shunchi極楽日記


act 363「電子マネー」 

最近、電子マネーがかなり普及してきたように思う。
コンビニや自販などでもよく見かけるようになってきた。

しゅんちも前々から小銭で買い物するのは面倒だと思っていた。
財布は小銭で膨らみ、パンパンになる事にストレスを感じていたのだ。
そこで、電子マネーにチャレンジすることにしたしゅんちであった。


ここで、電子マネーについて簡単に説明しておこう。


「電子マネー」とは貨幣の代わりにデータ通信で売買を行えるシステムである。
簡単にいうと、カードや携帯電話をかざすだけで支払いができてしまうのである。
クレジットカードに使い方が似ているのだが、全くの別物である。


しゅんちがやろうとしているのは電子マネーの種類の一つ「お財布ケータイ」である。


お財布ケータイはその名の通り「お財布」なのである。
まずキャッシュコーナーなどでお金をチャージ(入金)するのである。
ちょうどお金を財布に入れるような感覚である。

クレジットカードのように銀行口座から引き落とされるというものではないのだ。
面倒な手続きや他人に口座を荒らされるというような危険性も低いのだ。


まずしゅんちは携帯でソフトをダウンロードした。
色々と種類があるようだが、とりあえず「Edy」に加入してみた。
街でよく見かけるからである。

早速、スーパーに設置されている専用の機械でチャージしてみることにした。
携帯やカードをかざすような場所があった。


しゅ「ふむふむ・・・携帯をここに置くのかな?」


そしておもむろに財布から5000円取り出して、両替機のごとくお札を入れた。


しゅ「ん?これでいいのか?」


5000円が静かに吸い込まれ「シャリーン」という音だけが響き渡った。




・・・。





・・・なんとなく不安な感じ。



ま、まあ大丈夫でしょ・・・。



すかさず携帯をチェック。
確かにそこには「残金5000円」と書かれている。


おお〜〜〜!


ついにお財布携帯をゲットしたしゅんち。
携帯には5000円のお金が入っている。
なんだか、いつもより携帯が大事にしなくてはいけない気分である。


・・よし!早速使ってみよう!


手にしたからにはすぐに使ってみたいというのが人間の心情である。


まずは缶コーヒーでも買ってみるか・・・。


しゅんちは自販機コーナーに足早に向かった。
そして、早速コーヒーを・・・




・・・・。




「Edy」が使えない。


どうみても硬貨や紙幣を入れる所しか見つからない。



・・ん〜ここにはなさそうだな。


他の自販機を探すか・・・
とにかく「Edy」と書かれている自販なのだ。
スーパーの中の自販を探してみるしゅんち。



テクテクテク・・・




あっ・・・あそこにあるな・・・。




使えない。



外の自販か・・・?




ウロウロウロ・・・・




使えない。




あそこにもあるな!



スタスタスタスタ・・・(←足早になっている)




自販発見!




・・おっ付いてる!?




いや、タスポか。


てかタバコ吸わないしな・・・。


持ってない頃は街の至る所にあると思われていたが、いざ探してみるとなかなか無い。
あんなに街に溢れ返っていると思われたEdy付き自販だと思ってたのだが。



やはり長野の田舎で持つには早かったのか・・・。



結局、しゅんちは自販を諦めコンビニへ行ってみた。
すると、ローソンは「Edy」に対応しているらしい・・・!

しゅんちは早速コーヒーやミンティアを手に取り、レジへと向かう。

店員「いらっしゃいませ」



うっ・・・



そういえば、どのタイミングで「Edyを使う」と言えばいいんだ・・・?


というか「Edy」と言うのも恥ずかしいぞ・・・。


思わぬハードル出現により戸惑うしゅんち。



店員「220円です。」


しゅ「あ・・・え・・・っと・・・ え、え、Edyで払います。」


言えた・・・!


店員「えーっと、では画面をタッチしてください。」

しゅ「え、え!?」


か、かざすだけでいいんじゃないの!?


あわててモニターを見てみると電子マネーの種類が表示されていた。
なるほど。
これでEdyを選択すればいいのか。


ポチッとな


シャリ〜〜ン♪


店員「ありがとうございました。」


買えた!


声を発しなきゃいけないところが多少恥ずかしい。
しかし、なんとも簡単な支払いに大満足である。

こうして、しゅんちは電子マネーデビューを果たしたのだった。
これでもう小銭とはおさらばである。


・・その日の夜。

会社帰りにビールを買おうと酒屋へ行った。
どうやらこの店も「Edy」を対応している店らしい。

しめしめと思いつつ、携帯をポケットから出し、得意気にレジに立つ。
レジに立っているのはおじいさんに近いおじさん。

店員「いらっしゃいませー。」

ピッピッとバーコードを読み込んでいく。

店員「1240円ですね。」

しゅ「え、Edyで。」

まだちょっと言い慣れていない。


店員「はぁ?」



え・・・。



発音悪かったかな・・・?


しゅ「え、Edyで支払います。」

店員「ああ〜〜・・・。今日は担当者不在で、使えないんですよ。」






担当者!?




なんじゃその理由は(泣)




最新の設備にこのおじいさんに近いおじさん店員はついていけてないのだろうか・・・。




恐るべし田舎のお店。



というかそこのボタンを押すだけだと思うのだが・・・。
むしろ手を伸ばして押してやりたい。


店員「申し訳ないねぇ〜。」


しゅ「・・・・。」


レジに手を伸ばし犯罪者にはなりたくはない。
仕方なく財布を取り出すしゅんち。


・・・!!


財布の中には1万円札のみ


店員「1万円お預かりしま〜す。」



・・・。



店員「お釣り8760円お返しです。ありがとうございました!」





財布がパンパンになりました。



お財布ケータイ。
便利なようで便利でない時もある。(田舎の場合)


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