最近テレビを見ていると目が離せない。
子供の頃はＣＭになるとトイレに行ったり冷蔵庫に牛乳を取りに行ったものだ。
しかし、最近のＣＭはかなり凝っていて、まるでショートコントでも見ているほどである。
商品の売り上げもＣＭの影響がかなり出ていることだろう。

そんなＣＭだが一際異彩を放っているのが



地方ＣＭ。


思いつきで作ったというしか思えないチープな内容。
酔った勢いで考えたとしか思えない展開。
そのＣＭが流れると一変、辺りは違う雰囲気になるのである。

そこで、長野県の地方ＣＭを一部紹介しよう。



「波動強命水　活」


水に特殊な加工を施した健康水のＣＭ。
「ももっち」と名乗る若いパフォーマーが出てきて画面狭しとニコニコ顔でお手玉をするのである。
確かに凄い事には違いないのだが、近所のおばあちゃんでも出来るんじゃないか？という微妙な凄さでなんとも中途半端感が漂っている。
更にバックを流れる曲が70年代アイドルが歌ってそうな軽快（？）なオリジナル曲で、「活活活活！」と商品名を連呼するのだ。
そのＣＭは朝に流れる事が多く、ももっちの微妙さと曲のダサ具合が相まって爽やかな朝を突然、異次元へといざなってくれるのである。
更に、なぜか見ていて恥ずかしいＣＭでもある。



「ＳＢＣハウジングパーク」


住宅分譲公園のＣＭ。
父、母、娘と仲の良さそうな親子が色んな新築一軒家をバックに楽しそうに歌う内容である。
一見、よくある地方ＣＭのパターンなのだが注目すべきは歌詞。







ママは大きなキッチンが欲しい〜♪







私はかわいい庭が欲しい〜♪









パパはひたすらがんばるだけさ♪





みんなの夢を形にしよう〜♪





・・・パパ？



パパの夢は思いつかなかったのだろうか？
「庭でゴルフの素振りがしたい♪」とでも歌っておけばいいものをがんばるだけである。
ＣＭソングというよりもサラリーマン哀歌と言うべきだろう。



「信州ポーク」


長野の全農のＣＭ。
アニメで描かれた三匹の豚のキャラクターがサングラスを掛けてロックを歌いながら踊るのである。
歌詞はこんな感じである。





今夜のおかずは信州ポーク♪（信州ポ〜ク♪）←コーラス





しゃぶしゃぶ豚カツ信州ポーク♪（信州ポ〜ク♪）←コーラス






高！









品！








質！








豚！









ＹＨＥＥＥ！









とんでもねえうまさだぜ！！（決めゼリフ）









てか、食われるのおまえだから。



最後はかっこよく画面に指差し決めポーズを取るのだが、決めている場合ではないのである。
しゅんちが小学生の頃から流れているＣＭで知る人ぞ知る伝説の地方ＣＭである。

・・以上が長野の地方ＣＭである。
是非長野に来た際にはテレビＣＭに注目してもらいたい。



地方ＣＭとはご当地名物の一つである。