shunchi極楽日記


act 289「ボージョレヌーボー」

11月の行事といえばボージョレヌーボー解禁日である。
ちょっと調べたので簡単に説明してみよう。

ボージョレヌーボーとはボージョレ地方で作られたワインで、仕込んでわずか2ヶ月足らずで発売されるワインのことである。
特に「解禁日」という制度が有名である。
解禁日とは毎年11月の第3木曜日と決められていて、その日が来るまで販売することもワインを開封することも禁じられているのだ。
日にち限定イベントといえば他にも土用の丑の日や七草粥といったものもあるが、全世界共通で当日の深夜0時から売り出すというその徹底ぶりが素晴らしいのである。
細かいことを言うと、時差の関係で日本が一番早く解禁日を迎えるらしいのだ。

本来ワインというと長年熟成させるものなのだが、ボージョレヌーボーはできたてほやほやって感じなので、浅漬けを楽しむような感覚で挑むのが吉である。
たいして味などわからぬくせに「今年の出来は甘め」などとウンチクを垂れるのもよい。

イベント好き、希少価値好きの日本人が飛びつくのもよくわかる。
まあ、もちろんしゅんちもその飛びついた1人であるが。

今年もいつものセブンイレブンでボージョレヌーボーを買って帰った。
セブンイレブンは結構凝っていて、一流のソムリエや生産者とプロデュースした限定ワインをチョイスしているのだ。
しかも、今年はオリジナルワイングラスもついてお得であった。

早速家に帰り、ワインを開けてみるしゅんち。
栓を抜くとぶどうの芳醇な香りが漂ってくる。
そして、グラスにワインを注ぎ、まるでソムリエにでもなったかの気分でグラスを回してみる。
ワイン特有のタンスっぽいような匂いは無く、甘くて香水のようなフレッシュな香りである。
この若々しい感じが醍醐味である。


そして一口・・・


おおっ!

口当たりは軽いもののしっかりとした味わい!

さすがに熟成していないだけあって深みや渋みといった感じはないものの、ぶどうの品種のよさを伺える・・・くどくど・・・


とにかく、


うまいぃぃ!うまいぞぉぉ〜〜!(料理マンガ風)


飲みながらラベルを読んでみるしゅんち。



「10ヶ村のクリュ・ボージョレよりキュベを厳選したヴィラージュヌーボーです。」




なんのこっちゃ。




意味はわからないがとにかく厳選素材で作られたのだろうと、満足げにもう一口。
そして説明文の最後にはサインが書かれている。


「1995年 世界最優秀ソムリエ 田崎真也」


へぇ〜・・・日本人なのに世界最優秀ソムリエなのか〜


こりゃこのワイン選びも相当に厳選に厳選を重ねたってわけだ・・・。


どうりでうまいわけだな・・・うん


・・世界一のソムリエが選んだワインか・・・


読んでいるうちにますますおいしくなっていくような気分である。



・・ソムリエねぇ・・・




・・・・




あれ?


まてよ・・・


ボージョレヌーボーって・・・



今日まで開けることは禁止なんだよね・・・。





どうやって選んだのさ?



謎が深まるボージョレヌーボーであった。


瓶の色か・・・?


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