shunchi極楽日記


act 259「ホワイトデー」

3月14日はホワイトデーである。
しゅんちの会社では毎年恒例の義務チョコが配られる。

義務チョコというのは義理チョコとは違い・・・
いや、・・説明がかなり長くなりそうなので過去の極楽日記を抜粋してみよう。

〜抜粋中〜

・・改めて考えてみると、社会人になり、義理チョコの「義理」の部分がずっしり重くなった気がする。
明らかに学生の頃の義理チョコとは違ってるように思える。

例えば・・・

学生の頃・・・
バレンタインデー当日の朝。学校に行くと仲の良い女友達に話しかけられる。

「おはよう!はい!チョコレート。まぁ 義理だけどね。あはは」

義理にしたって貰えるだけうれしいチョコ。
その女の子と恋愛関係ではないにしろうれしいものである。

しかし、現在の職場にて・・・

「おはようございます。みなさんこれ食べて下さい。」

女性事務員はまさにその名の通り事務的に役職の上の順番からチョコレートを配り始める。

「給湯室で悪口を言っていた上司」も「ちょっと苦手な先輩」も


全員同じチョコ。


まるで、戦時中の配給のごとし。


さらに、もらったチョコをよく見てみると・・・・


昨日セブンイレブンで見かけたのと一緒。


義理チョコというより・・・「義務チョコ」か。


act 67 バレンタインデーより〜


・・というわけである。


決して手抜きではない。


その義務チョコのお返しを買う役目がしゅんちなのである。
皆を代表する上に、それなりにセンスが問われるので毎年結構気を使うのだ。
迷いに迷った末、今年は「紅茶セット」にした。
おしゃれな缶の入れ物に2種類の茶葉が入った物である。
我ながらなかなかのセンスに自信満々のしゅんちであった。

・・そして当日。

しゅんちは事務員さんの机の上にそっと紅茶セットの入った紙袋を置く。
あくまでみんなからのお返しということなので、個人的に渡さないのが気遣いである。

そして夕方・・・

事務員A「あっ、しゅんちさん。お返しありがとうございました。」

しゅんち「え?いやいや、みんなからですよ。」

事務員B「でも、しゅんち君が買ってきたんでしょ?」

しゅんち「あ・・・いや、まあ、そうですね。みんなを代表して・・・ですね。あはは」

事務員A「なんかセンスが良かったですよ。」

事務員B「うんうん。かわいかったね。」

なかなか気に入ってもらえたようで嬉しいしゅんち。

事務員A「あれって・・・えーっと」

しゅんち「・・・ん?」

事務員A「ティーパックでしたっけ・・・?」

課長「・・・え?」

そばで話を聞いていた課長が微妙に反応する。

しゅんち「え?ああ、それをいうならティーバックですよね。」



課長「てぃ・・・・Tバックぅぅ!?」



しゅんち「ああ、でもあれはティーバックじゃないっすよ。」

事務員B「あれはバックになってなかったよね。」

事務員A「あそっか。が付いてなかったもんね。」


課長「ひ・・・・・ひもぉぉ!??」


しゅんち「・・・まあ、普通のティーですよね。あはは」

事務員A「そっかー。」

事務員B「なんか私のとは色違いだったよね。」



課長「い、い、色違い・・・?」



事務員A「私は黄色だったよ。」

しゅんち「ああ、そうそう色が二種類あったんですよ。黄色とピンク。」



課長「ぴ、ぴ、ぴんくぅぅうう!?!?」


しゅんち「まあ、気に入ってもらえてよかったですよ。あはは」

課長「しゅ、しゅんちくん!!」

しゅんち「あ、はい?」

課長「一体、どんなのをあげたのかね!?」

しゅんち「え・・・。




こ・・・紅茶です。」




課長「こ・・・紅茶?」


しゅんち「は、はい・・・。」


課長「・・・・。」


しゅんち「・・・・。」


課長「・・・・・。」





お返しは勘違いされないものをどうぞ。


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