会社の人たちとお昼ご飯を食べに行くことになった。
課長「みんな何食べたい?」
O「そうですねぇ〜・・・たまにはラーメンとか食べたいですかね。」
M「おお!そりゃいい案だ。しゅんち君は?」
しゅんち「ラーメン大賛成ですよ!」
しゅんちはかなりのラーメン好きである。
課長「どこがいいかなぁ〜。」
M「どこかねぇ〜・・・。」
しゅんち「大石屋なんてどうですか?」
O「おおっ!いいねぇいいねぇ〜。」
大石屋とはあっさりしょう油味のオーソドックスなラーメン屋である。 シンプルながら安定した味でかなりの人気店である。 こうして一行は車に乗り込み大石屋に向かうのだった。
しゅんちだけに限らず誰もがラーメン好きである。 車内ではラーメンの話で盛り上がるのだった。
O「ところで大石屋って本店ってどこなんだろうな?」
M「諏訪の方にも一軒あったよなぁ〜・・・。」
しゅんち「ああ、どうも岐阜から来たらしいですよ。多治見にあるらしいんですけどそこが本店らしいですよ。」
O「へぇ〜そうなんだ。」
課長「俺は大石屋好きだなぁ〜。一番好きかもしれないな!」
M「好きといえば私はあそこのラーメン屋好きですよ。えーっと、なんて言ったっけな・・・」
しゅんち「ひょっとして・・・煮干ラーメンのところ?」
M「あー!そうそう!えーっと名前は・・・」
しゅんち「それって「凌駕」ですね。」
M「それそれ!」
しゅんち「あそこは煮干ラーメンもいいんですが、つけ麺もいいですね〜。うまいっすよ。」
M「へ〜そうなんだ。」
課長「・・ラーメン屋といえばそこの角にも変なラーメン屋「ラーメンQ」ってのがあったよな。」
O「昔からあるよねぇ〜。行ったことないけど・・・?」
しゅんち「ああ、その店は駅前の評判店の姉妹店なんですよ。駅前にはないメニューもいっぱいありますね。」
課長「・・へ〜そうなんだ。」
そんなことを話しているうちに大石屋に到着。 しかし、かなり行列ができていてすぐには入れそうになかった。
課長「あちゃーだめだこりゃ。他行くか?」
M「そうっすねぇ・・・他にどこありますかね?」
O「あそこどうですかね?「直(NAO)」とかっていうラーメン屋は?」
しゅんち「あそこは昼時は全然ダメですよ。行くなら12時前じゃないと。」
O「ああそうか・・・。」
しゅんち「ここからなら、「いわい」か「とりでんU」ぐらいかな〜。」
M「・・「いわい」ってどんな店?」
しゅんち「とんこつしょう油ですね。」
課長「そこにしよう!」
・・・というわけで一行は「いわい」に向かうのだった。
O「ところで「いわい」ってのはチェーン店なのかなぁ?」
しゅんち「ああ・・・「いわい」は家系ですね。横浜の「六角家」で修行したとかですよ。」
O「ほぉー。」
課長「・・・・。」
M「あのさぁ味噌ラーメンのうまい店って知らない?」
しゅんち「ああ、国道沿いのマックスバリューの向かいの「一樹」が結構うまいっすよ。」
M「ああ〜そういえばあるね。」
課長「・・・・。」
しゅんち「その店は白味噌ラーメンと赤味噌ラーメンとか色々味噌の種類もあって珍しいんですよね〜。」
課長「・・・。」
しゅんち「味噌といえばチェーン店なんですけど「くるまやラーメン」もうまいんですけど、店によって結構味が違って・・・」
課長「・・・しゅんち君。」
しゅんち「・・あ・・・え?はい?」
課長「なぜその能力を仕事に生かさないんだ。」
知識をひけらかすのもほどほどに。
O「この間さ、京都出張行ったんだけど、駅ビルの10階に「ラーメン小路」っていうのがあってさ。」
しゅんち「へぇ〜なんですか?」
O「全国の人気ラーメン屋が集まってるんだよね。」
しゅんち「へー!いいなぁ〜。」
O「しゅんち君も京都出張に行ったら寄ってみたらいいよ。」
しゅんち「はい!是非寄ってみます!」
O「あははは」
しゅんち「あははは」
・・・
知らないフリをしてみた。
本当は2回ほど行ったことがあるしゅんちであった。
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