shunchi極楽日記


act 255「雪下ろし」

松本地区に大雪が降った。
その日の雪は午後から降り始め夕方まで続いていた。

M「いや〜結構降ってきたよ〜。」

しゅんち「本当ですか?」

車の暖気から帰ってきたMさんが話しかけてきた。
帰る前の車の暖気は寒冷地でのお約束である。

M「しゅんち君も帰る前に車の雪下ろしやっといた方がいいぞ。」

しゅんち「そんなに積もってます・・・?」

どうやらMさんは暖気のついでに車の雪下ろしをしてきたらしい。
外の雪はしゅんちが事務所で仕事をして気付かぬ間にそれほどに積もってしまったようだ。

・・しゅんちはろそろ帰る頃になったので車用の雪下ろしを片手に駐車場に向かった。
雪は5cmほど積もっていてまだ降り続いていた。


ここで車の雪下ろしのテクニックを紹介しよう。


道具はガソリンスタンドのお兄ちゃんなんかが持っている片方がゴムで片方がブラシになった雪下ろしが最適である。
下手に普通の雪かきなんかで下ろしたらボディーが傷つくので要注意。

まず、フロントガラスをメインに下ろしていく。
強引にワイパーでどかそうとすると雪の重さに耐えられなくなったワイパーがおかしな形で止まり壊れる可能性大である。(経験済み)
ここは面倒だがワイパーを持ち上げて丁寧に雪を下ろしていく。

次にボンネット。
フロントガラスからどかした雪がボンネットに積もってしまうので前が見えなくなるのだ。
ヘッドライトに積もる場合もあるのでそこも忘れずに。

そして意外と見落としがちなのが屋根の雪である。
これを下ろし忘れると急ブレーキの際に屋根の雪が一気フロントガラスに滑り落ち、運転中に雪崩れ体験が味わえる。
視界は一気に塞がれるのでかなり危険である。ここも面倒がらずにしっかり下ろす。
面倒くさがりなしゅんちはこれも何度か体験済みである。

以上が、雪下ろしテクニックである。



まあ、





全部下ろしとけという話である。


・・愛車の雪下ろしを終え、一息つくしゅんち。
フト横にある車を課長の見て思いつく。


・・・確か課長って今日会社に帰ってこないんだったけ。


・・・車このままだと、雪が凍っちゃって明日大変な事になるんじゃないかな?


そう思ったしゅんちは課長の車の雪も下ろしてやった。
そして課長の車の雪下ろしを終え、一息つく。

フト駐車場を見ると支店長の車も雪に覆われている。



・・・あれ?支店長も今日帰ってこないんだっけ?



・・・課長のだけやっとくってのもなぁ。


そう思ったしゅんちは支店長の車も雪下ろしをやった。
媚を売るわけではないのでなるべく適当にやっておく。

支店長の車の雪下ろしを終え、一息つく。


・・ふー、さてじゃあ帰るかな。


フト駐車場を見ると事務員さんの車も雪に覆われている。
雪は相変わらず降り続いている。


・・女の人の車こそやっとくべきじゃないか?


・・雪も強くなってきたし大変かもなぁ。


・・まあ、大した手間じゃないしな・・・。やっとくか。


そう思ったしゅんちは事務員さんの車も雪下ろしを行った。


・・ふひ〜さすがに4台は疲れたかな。


・・もういいだろ〜帰るか。


フト駐車場を見るとAさんの車が雪に覆われている。


・・まてよ、ここまで色んな人のをやったのにAさんのだけやらないってのもどうだろ?


Aさんって結構ひがみっぽいんだよなぁ・・・。


・・もしや「別にいいですよ。どうせやってもらえるほどの人物じゃないですから。」なんて言い出しゃしないだろうか?




あちらを立てればこちらが立たず。



・・・





えぇえええーーーい面倒だぁぁぁああ!!





全部やっといた。



親切も考えてやらなければと痛感するしゅんちであった・・・。


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