shunchi極楽日記


act 203「胃痛」

最近、定期的に胃痛に襲われる。


酒の呑み過ぎがたたったのか・・・?


それともラーメン食べすぎがよくなかったのか・・・?


寝る前のお菓子がよくなかったのか・・・?


心当たりを考えると色々と思い浮かぶ。
ちょっと心配になったので、最近人間ドックの話題で盛り上がっているおじさん連中に相談してみた。


しゅんち「・・最近、胃が強烈に痛む時があるんですが、なんだと思います?」


おじさんM「おめえロクなもんしか食べてねえからじゃねえか?」

おじさんO「いやいや、まだ若いんだから大したことないでしょ?」

おじさんS「いやいや、最近は若い人もわからないからねぇ〜。成人病とかもはやってるし・・・。」

おじさんS「そうそう。そういえばこの前、飲み友達が人間ドックに行ったら胃ガンが発見されてねぇ・・・。」

おじさんM「おやおや、そりゃ大変だ〜。」

おじさんS「早期発見ですぐ処置したから大丈夫だったんだけどさ。」

おじさんO「普段から検査しておくって大事だよね。」

おじさんM「しゅんち君もまさかってことはないよな?がはは」

おじさんT「まあ、ガンで痛みがあるってのは末期だからね。」




しゅんち「・・・マジですか?」



おじさんT「じょーーーだんだって!冗談冗談!若いんだからそれはまずないって!あはは」

おじさんS「いやいや、若いという過信が・・・」

おじさんO「まっ・・・油断しちゃだめだけどな?あはは」

おじさんM「万が一ってこともあるぞ?がはは」





病院行くことを決意しました。



おじさん連中に脅され、ついに病院に行くことを決意したしゅんち。
思えば病院なんて中学の時にインフルエンザでお尻に注射された以来である。

・・その日の午前中会社を休み病院に向かう。
受付で恐る恐る保険証を差し出し、胃の不調を告げると内科に案内された。

待合室で腰の曲がったおじいちゃんおばあちゃんに囲まれソファに腰掛ける。
その待合室で血圧や体温を測り順番を待つ。
徐々に緊張が高まってくる。

看護師「しゅんちさ〜ん。どうぞ。」

看護師さんの呼ぶ声で腹をくくり診察室に向かう。

医者「どうされました?」

しゅんち「はい・・・。胃が時々すごく痛むんです・・・。」

医者「そうですか。じゃあ、ちょっと診てみますのでお腹見せてくださいね。」

いそいそと服を脱ぎ診察台に横になるしゅんち。

医者「じゃあ、ちょっと触ります。」

しゅんち「は、はい。お願いします・・・。」

横たわるしゅんちの腹をブニブニと検査する医者。


医者「今は痛みは?」


しゅんち「い、いえ、ありません・・・。」



医者「・・・吐き気とかします?」



しゅんち「い、いえ、ありません・・・。」



医者「・・・最近痩せたとか?」



しゅんち「い、いえ、全然痩せません・・・。



医者「ん〜・・・食欲はありますか?」



しゅんち「結構あります・・・。


医者「う〜ん・・・。」



しゅんち「・・・。」



医者「い、一体なんだろうね?」



聞かれれば聞かれるほどに何の症状もないこの病状。



もしや原因不明の難病なのか・・・!?


医者「背中が痛いってことはありますか?」

しゅんち「あ・・・言われてみれば、前に痛くなった事がありました!」

医者「う〜む。なるほど・・・。」

しゅんち「・・・・。」

医者「ひょっとしたら・・・」

しゅんち「は・・・はい。」



ゴクリ・・・




医者「十二指腸潰瘍かもしれませんね。」




じゅうにしちょうかいよう?



医者「最近若い人に多いんだけど、胃から食堂に通じる部分なんだけどね。」

しゅんち「そ、それは・・・?」

医者「まぁ・・・恐らくたいしたことはないとは思うけど・・・。」

しゅんち「そ、そうですか・・・。」

医者「万が一って事もあるし、飲んでみるかい?」



しゅんち「え?」





医者「胃カメラ。」



しゅんち「ま・・・マジですか?」





胃カメラ決定。



飲むのは一週間後である。
一体どうなってしまうのか・・・。


つづく・・・


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