shunchiの極楽日記


2001年末特別企画ということで、極楽日記act1〜56までの中からしゅんちお気に入りベスト5を選んでみました!
さらに、手直ししてあるリミックス版です!(一部ですが)
極楽日記を既に読んでくれた方も、多すぎてどこから読んだらいいのかわからなかった人も是非読んでみて下さい〜。

それでは「2001年しゅんちのベスト5」

カウントーダウン!


第5位 中古テレビ超安売り


しゅんちは古本屋が好きである。
古本といってもマンガのことである。

昔好きだったマンガ、当時お金がなくて買えなかったマンガを安く探し、揃えるというのは楽しい。
全巻がバラバラでもあちこちの店舗を回り揃えてくのもゲームみたいでおもしろいのである。l

お気に入りのお店は全国チェーンの「本を売るなら〜ブックオフ♪」というCMでおなじみのあの店である。
一冊100円とか結構安く、結構お気に入りのマンガも全12巻で1200円というお得な価格で買えたのだった。

そんなお買い得なお店が今度は「ハードオフ」という電化製品の店舗をオープンしたという。
しゅんちは早速、その店に行ってみることにした。

しゅんちはテレビを探していた。すでに1台あるのだが、ゲームをしながらだらだらとテレビを見るという贅沢をしてみたかったからだ。

ドラクエのレベルアップをしながらドラマを見る。

子供の頃の夢であった。
たいした夢じゃない。

店内は古本の時と同じ雰囲気。結構綺麗な店舗で好感が持てる。
ゲームソフト、ギター、CDラジカセ、ビデオなど色々と陳列され目的を忘れ物色をはじめる。

「あ・・・このゲーム安い・・・買うか・・・いや・・・今あれやってるしなあ・・・でも売れちゃうかな・・・」

まるで買う洋服がなかなかきまらない女子高生並に優柔不断である。

自分の優柔不断さを満喫したしゅんちはようやく目的のテレビコーナーを目指した。

テレビコーナーは店舗の一番奥にあった。
贅沢は言わないができれば大画面がいい。←それが贅沢だ。

21型テレビを発見。状態もなかなか綺麗。いくらかな・・・

「2000円

ぬあああああにぃぃぃ 超安い!!即買い!!買いだ!!全買い!!!

他のお客に悟られぬよう興奮を押し殺し深呼吸を一つ。
21型テレビといえばお店で買えば3万円、中古屋でも1万円はするだろう代物。
さすがしゅんちの見込んだ店であると大納得

しかしここで即決はしない・・・もっとおいしいテレビがあるかもしれない。
さすがは慎重派のしゅんち。(優柔不断ともいう)即決をとりやめ他のテレビを見ることにする。

そのまま横に移動しながらテレビを物色。
他を見ていっても一番最初にみつけた「2000円」テレビが一番状態がいいように思えた。

「ふふん やっぱりあのテレビが一番お買い得かな・・・」

その時、最後の方に並んだテレビを見る。

「リモコン無し4000円」

はぁ?なんじゃこのテレビ・・・さっきのより汚いくせにリモコン無しで4000円?
誰が買うんだ一体!あはははは

しゅんち心の中で大笑い。

さらにとなりのテレビ・・・

「写る 5000円」


写るだぁ?あったりまえじゃーーーなんじゃこのテレビバカじゃねーーのーーー!!

ぎゃははははは

しゅんちは心の中で大爆笑。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハッ!

しゅんち恐ろしい張り紙を発見・・・

「*注意* こちらのコーナーはジャンクコーナーです♪
(ジャンク=壊れた物。部品などがほしい人におすすめでぇ〜す☆)」



こんなのありなのかぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!!

・・・バカはテレビでなくしゅんちである。


今日の格言「優柔不断もたまには役に立ちます」


テレビを見ながらドラクエは本当に極楽でした。おかげさまでLV99になりました。(笑)

それでは第4位!

カウントーダウン!


第4位 子守のすすめ

実家に親戚の子供達が遊びにくる。
しゅんちは母から一緒に遊ぶよう頼まれていた。

しゅんちは基本的に子供好きで一緒に遊ぶことが多い。
子供達もしゅんちのことをどうやら仲間と思ってくれるらしくすぐになついてくれるようだ。

しゅんちには一つ上の兄がいるのだが、体型も顔もそっくりとよく言われる。
子供達は兄には一向になつかない。そっくりなのになぜだろう?
ある日、子供達に質問をしてみた。

しゅんち「あっちのお兄ちゃんにはなんで遊びに行かないの?」

子供達「だってあの人は大人だもん。」

さらに・・・

子供達「どうしておにいちゃんは子供のくせに大人みたいな体なの?

完全に子供扱い。
しかし一体何を基準にしているのだろうか・・・。

実はこの質問は全く別の子供にも言われたことがある。
他に「子供のくせにビール飲むなんて生意気だ。」「子供なのになんで会社に行くんだ?」とも言われたこともある。

よく芸能人が他の芸能人と間違えられサインを求められるという話を良く聞くが、一般人が芸能人と間違えられサインを求められるという話はあまり聞かない。おそらく芸能人には独特の「芸能人オーラ」が漂っているからであろう。
こんな風に人にはなにかしらオーラがあるようだ。

つまり・・・
どうやらしゅんちの体からは子供のオーラがでているようだ・・・。

子供にも色々タイプがあって、ものすごく素直な子もいれば天の邪鬼な子もいる。
今回の親戚の子供の3兄弟の末っ子6才はかなりの天の邪鬼である。

夕飯時、献立はエビフライやらカツやらソーセージなど子供達の好きなメニューでいっぱいだった。
しゅんちは末っ子に特製ソーセージを食べるようにすすめる。

しゅんち「これうまいぜ!食べてごらん?」

末っ子「えーまずそうだな・・・いやだなあ・・・まあ食べてやるか・・・」

ぱくぱくと食べる。

末っ子「あ〜超まずい」

すかさず・・・

しゅんち「へ〜そんなにうまいって?」

末っ子「ち・・・ちがうよ!まずいっていったの!」

しゅんち「え?うまいっていったって?」

末っ子「耳悪いのかー!アホアホー!」

しゅんち「おいおい そんなに誉めるなよ〜照れるじゃねえか」
野球で例えるならボール球がストライクなのである。さらに一応大人のしゅんちにはどこにボールを投げるのかみえみえなのである。
ドカベンの岩木のようにボール球をボコスカとヒットを打つしゅんち。

末っ子「あ〜あ〜ご飯も食べたし 遊びたくないな〜〜」

しゅんち「そんなに遊んで欲しいって?」

末っ子「おまえとは遊びたくない!」

しゅんち「あっそう・・・じゃあ遊ばないとくか・・・」

末っ子「・・・・仕方がないから遊んでやる。」

かなりおもしろい。しゅんちは夕飯を終え席を立つ。ちょこちょこと末っ子がついてくる。
しゅんちを見上げる末っ子。
そこで一言・・・

末っ子「おまえ足短いな」

しゅんちデットボール
一瞬うろたえてしまったしゅんち。どちらともとれない微妙な発言・・・。
・・・この子とお風呂には一緒に入らないと心に誓うしゅんちだった・・・。



・・・そして次の日お別れである。

しゅんち「じゃあ元気でな!」

末っ子「もう、おまえとは一生会いたくないからな」

しゅんち「はいはい じゃあ絶対また会おうな!

末っ子「うん!

最後だけ素直な末っ子。

しゅんちは末っ子の頭をくしゃくしゃとなで別れを告げた。


子供は無邪気で素直な所がかわいいですよねぇ〜。

それではいよいよベスト3!

カウントーダウン!


第3位 赤面な注文

お店のメニューでたまにちょっと注文するのが恥ずかしい物がある。
同い年のいとこの体験談だが、あるイタリア店に行ったときの事である。

お昼のメニューでおすすめセットがあった。
そのセットの題名が・・・

「森のキノコと妖精達のささやき」

という題名でちょっと吹き出してしまいそうになったそうだ。
ただ、いとこはそのメニューに惹かれ、勇気を出して注文をした

「あ・・・あの・・・、も、森のキノコと妖精達のささやき下さい。

「はい。かしこまりました」

「マスター!Aセット 1丁です。」

振り絞った勇気台無し。
AセットならAセットって書いといてほしかったそうだ・・・。

こんな話はよく聞く話なのだが、しゅんちにもそれに似たような事件が起きてしまった。

ある日、地域限定のチェーン店に行ったときである。
その店の名前は「丼丼恋」という丼ぶり物専門店であった。

「どんどん来い」をもじっての店名であるが、「来い」まで「恋」ともじる時点で気付くべきであった・・・。

店内に入り、メニューを眺める。
なかなかの品揃えで、さらに値段もお手頃。かなり好感が持てた。
写真付きメニューを見ながら注文したい物がようやく決まった。
写真は「カツカレー」だった。

・・・しかし、品名が「カツカレー」では済まされなかった・・・。

「彼に勝つ丼」

あまりにもベタベタで赤面しそうになった・・・。しかし、それしきのことでメニューを覆すわけにはいかなかった。
さらに、「彼に勝つ丼」の下にかっこ書きで「カツカレー丼」とちゃんと書いてあるではないか・・・。
なんという配慮。これなら胸をはって「カツカレー丼ください」と注文できるだろう。

しゅんち「すみません〜。注文いいですか〜?」

店員「はい。どうぞ」

しゅんち「えっとねえ・・・このカレカツー丼を下さ・・・」

げっ!
・・・・しまった!!カレーとカツを順序逆にいってもうた・・・。

店員「え・・・?彼に勝つですか?」

しゅんち「いや・・・あ・・・・あの・・・カ・・・カレー・・・カツ・・・・カ・・・」

しゅんち「・・・・・・・・・・・・・・・・」

しゅんち「彼に勝つ丼ください!!キラーン☆」

店員「はい!彼に勝つ丼ですね!キュピーン☆」

開き直ることにした・・・


彼に勝つ丼と言ったとき店員のおばちゃんは妙にうれしそうだった・・・。

さあ第2位だ!

カウントーダウン!


第2位 そんなコンビニ店員には鉄槌を!

コンビニには毎日のように行くしゅんち。逆に行かない日などないくらいだ。

実は、学生の頃、ローソンでバイトをしていたことがある。深夜のバイトだ。
深夜のバイトは時給が良い割にお客もあまりこなく、仕事が少なくて結構おいしいのだ。
さらに、店長などくるはずもないので裏の事務所で雑誌なども読み放題。
その上、ちょうど深夜に賞味期限が切れる物が多いので「廃棄」という理由で弁当なども食べ放題なのである。

しゅんちは掃除や補充は適当にすませ、ほとんど事務所でさぼっているようなダメ店員ではあったが、唯一接客だけは気を使っていた。
「深夜のバイトは態度悪い」という定説があるのでそこだけ要領よくしてこなしておけば完璧だと思っていたからだ。
言葉使いはもちろんのこと、お釣りの渡し方にも気を使った。
それから商品を詰める時も暖かい物と冷たい物は必ず別にし、極力お客に不快感を与えないようにしていたものだ。

都会のコンビニの店員は若い人が多いが、田舎に行けば行くほどコンビニ店員は「おばちゃん」である可能性が高い。
おそらく、田舎は働くところが少なく、コンビニはあちこちにある上にちょっと働くにはちょうどいいのだろう。

しゅんちは仕事で田舎に行くことが多いので行く先々のコンビニの店員はおばちゃんばかりである。
以前道を教えてもらった「右に左折」もおばちゃんであった。 ※act28「道案内」参照

そんなある日セブンイレブンに行ったときの事である。

レジに立っていたのはやっぱりおばちゃんだった。
買う物を決め、レジにかごをもっていくしゅんち。

「いらっしゃいませ・・・。」
レジのおばちゃんは実に不機嫌そう。
今にもため息が聞こえてきそうな感じだった。

まるで「なんであんた買いに来るのよ」とでも言いたそうな雰囲気である。

もしかして、旦那とうまくいってないのだろうか?
そんなどうでもいい家庭の事情を想像しながらレジにかごを置くしゅんち。

その日はとても暑い日だったのでしゅんちはお昼のお弁当を買うついでにガリガリ君というアイスキャンディーを一緒に買った。
弁当を暖め、ピッピッとバーコードを読みとってゆく。
そしておばちゃん一言・・・

「全部一緒でいいですか?」

ただでさえ溶けやすいガリガリ君。暖かい弁当と一緒につめるだぁぁ?
そこでしゅんちはもちろん・・・

「いや・・・別にして下さい。」

おばちゃんは一瞬、顔を歪めた。

まるで「チッ 手間のかかるガキだよ・・・。」とでも言いたそうな雰囲気である。

人一倍気を使っていた元・コンビニ店員であるしゅんち。少し神経質なのかもしれない。
こういうことは結構ある話だろう・・・。
しかし、もうあのおばちゃんのレジには行きたくないと思うしゅんちであった。

・・・そして、月日は流れ、しゅんちもそんなことなど忘れ再びそのセブンイレブンに訪れてしまう。
おばちゃんの事など頭になかったしゅんち、何気なく弁当とウーロン茶を取りレジに持っていった。
すると・・・あの時の不機嫌そうな顔のおばちゃんが立っていた。

しまった・・・!!

久々の再会。相変わらず今日も愛想は最悪である。
一瞬カゴを引っ込め向こうのレジに行こうとも思ったがちょっとそれはやりすぎである。
それに今日はアイスなど買ってないし、ウーロン茶だから別に暖かい弁当と一緒に詰めてもらっても構わないと思った。
今日の仕事はおばちゃんにとって楽なはずだ。

そしておばちゃんは相変わらずものすごくめんどくさそうな顔をしてレジを打ち始める。

まるで「あんたなんでここに居るのよ」とでも言いたそうな雰囲気である。

この態度だけでもしゅんちの怒りゲージが上昇しはじめた・・・。
まぁまぁ・・・ここは押さえて・・・
もしかすると生まれつき不機嫌そうな顔をしたちょっと要領の悪いおばちゃんなのかもしれないじゃないか?
きっと本当は一生懸命仕事をしているのかもしれないだろう?
などと悟りを開いたお坊さんのように寛大な気持で自分をなだめ怒りを静めた。
するとおばちゃん驚愕の質問・・・

「弁当、暖めなくていいですよねぇ?」

暖めなくていい・・・?
確かに弁当は暖めない事もあるだろう。しかし、普通は「暖めましょうか?」と暖めることが前提のはずだ。
しかし、今の発言は「暖めない」が前提である。

単純に・・・めんどくさいのである・・・

このおばちゃんのめんどくさそうな顔は本物だったのだ!
しゅんちの怒りゲージは一瞬、戻りかけたが一気に右に振り切れた。

「ええ!!?? 暖めて下さいよ!!」

ちょっと大声でそう言ったしゅんち。
これがしゅんちにとって精一杯の抵抗だった・・・。
するとおばちゃんはちょっとこちらを睨み、本当にため息をつきながらしぶしぶと弁当を暖めた。

まるで「なんで私があんたのメシの世話をしなきゃならないのよ!クソガキ!」とでも言いたそうな雰囲気である。

怒り心頭のまま弁当を受け取り店をでるしゅんち。
そして・・・イライラしながら弁当を食べようと弁当をつかむと・・・

あちぃぃ〜〜〜!!!

その弁当は暖めすぎであった。
やりやがった・・・あのババァ・・

恐ろしいおばちゃんの復讐・・・。
逆らわない方が身のためなのだろうか・・・。

<教訓>
コンビニの若い店員は態度が悪いとよく聞くが・・・
態度の悪いおばちゃん店員ほど怖いものはない・・・。


しかし・・・極楽日記にはよくおばさんが登場しますね・・・。(笑)

それでは第1位にいってみよー!

カウントーダウン!


第1位 困難な仕事

しゅんちは物を売る仕事をしている。いわゆる営業マンである。
物を売るという仕事の段階に商品をPRするという過程がある。

ある日、しゅんちは上司から看護大学のPRを任された。

看護大学とは将来看護婦さんになる為の勉強をする大学である。
しゅんちとしては看護大学であまり仕事をしたことはなかったので馴染みはなかった。

その日、看護大学駐車場で製造メーカーの方と待ち合わせをしたしゅんち。
今回はPRと言っても一人ではなく、商品の製造メーカーの方と一緒である。
たまに製造メーカーとタイアップしてPRすることがあるのだ。

現地に向かうと、製造メーカーの営業、宮下氏(仮名)が既に到着していて、今回PRするときに使うカタログの整理をしていた。

宮下氏は元々「宝石商」をしていて、マダム相手をしていたせいかもの凄く物腰が丁寧である。

宮下「あっ。しゅんち様。今日は一緒に営業していただけるわけですがよろしくお願いいたします。」

まさに「奥様ごきげんうるわしゅうざます」の世界である。
挨拶もゆっくりでかなり丁寧である。

しゅんちは名刺交換をして、早速今日のPR活動の内容を聞く。

宮下「え〜 今日はですねぇ・・・ 実際に商品を持ってきてるんでございます。 ですから、カタログだけでなく実際にお客様方々に見て評価させていただきとうございます。」

ちょっとじれったくなるしゅんち。

しゅんち「はい。わかりました!んで・・・実際、物はどこに?」

宮下「ワゴン車の後ろに積んであるものでございます。」

しゅんちはワゴン車の後ろを覗くと、170cmはあるであろう長い木の箱があるのを確認した。
まるで棺桶のようである。
宮下氏は後ろの戸を開け、さっそく車から木の箱を引き出しフタを開ける。
すると中から、浴衣を着た白髪のおじいちゃんの人形がでてきた。

シャレにならん・・・

棺桶のようではなく、まさに棺桶であった・・・。

宮下「え〜 これはですね当社自慢の新製品。介護モデルでございます。これを使ってですねPRをすれば多少インパクトがあると思いますので・・・。」

しゅんちの中ではすでにインパクトありすぎである。

宮下「それではですね・・・私はカタログを持ったりしますので、しゅんち様はこの人形を運んでいただけますか?」

そして、しゅんちはそのおじいちゃんをお姫様だっこをして学校内に入っていった。

通り過ぎるおばちゃんが浴衣の白髪のおじいちゃんをだっこする姿を見かけて「ひゃっ!」とびっくりしていた・・・。
スーツ姿の男が白髪のおじいちゃんをお姫様だっこしているのだ。
当然のリアクションだろう。

そして、教務室にやってきた。
大学は先生の部屋が個室になっていて、それぞれの部屋へ訪問するようになっている。

1件目の先生の部屋に入る前に、しゅんちは大事なことを聞いておくことにした。

しゅんち「宮下さん。この人形の最大のPRポイントはなんですかねぇ?」

すると、宮下氏はよくぞ聞いてくれたと言わんばかりにメガネをクイッと上げ答える・・・。

宮下「はい・・・。それはですね業界初でうちだけの特徴なんですが・・・
おち○ちんが付いてるところにございます。」

しゅんちはおもわずぷーーーーーっと吹き出し宮下氏のメガネを曇らせてしまうところであった。
しゅんちは話題をそらし笑いを抑えようとさらに質問。

しゅんち「え・・・ぷっ えっと・・・ 商品名はなんて言うんですか?」

宮下「はい。福太郎といいいます。」

またまたぷーーーーーっと吹き出し宮下氏の顔面へマシンガン唾液を喰らわすところであった。
しゅんちは笑いをこらえるのに必死であった。
しかし、宮下氏の眼差しは真剣でとても笑うシーンではなかったようだ。
どうやら、介護人形は女性が多く、男性のタイプは少ないようだった。
そんなことは全然知らないしゅんち。笑ってしまうのも仕方がない。

そして、先生の部屋へと入り早速商品紹介PRをした。
すると、別室にて研究員の先生方を集め、商品を評価してくれるということだ。

手術台の上に寝かされるようにテーブルに寝かされる福太郎。
5,6人の先生が取り囲み、まさに手術室のようである。

早速、宮下氏の説明がはじまった。

宮下「え〜 これはですね当社が開発しました新製品。介護人形「福太郎」でございます。」

先生方は珍しそうに福太郎の髪、胸板、手などをべたべたと触りだす。
まさに老人集団セクハラの図である。

宮下「え〜 それでですね・・・この人形の最大の特徴は・・・」

え・・・それを言ってしまうのか?
しゅんちは条件反射的に止めようとしてしまった。
しかし、それも遅かった・・・

宮下「男性器がついておるところでございます。」

手遅れであった・・・。
しかし、意外にも先生方は笑う所か驚いているようである。

先生「へぇ〜 それはいいですねぇ。みせてくださいます?」

一番年輩と思われた女性の先生が福太郎の浴衣を脱がせ実際に男性器がお披露目される。
頭の中がすでにパニック状態になるしゅんち・・・。

そして、洗う格好をみせ・・・

先生「あら〜これは洗いやすいわねぇ〜」

しゅんちはついにこらえきれなくなり壁の方向に振り向き、声にならない大爆笑をした。

介護という仕事はこれからの高齢化社会において非常に重要な仕事である。
しゅんちも何十年後は福太郎おじーちゃんのようにお世話になる日が来るかもしれない。
笑ってしまうのは不謹慎であるとちょっとだけ反省をしたのであった・・・。

いやしかし・・・笑っちゃいけない場面で笑いをこらえる・・・。
今日の仕事はある意味辛かった・・・。


顔には笑いをこらえる血管が浮きまくりなしゅんちでした(笑)


しゅんちのお気に入りベスト5いかがでしたでしょうか?
これからも極楽日記をよろしくお願いいたします。ぺこり

2001/12/28 by しゅんち


INDEXへ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送