shunchi極楽日記


act 290「後輩との愚痴大会」

本社の後輩の宮田君と飲みに行った。
たまにこうやって本社と支店の情報交換・・いや愚痴大会が行われるのである。

しゅんち「新しい後輩どうよ?」

宮田「いや〜・・・大変っすよ。」

宮田君は6年間ずっと後輩がいなかった。
しかし、この度新人が入社したのだ。
9年間後輩がいなかったしゅんちと境遇が似ているのだ。

しゅんち「何が大変なの?」

しゅんちはビールをぐいっと一口飲みながら質問する。

宮田「とにかく・・・」

しゅんち「とにかく?」


宮田「かわいくないんですよぉぉ!」


しゅんち「ぶはははは!」

どうも話しによると相当ふてぶてしい態度らしく、挨拶もろくに出来ず、言うこともでかい事ばかりで、隙を見計らっては仕事をサボりまくってるらしいのだ。
思わずライフカードのオダギリジョーのCMを思い出す。

宮田「彼の武勇伝を聞かされるんす!」

しゅんち「武勇伝?どんな?」

宮田「もうね、デンデンデデンデン♪ってやつですよ。ほんとに!」

しゅんち「オリラジかよ!!」


宮田「こんな感じっすよ!」



<新人の武勇伝>



俺って・・・







かなり色んな女と付き合いましたよ。



武勇伝♪武勇伝♪武勇デンデンデデンデン♪




所詮・・・







女なんてどうにでもなりますよ。


武勇伝♪ 武勇伝♪ 武勇デンデンデデンデン♪





俺ってこう見えて昔は・・・







結構ワルでしたよ。


武勇伝 武勇伝 武勇デンデンデデンデン♪



宮田「聞いてるこっちが恥ずかしいってのぉ!!」

しゅんち「ぶっはははははは!!」

大興奮の宮田君と大爆笑のしゅんち。

宮田「もうね彼のおかげでどれだけストレスか・・・。」

しゅんち「確かに・・・見た感じは貫禄あるってか・・・既にえらそうだね。」

宮田「もうソフトバンク的に言うと予想外(guy)っすよ。規格外の。」

しゅんち「ぶっはははは!」

そういうと野菜スティックを憎らしげにかじる宮田君。

宮田「そっちの新人はどうです?」

しゅんち「ああ?彼ね。」

しゅんちにも9年振りに後輩ができたのだった。

しゅんち「なんていうのかな・・・俺も年をとったのかなぁ・・・感覚ってか、ノリが若いのよ。」

宮田「ノリっすか?」

しゅんち「例えばさ・・・上司に怒られてる時にね。」

宮田「ふんふん。」

生キウイサワーを一口飲む宮田君。

しゅんち「今月こんな成績でどうするんだ!?こんなので給料貰えると思ってるの!?とにかく1台くらい売ってこい!・・・って感じに怒られたとするじゃん。」

宮田「ああ・・・やだっすねそれ。」

しゅんち「すると彼は「ボーナス出たら1台自分で買っちゃおうかなぁ」とか言って切り替えすんだよ。」

宮田「へぇ〜!そりゃすごいっすね。」

しゅんち「あとさ、「もっと自分を売り込め!」って言われても「じゃあ今度体でも売ってこようかな」とかさ。」

宮田「マジッすか?」

しゅんち「俺もこの雰囲気でそんな事普通言えるか?ってビックリしちゃってさ。」

宮田「いや〜やるなぁ・・・。」

しゅんち「こんなことで驚くなんて、俺も感覚が既におじさんなのかなぁ〜って思うよね。」

しゅんちは寂しそうに手羽先をかじる。

宮田「いや〜〜・・・でも、それは彼の才能かもしれないですよね。」

しゅんち「そうか〜。」

宮田「そうですよ。あっ すみませーん!追加お願いします!」

しゅんち「あっ 俺もその生キウイサワー飲んでみたい。うまそう。」

宮田「確かにこれ結構うまいっすよ。」

しゅんち「マジで?生キウイってのも珍しいよね。」

そして生キウイサワーを2つ注文。

しゅんち「あとさ、朝って社内がピリピリした雰囲気じゃん?」

宮田「あーはいはい。月曜の朝とか社内がすごいピリピリしますよね。」

しゅんち「そんな時に、いきなり後ろからカンチョーしてきたりするんだぜ。」

宮田「ま、ま、ま、マジっすか!!」

しゅんち「せんぱ〜〜い って言って近づいてきてさ「飲みすぎちゃだめだよ」とか言いながら腹をつまんできたり。

宮田「あっはははははは」

しゅんち「俺なんか緊迫した雰囲気の中「お、お、おいぃ!!や、やめろぉ!!」とか言ってさ。もう調子狂うよね。」

宮田「それはかなりなついているって証拠なんじゃないですかね。ぷぷぷ」

しゅんち「まあ、なついているといえばそうかな。かわいい奴だよ本当。」

宮田「いや〜うらやましいっすよ。」

しゅんち「そう?」

宮田「あ〜〜俺もカンチョーとかされたいっすよ。」



ここから聞くと凄い話である。


・・・

しゅんち「あっ・・・残り食べな。」

宮田「え・・・いや、いいっすよいいっすよ。しゅんちさんどうぞ!」

しゅんち「いいよいいよ!遠慮するなって!」

宮田「いやいやいやいや!ここはいいですって。」

しゅんち「いいっていいって!」

宮田「いいですよ!食べて下さい!」


しゅんち「・・・・。」




しゅんち「もう1個頼むか。すみませーん!野菜スティック追加で!」



にんじん一本で遠慮しあう二人であった。


こうして、愚痴大会は5時間続くのであった。
飲みすぎた・・・。


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