shunchi極楽日記


act 351「仕事初め 2009」 

1/5は仕事初めである。
毎年のことならば暴飲暴食で昼夜を逆転した正月を送り、最悪の状況での出社である。
しかし、今年は我が家には赤ちゃんがいる。
赤ちゃんと一緒に

規則正しい生活。規則正しい食事。規則正しい睡眠。
そのおかげですこぶる調子が良い。



まるで平日出勤。



いつもの正月明け雰囲気(体調)が無く、季節感の無い初出勤であった。

・・会社に着くと、皆は揃ってぎこちない挨拶を交わし席に着く。
そして目が合うと照れくさそうに意味深な会話をするのである。



「奥さん似だな。」



「今回のはシンプルだったな。」



えーっと・・・





えーっと・・・







年賀状の事ですね?




しゅんちは会社の人達全員に年賀状を送っている。
というか、送らなくては礼儀知らず・・・いや常識はずれと思われるのが田舎の中小企業の特徴である。
更に、ある程度手が込んでないと後から「面白味がない」などと嫌味を言われてしまうから困りものである。

というわけで、年賀状には休み明けには嫌というほど毎日会うだろう人達に改めて一文送るのである。
そして休み明けに会うと



なんだか気恥ずかしい。



その為、誰もが年賀状の話題には「年賀状の話しだけど」というような前置きが抜けるのである。

しゅんちの今年の年賀状は昨年産まれたカホの写真であった。
皆は「奥さん似」だと声を掛けたのは年賀状の感想を言ったのである。
そして今年は喪中で年賀状が届かなかった人には



まるで意味不明な会話である。



喪中になると今年最初の話題に乗り遅れてしまうので更に気の毒である。

・・こうして、なんだか気恥ずかしい会話をしながら毎年恒例の新春祈願に向かうのであった。

神社に着くと、例年に比べ相当に混んでいた。役所と仕事初めが重なったとからしい。
更にこの不景気である。困ったときの神頼み的な所もおおかったのではなかろうか。

一行は待合室である4畳半の個室に通され、お茶を飲みながら祈祷の順番を待った。
皆は誰が丑年だったとか、一周り違うだとか、二周りだとかの話題に続き、今度の新人の親が同い年だとか妙に老け込んだ話で盛り上がっていた。
しゅんちは紅白とかお笑いの話題を振ろうと試みよたが願いかなわず順番が来てしまった。
そして極寒の地で祈祷をしてもらう一行であった。

・・祈祷が終わるとおみくじを引くのがしゅんちの恒例行事である。
100円を巫女さんに渡し、祈りを込めておみくじ筒をシェイク。



さあ今年の運勢はいかに・・・!





中吉




なかなか良い結果である。
今年もそこそこの運でいけそうだろうか。

おみくじの結果に満足そうに振り返ると課長が慌しく話しかけてきた。


課長「しゅ、しゅんち君!」


しゅ「え?な、なんですか?」

課長「開いてる開いてるよ!」

しゅ「え?何が?」

課長「前・・・チャックチャック!」

しゅ「え・・・うわぁああああ!!






フルにご開帳。





今年を暗示する新春祈願であった・・・。


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