しゅんちは新聞を取っている。 やはりそろそろ30代を迎えるサラリーマンにとって必要だと思ったからである。 更に会社では新聞の記事が話題になることが多く、新聞を見ていないと肩身が狭い思いをすることもあるのだ。 それはまるで小学校時代にバラエティー番組を見逃して次の日、話題についていけないまさにそんな状態なのである。 少しでも新聞を読もうと思うしゅんちなのである。
しゅんちが取っている新聞は「信濃毎日新聞」。 長野の朝を伝える長野県民ご用達の新聞である。
しゅんちは昔、新聞といえばまずテレビ欄を眺め、右上を折り曲げ4コママンガを読んで終了であった。
テレビ欄が1ページ目だと思ってたのは言うまでも無い。
今のしゅんちは正真正銘の1ページ目から読む。 なぜなら後ろにいくほど読み易い記事が多いので、体力が尽きる前に難関を読破したいからである。
まずは一面記事を読む。 見出しを読みながらちょっと解りにくい見出しの場合はどういうことなのか文章も読んでみる。 これを抑えるだけでも会社でその出来事の話題が登った時、
「あ〜あ〜はいはい。見出しにデカデカと出てましたよね。」
と言えるのである。
そして1枚目をめくり総合面。 ここでは政治や法律などの難しい記事が満載である。 よくわからんのでここは斜め読みである。 そして「社説」という解説を読む。 ここは結構読みやすく勉強になるので読んでおく。 次に国際面。 ここでも難しい記事が多いが、世界の珍事件が載っていたり侮れない。 そして経済面。 しゅんちの仕事に一番関係しそうなところである。
へ〜あの工場増設するのか。
おっ!新製品発表か?
自分に関係しているからなのか読み易い。
その時フト、下部に載っている女性週刊誌の広告に目が行く。
「松井秀喜結婚か!?」
あれ・・・。
この記事昨日読んだような・・・。
日付が昨日だった。
読んでも頭に入っていないしゅんちであった。
でも読まないよりはマシだもん・・・。
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