shunchiの極楽旅行記


第2日目 AM 8:00〜

あら・・・いつの間にか朝・・・。
いつ寝ちゃったのだろうか・・・。

フト目をさましたしゅんち。どうやら、昨日いつの間にか寝てしまったらしい。
昨日の出来事を思い出そうとしばらく天井を眺めながら考える。
・・・思い出せないので、とりあえずシャワーを浴びようとユニットバスへ向かった。

軽く、シャワーとトイレを済ませ、頭を拭きながら戻ってくると兄がようやく目覚めたようだった。

しゅんち「おっ 起きたね。おはよー ところで俺っていつの間に寝てた?」

ぐしゃぐしゃと頭を拭くしゅんち。

兄「う・・うん おう おはよう。」

眠そうに目をしぱしぱさせる兄。

兄「えーっとな・・・昨日はおまえビール一口飲んでから横になって、そのまま起きなかったぞ・・・。」

どうやら、寝そべり寝をしたらしい。
(寝そべり寝=ちょっとだけ横になろうとして寝てしまうこと)

兄「おまえ・・・寝相でテーブル蹴っ飛ばしてビールこぼしたのおぼえてねえのか・・・?」

しゅんちは寝てても大迷惑。


・・・今日の予定もまかせっきりなので全く知らされていない。
果たしてどんな予定になるのだろうか・・・とのんびり考えながら朝のニュースを見ているしゅんち。

兄もシャワーと長めのトイレを済ませた後、一緒にニュースをみる。
ちょうどタリバン関係のニュースで、特に興味がある兄も食い入るように頭を拭きながら見ている。

しゅんち「・・・ところで親は起きてんのかな?」

その時・・・・

ヘックショーーーーーーーーーン

聞き慣れたど派手なくしゃみが遠くから聞こえてきた。
部屋は離れているはずなのに、超音波のごとく聞こえてくるくしゃみ・・・。いや怪音波か?

・・・間違いない。
母のだ。

しゅんち&兄「起きてるみたいだな。」

二人同時に納得。

・・・しばらくして電話が鳴る。

しゅんち「ガチャ・・・もしもし?あ?俺はしゅんちだけど・・・。 おはよー。」

母「あらー珍しく起きてるじゃないー?今日の予定だけどねー 私いいこと思いついちゃったんだー♪」

朝なのにえらいハイテンションな母。

母「昨日見つけた焼きたてパン屋さんでねパンを買って、朝食を海辺で食べるのよ。じゃー準備しといてね! ガチャ・・・」

ということで兄と二人着替え出掛ける準備を整えるのであった。


AM 9:30〜

準備しとけよと言われたのにだらだらしているしゅんち。
履きかけたジーンズは膝までである。

準備を済ませ部屋にやってくる親二人。
準備ができてないしゅんちを見てギロリと目を光らせる父。
その鋭い視線を感じ、素早く着替えるしゅんちであった・・・。


・・・ようやく準備が完了し、ホテルを後にする一行。
今日の運転手トップバッターはペーパードライバーの兄である。

免許は持っているものの、運転経験の浅い兄。
どこかしら緊張感が助手席に座るしゅんちにも伝わってくる。
兄は、周りを緊張させまいと軽く鼻歌を歌って余裕を振る舞っているようだが・・・
背筋を伸ばし90度直角に座っている姿が全てを無にしているようだ。

母「さて、まずはパン屋にいきましょう!お兄ちゃんまずはまっすぐ出ていって。」

後ろ座席から指示を飛ばす母。

父「・・・パン屋ってどこにあったっけ?」

母「あら〜 昨日ちらっとみたんだけどなー」

父「・・・え?ちらっとって・・・ちゃんと調べてないのか!?」

なんだか雲行きが怪しい・・・。

車はそのまままっすぐ進む。

父「おい、その道は右に行っとけ。とりあえず海辺に行こう。」

母「え・・・パン屋さんはどーすんのよ」

父「あるかないかわからん所に行けってのか!?」

・・・朝っぱらから夫婦ケンカ勃発である。

母「お兄ちゃん!まっすぐ行ってちょうだい!」

父「右だ!右!」

どっちに行ったらいいのか分からない兄。
一番の被害者は兄。背筋が90度から前のめり45度になっている。
・・・どうやら、パン屋は母の思いつきだったらしく、閉店している模様であった。

しゅんち「ま・・・まあ、とりあえずコンビニに入ってコーヒーでも買おうや・・・。」

二人を仲裁するしゅんち。
こうして、車を進ませ前方に見えるファミリーマートに入ることに。

店内へは母としゅんちだけで入り、コーヒーやジュースなどを買う。
そして、良いことを思いつくしゅんち。

しゅんち「チョコケーキカップ買おうよ。父ちゃん甘いの大好物じゃん?これでさ、機嫌を直してもら・・・」

母「どうしてあたしがあの人の機嫌をとらなきゃならないのよ!!?」

・・・・・夫婦ゲンカは犬も喰わないとはよくいったものだ・・・。

コンビニを出ようとすると、反対側の道路脇にちょうどパン屋さんを発見する。
横断歩道を渡り、パンやに向かった兄と父。それを追いかける母。
しゅんちはコンビニで・・・立ち読み中

本を読み終わり、しゅんちも反対側に向かってみる。
すると、裏通りにさびれた商店街を発見する。
しゅんちパン屋には向かわずその商店街をぶらぶらしてみる。

字のかすれた化粧品店や雑貨屋などが立ち並んでいる。
なんとなくこの街の歴史を伺え感慨にふけるしゅんち。

・・・すると、雑貨屋の目の前に面白いものを発見する。
早速、撮影・・・

「昔の乗り物」

デパートの屋上とかにある乗り物だが、なんと乗り賃20円なのだ。
・・・が、残念ながらしゅんちの財布には10円玉が一枚もないので搭乗は断念する・・・。

こうしてるうちに朝食の買い出しは完了したようだ。
海辺へ向けて出発!


AM 10:00〜

「シーズンオフの片男波海岸」

片男波海岸に到着。カタオナミと読むらしい。
さすがにシーズンオフなので人はあまりいない。

しゅんちの住む場所は海のない地域なので海というだけで妙にうれしくなってしまう。
くつしたを脱ぎ捨て波打ち際に行ってみることに。

いい大人の男が波打ち際ではしゃいでる姿は不気味だ・・・・・・・・・・・・・。

水はそんなに冷たくなかった。軽く水遊びをしたあと、波打ち際に体育座りをするしゅんち。
みんなはすでに戻り、上図写真の日陰で食料を用意していた。

波をぼんやりと眺めてみる。
非常に癒される・・・・・・。失恋したときは海を眺める理由に納得するしゅんち。

この海は8代将軍徳川吉宗の育った海・・・。
この海を眺めながら何を思ったのであろうか・・・。

しゅんちも色々なことをぼんやりと考えながら都会の喧騒を忘れ・・・

あ 俺んちも田舎じゃん。

「波打ち際を眺め・・・」

・・・15分程海を眺めた後みんなの元へもどるしゅんち。
既に、食料が広げられ食べはじめているようだった。

機嫌取りの為のチョコカップケーキを案の定うれしそうに食べている父。
すっかり機嫌は上々のようだった。

ちょろいもんである。

この後の予定は適当に車を走らせ、今日泊まるホテルにてテニスをする予定である。
今日のホテルは昨日とは違いかなり豪華ホテルらしい。
どうやら、兄の勤め先のコネを利用したということだ。
兄に感謝!

そして、朝食をすませ次なる場所へと向かうのであった。

「釣りをしている人もチラホラ・・・」


AM 11:00〜

車は高速を抜け、国道に入る。
ここで、運転手はしゅんちに交代。

運転しながら兄と色々な話をするしゅんち。

兄「おまえHPはどうだ?」

しゅんち「ん?うん すげー楽しいよ。やりがいあるしね。かなり燃えてるよ!」

しゅんちはHP作成のおもしろさや苦労を兄に語った。

・・・その時面白いお店の看板が通り過ぎる。

しゅんち「うはぁ・・・今の店みた?スナック「どろ」って・・・なんか客が泥沼な客ばっかりっぽいよね・・・。」

田舎の古びたスナックの看板を発見したのだった。

兄「うん・・・たしかにすごい店だな おもろい!」

そして、しばらく運転してるとまたまたおもしろい看板を発見。

しゅんち「「KO商事」だって!KOってノックアウトっぽくて不吉だよな!ぎゃはは」

兄「ほんとだな!なんでまたKOにしたんだろうな?」

大久保健二さんという名の人が社長なのだろうか?
それにしてもせめてOK商事くらいにしとけばいいものを・・・。

しゅんち「おっ!そうだ 面白い看板写真を撮ってさHPに載せてみようぜ!」

兄「あっ それはいいかもね」

しゅんち「でも・・・まてよ、兄ちゃんはセンスないからな・・・・。」

兄「ムッ・・・・ てか、しゅんちの笑いってのはくだらねえと思うんだよな。レベルが低いっていうかお子さまっていうか・・・。」

しゅんち「なぬ!?よーーーし そこまでいうならお互い写真をとってHPで公開した後、見に来てくれた人に評価してもらおうぜ!」

こうして激写バトルが始まったのであった。

しゅんちの作品・・・



「県民住宅 いちご」

しゅんち「ぎゃははは 県民住宅なのに「いちご」ってのはおもろいだろ!?」

兄「う〜〜ん どうかな〜 じゃあ 次は俺の番だな。」

しゅんちはデジカメを兄に渡す。

兄「おっと あれ撮ってみよう。・・・・よっと。  あれ・・・なんも音しないぞ・・・。」

しゅんち「え・・・電源入れたか?」

兄「あ・・・・・。というかボタン効かねえんだもん!」

ボタンが効かない・・・。
スーパーマリオをやっていて、穴に落っこち「ボタンが効かなかった」と言い訳していた
十数年前の兄の言い訳は今もそのままである。

兄「よし・・・もう一回だ・・・。 あっ これいいかも・・・。えい。」

兄の作品・・・・





「三井石油・・・?」

兄「これはおもしろいだろ!?」

え・・・・?????

自信満々な兄の顔とは裏腹に困惑するしゅんち。

しゅんち「・・・はぁ!?なにがおもしろいんだいったい!!」

ちょっと切れ気味なしゅんち。

兄「お、おまえわからんのか?普通ガソリンスタンドって言ったら三菱とかだろ?三井だぜ三井。」

全然意味を理解できないしゅんち。

兄「いいか・・・今の日本の経済を風刺した作品でもあってな・・・三菱と三井といったら・・・くどくどくどくどくどくど」

しゅんち「わ・・・わからん!!」

兄「あーーーっ しゅんちにはどうせ俺のセンスはわからん!俺の笑いのレベルは高すぎるんだ。

しゅんちはかなりイライラしてきたので後ろで話を聞いていたであろう母に評価を聞くことに・・・。

しゅんち「今の話聞いてただろ?どっちがおもしろかったか言ってくれよ!」

母「え・・・というかね・・・
あんたたちの
会話自体ぜんっぜんおもしろくなかったわよ。」

しゅんち&兄「・・・・・・・・・・・・・」

どうやらこの勝負、母の勝ちのようである・・・。


PM 1:00〜

車は海沿いを走り、なんか興味をひく看板を発見する。
どうやら、この先に梅博物館があるらしい。

和歌山の名産といえばである。
折角なので立ち寄ってみることにしたのだった。

見ているだけで唾がでてきそうである。

「梅干館到着」

工場内を見学できるようになっており、一行は中に入ってみる。

通路はガラス越しに工場内が見れるような構造で、通路壁にはパネルが掲げてあり、梅干しに関する様々なデータがでていた。
100年物の梅干しも展示してあった。
すっぱいを通り越して摩訶不思議な味なのだろうか・・・。

通路を進んでいくとアンケートハガキがある。
どうやら梅に関するクイズに答えると景品があたるらしい。
イベント好きのしゅんちは早速アンケートハガキに回答を書き込む。

特賞の「梅干し1年分」が当たったらどうするつもりなのだろうか・・・。

そして、通路の最終地点に梅の販売店がある。
梅と言っても色々と種類があって、しょっぱい系の梅とか甘い系の梅とか数十種類が並んでいた。
試食もできるようになっていてたくさんのお客がそれぞれに試食をしている。

みんなすっぱい顔をしていておもしろい。

父が、会費で自分用の梅を一人一箱を買っていいと言ってくれた。
しゅんちも早速、すっぱい顔をして試食をはじめる。

店内を回っているとおもしろいキーホルダーを発見する。
なんと、むちゃくちゃリアルな梅のキーホルダーで、本物と見間違えるほどであった。
見ているだけで唾がでてきそうである。
おもわずそのキーホルダーを衝動買いしてしまうしゅんち。

・・・その後、不気味な梅キーホルダーは付ける事なく放置される運命をたどったのであった・・・。

そして、一通り買い物を済ませ車に向かう一行。

面白そうなマスコットキャラが居たので撮影。

「マスコットキャラ 梅太郎」

やっぱり川から流れて来た梅から生まれたのだろうか?



・・・こうして、次なる場所に向け出発する一行であった。


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