shunchi極楽日記


act 268「缶コーヒー」

しゅんちはコーヒーをよく飲む。
いや、最近になって飲むようになったという方が正しいだろう。

サラリーマンになるとコーヒーを飲む機会が増える。
会社で出され、営業先で出され。
最初は苦くて好きじゃなかったが、飲みはじめてみると1日1回は飲みたい飲み物になった。
疲れた頭をスッキリさせ、忙しい気持ちをホッとさせる。まさに一服の清涼剤的存在である。

もちろん煎れたてのコーヒーが一番であるが、手軽に飲めるという点で活躍するのが缶コーヒーである。
最近パーキングエリアでコーヒーを自動で炒れてくれ、更にその様子を生中継してくれる機械を良く見かける。
作っている最中はコーヒールンバの音楽と共に「本当は録画じゃないのか?」と疑いを掛けたくなる生中継映像に釘付けになってしまうのだ。
確かにおいしさや楽しさを考えるとこちらも捨てがたいのだが、お手軽さで考えるとやはり缶コーヒーである。

缶コーヒーは本当に種類が多い。
色々あるがしゅんちのおすすめは「ダイドー デミタスコーヒー」
少し小さめの缶なのだが、控えめな甘さに良い香りそして味も良い。
まさにお気に入りの一缶である。

缶コーヒーはちょっとしたコミニュケーションツールとしても使える。

・・ある日、メーカーの営業マンと同行した時である。
今回の方は丸山さん。
頭は禿げ上がり男臭い香水を漂わせた見るからに中年おやじ風である。

朝早くから来てもらい、営業先へ高速道路で現地に向かうのだった。
途中、PAエリアでトイレ休憩をしついでに自販機に向かう。
そこでごく自然に缶コーヒーを2本買うしゅんち。

ここでちょっとしたコツがある。
サラリーマンという種族は歳も健康も様々である。
ブラックが嫌いな人、もしくは健康診断に引っ掛かり糖分を控えている人。
そこで色々考慮した結果、



微糖が一番無難なのである。



しゅんち「丸山さん。これどうぞ。」

丸山「おっ?ありがとう。」

張り込み中の若手刑事が年配刑事にコーヒーを渡すまさにあのシーンである。

丸山「今日の打ち合わせどうしようかね?」

しゅんち「そうっすねぇ・・・。」

お互いコーヒーを口に含みホッとしながら今日の予定を話し合う。
フト時計を見ると約束の時間が迫って来た。

しゅんち「おっと、時間がやばい。もう出ますね。」

丸山「そうだね。」

2人はコーヒーをシートの横にあるドリンクホルダーに置く。
しゅんちの営業車はドリンクホルダーが縦置きなのである。

高速を降り、目的地に向かい街中を走る。
信号待ちになり、コーヒーを飲もうとドリンクホルダーに手を伸ばすしゅんち。




・・・





どっちだっけ?




そっと缶を持ってさりげなく重さを確認するが





ほぼ同量。




・・・




ちゅ・・・



中年おやじと間接キスは嫌ぁあああああっ〜〜!!



缶を置くときはお気をつけて・・・。


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