shunchi極楽日記


act 365「リアル柳原ネタ」 

ある日の夕食時。
テレビで柳原加奈子が出ていた。

彼女は今飛ぶ鳥を落とす勢いのある女芸人である。
世間によくいそうな人を形態模写したリアルな芸が持ち味である。
完成度の高いネタは安定感があり、かなり面白い。



柳「あたしの彼さ、ゴマ油いれときゃなんでもうめーうめーって言う男なわけ。」



しゅ「ぎゃはははは!!」

タカ「あはははは!」

しゅ「確かに居そうだね!こういう奴!」

タカ「そうなの?」

しゅ「男なんて味なんかよくわからんからさ。」

タカ「ふうん。」

しゅ「サラダ油くらいしか知らないで、たまにゴマ油入ってるとうまいと思っちゃうんだよな。」

タカ「そうなんだ。」

しゅ「単純な奴がよくいるんだよ。ぎゃはは」

おもむろにおかずに手を伸ばすしゅんち。

しゅ「おっ!この野菜炒めうまいね!」

タカ「え?あっそう?ありがとう。」

しゅ「これはなかなか・・・」

モグモグ・・・


数日後・・・
ある日の夕食にて。

しゅ「おっ!このおかずなかなか良い味してるな!」

タカ「あ、ありがとう。」

しゅ「これはなかなか・・・」

モグモグ・・・

タカ「・・・・。」


そして更に数日後・・・

家族でバーミヤンに行った。
安い料金で本格中華が食べられるお得なファミレスである。
桃のマークが目印である。

しゅ「何頼む?」

たか「私はこれ。」

タカコが選んだのは「牛肉のオイスターソース炒め」。

しゅ「珍しい物を頼むねぇ。」

タカ「そう?」

ウスターソースは良く知っているが、オイスターソースはあまり馴染みがない。

しゅ「オイスターってなんだったっけ?」

タカ「牡蠣(カキ)だよ。」

しゅ「あーそうか。」

牡蠣を使ったソースなんてなんてマニアックなんだと思うしゅんち。

・・そして他にチャーハンや餃子、野菜タンメンなどを頼み、豪華な中華ランチとなった。
注文すると次々に料理が運ばれてくる。
さすがは中華の火力。出てくるのが早い。

しゅ「いただきまーす。」

チャーハンを口にした後、タカコの頼んだ料理に箸を伸ばす。
馴染みのないオイスター料理に疑いつつも口に運ぶ。


パクッ モグモグ・・・


・・・・


しゅ「おおっ♪これはなかなかうまいね!」

タカ「・・・・。」

しゅ「この味付けがなんともいい!」

タカ「・・・・。」

しゅ「こりゃうまい!」


しゅ「どした?」

タカ「しゅんちゃんってさ・・・







オイスターソース入ってると必ずうまいって言うんだよね。」






しゅ「・・・・!!」


どうやら、しゅんちが何気にうまいと思った料理にはオイスターソースを使っていたらしい。




しゅんちはオイスターソース入れときゃなんでもうめーうめーと言う男であった。


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