shunchi極楽日記


act 234「余計な説明」

お店に行くと色々お決まりの質問をされる。

「何名様ですか?」

「お煙草はお吸いになりますか?」


これは質問は本人の意思ではなくお店のマニュアル通りの質問である。

コンビニのレジで

「お弁当温めますか?」

と聞かれれば大体「はい」か「いいえ」で答える。
マニュアル的な質問なのでこちらもわかりやすくシンプルに返事をするのがベターである。

しかし、たまにおしゃべりなおばちゃんなんかが

「おうちで暖めるからいいわよ。今日は旦那がいなくて気楽なのよ。おほほ」

などと自分の事情を少し話し、レジの店員と友好的になるのである。
余計な説明もコミニュケーションとして多少必要なのかもしれない。
意外とシャイなしゅんちはこんな気軽な会話ができないので少し憧れてしまうのだった。

・・ある日、家族で居酒屋に行った時のことである。
オーダーはいつも父か、しゅんちが頼むのだが今日はなぜか母がオーダーするのだった。

母「えっと・・・みんな生ビールでいいわね?」

一同「おう。」

母「しゅんちは運転だからごめんね。」

しゅんち「・・・うん。仕方ないね。」

しゅんちはこの日も見えない権力に負け運転手にさせられたのだった。

母「すみませーーん!」

店員を呼ぶ母。

店員「はい!承ります!」

母「まずは・・・生ビールが3つ。」

店員「はい!生3丁!」


母「あと、この人は後で運転が待っててビール飲めないからウーロン茶で。」


店員「え・・・??生ビールとウーロン茶ですか??」

母「・・え!?だから、この子は今日飲めないからウーロン茶を一つ。」

店員「・・は、はい!ウーロン茶一丁!」

母「それからそれから・・・何にしようかしらね。」

店員「はい。」


母「から揚げは昨日食べたから天ぷらで!」


店員「え・・・??から揚げと天ぷらですか?」

母「え!?だから、から揚げは昨日の夕飯だったのよ。だから天ぷらで。」



かなり余計だ。


余計な説明も考え物である・・・。


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