねえか?



しゅんち「あ・・・直りましたよ。」


Mさん「・・・・。」


直ってもおかしくても納得がいかないMさん。


パソコンはおじさんの天敵である。


INDEX

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送