shunchi極楽日記


act 321「小銭」

財布で気になる事といえば小銭である。
小銭といえば子供の頃は心を躍らせたものである。
財布の中で茶色ではなく銀色の物体が見えただけでウキウキしてしまっていた。
特に500円玉はその質感、重量感、存在感は圧倒的で何か宝物でも手に入れたような気分になったものだ。


しかし、大人になった今、その存在が面倒になってきてしまった。


小銭はかさばる上に重い。そしてたくさん持っていると財布の重量そのものを重くしてしまう。
さらにそれを持ち運べば財布を痛める原因にもなってしまう。
しゅんちの知り合いに小銭が嫌で、500円以下は全て募金してしまう人がいる。

それほどまでに小銭はなかなか厄介者になってしまったのである。
しゅんちも大人になってしまったということなのだろうか・・・。

これを解決するには支払い時に面倒くさがらず端数を払うことである。
ということは小銭が少ない人は支払い上手というわけである。

ある日、財布が明らかに重いと気付くしゅんち。
財布も明らかに膨らんでいる。

フト小銭を空けると・・・



小銭が2000円くらいある。



明らかにどこかで支払いを失敗している証拠である。



500円玉が2枚。



100円玉が8枚



そして10円が12枚



明らかにどこかで支払いを失敗している証拠である。


これはいっかーん!とコンビニで買い物をしようとするしゅんち。
今日はここぞとばかりに余計なものまで買い物をして是非とも小銭を消費したいところである。


コンビニ弁当と野菜ジュースとお茶。
更に普段は買わない雑誌とカロリー的にも余計なデザートを買い込む。
今日はいつになくリッチモンドなしゅんち。

買うものを抱えレジへと向かう。
そして店員がバーコードを読み取っていく。


店員「1834円です。」


お金が余っちゃって困っちゃってさー的な雰囲気で小銭入れをオープン。


よーし!今日は小銭を消費するぞぉ〜〜!



・・・・。


・・・・。


お。


おお!?


おおおお!??


ま、マジで!!??


店員「ちょうどお預かりします。」



ピタリ賞。



一気に財布が空っぽになる。
どうやら小銭が奇跡的にちょうどだったようだ。

さっきまでパンパンだった財布が一気にペタンと平たくなる。
不自然なほどにぺったんこで「あれ、中身が本当に入ってる?」と疑いたくなるほどの軽やかさである。

こうして軽くなった財布を颯爽とポケットに入れると意気揚々とお店を出るしゅんちであった。


車に乗り込もうとしてフト立ち止まるしゅんち。



あ・・・。



し、しまった!


そういえば今日、ボールペン忘れちゃったんだった・・・。


書くものがないと仕事にならないよな・・・。


しょうがない買ってくか・・・。


再び店内へ。

店員「いらっしゃませ〜!」


ピッ


店員「120円になります。」

しゅ「あ・・・大きいのしかなくて・・・。」


店員「1万円お預かりします!」


・・・。


店員「9,820円のお返しです!」

しゅ「あ・・・はい。」

店員「今、500円玉がちょうど切れまして細かくてもよろしいですか?

しゅ「え・・・あ、はい。」



ふりだしにもどりました。



小銭・・・

ご利用は計画的に。


電子マネーを本格的に考えようかな・・・。


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