shunchi極楽日記


act 329「朝の大波」

朝起きると頭が重い。
昨日は飲みすぎたようだ。

4月や10月というのは期の変わり目ということもあり、平日の飲み会が多い。
二日酔いに気をつけなきゃいけない平日飲み会であるのに、執拗なお酌攻撃をくらってしまった。
NOと言えない日本人であるしゅんちは毎回計算違いの飲酒量になってしまうのだった。

今日も予想以上の二日酔いのしゅんち。
頭におもりを付けた修行僧な気分で会社へ向かうのであった。

会社に向かう道中・・・


ふー・・・


ため息にがつきそうな勢いである。
軽く窓を開けるしゅんち。


やっぱウイスキーがやばかったよなぁ・・・。


ウコンの力の威力を持ってしても無理だったか・・・。


と、その時・・・




ずどーーーーん




おっ?

突然、下腹部に鈍い痛み発生。


おおっ・・・


こ・・・こいつは・・・


ま、まあ、少しガス抜きをすれば・・・

※食事中の方ごめんなさい。



ずずずどーーーーん



ぐ、ぐおおお・・・


ダメだ・・・


こ、これは・・・



余分な空気が無い


紙パックの「横を持ちますと中身が飛び出す恐れがあります」状態。


や・・・やばい・・・。

じんわりと額の髪の毛との際に脂汗をかくしゅんち。
これは危険レベル2である。

ま、まあ、もうすぐ波は収まるだろう・・・。


会社までくらいは持ちこたえ・・・



ずずずずどどどど〜〜〜〜〜ん!!




かつてないほどの大波(ビッグウェーブ)。



おおぉぉおおっぉお


くっ・・・こ、これは・・・


か、確実に・・・


こ・・・固体ではなく・・・



か、確実に・・・



液体だ・・・。

※食事中の方本当にごめんなさい。


わ、我が砦は固体はせき止める性能は持ち合わせていても・・・



液体を止める術は無い・・・!



圧倒的なビッグウェーブに背筋が反り返るほどに伸び上がるしゅんち。
車内の天井に頭が付くほどに伸び上がる。
普段は猫背のしゅんちだが、かつて無いほどの姿勢の良さである。

額だけでなく背筋にもじんわりと汗が。
更に唇がカサカサに乾き始めた。
これは危険レベル3オーバーである。

会社に向かう道中は恨めしいほどの渋滞。



えー・・・




検討の結果・・・




これは会社まで持ちません。



危険レベルが3を越えた時点でなりふりかまってはいられない状況である。


この時間帯はデパートや公共施設はオープンしていない。
緊急避難所としてはコンビニだが、運悪くこの道中には一件も無い。


ど、ど、どどどどうしよう・・・。


あっ!

ここしかない!!


ドリフトをするかの勢いで車を駐車する。
そして勢いよく店内へ飛び込む。


カランカラン・・・




店員「ようこそデニーズへ!」



しゅ「あ・・・あの・・・」


店内「お客様何名様ですか?」

しゅ「と・・・トイレ貸してもらえますか?」

店員「え?・・・あ、はい。奥になります・・・。」


招かれざる客の登場に最高の笑顔が一気に凍りつく店員。
そんなことを気にしている場合ではない。


い、急げ!急げ!


ここまできたらあと数秒の世界である。


3秒でいい!


3秒だけ落ち着け自分!!


こういう時はフライングに注意である。
落ち着き且つ素早くいっきにズボンを下ろし・・・そして!





ピーーーーーー(放送禁止)




・・・・



スッキリ爽やか!!


さっきまでの嵐のような状況から一転、見事な快晴である。
今日は向こうの山まで良く見えるといった感じである。


さて・・・


どうしよう・・・


ここでコンビニならばトイレ使用料としてガムの一つ買うのに・・・

コンビニのトイレで大をした時は何かを買うというのがしゅんちの最低限のモラルなのである。
しかし、運悪く飛び込んだ店がデニーズである。
秒単位の忙しい朝にゆっくりモーニングコーヒーを楽しむ時間など無い。


う〜む・・・


どうしよう・・・


レジ前のホールズ(飴)でも買っていくしかないか・・・。


周囲を伺いながらトイレを出ると、ちょうど誰もいない。


チャアアアーーーンス!!


スササササーーー


競歩大会のような速さで一気に店内へと飛び出すしゅんちであった。


二日酔いの朝・・・


お出掛け前にはとりあえずトイレで粘ってみましょう。


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