shunchi極楽日記


act 367「飲んだ後の楽しみ」 

最近、飲みに行ったあとにひそかな楽しみがある。

飲んだ後というのは大体、小腹が減るものである。
代表的な締めといえばラーメンがある。
若かりし頃ならば多少腹がいっぱいでも食べたものだ。

しかし、三十路を過ぎた頃からはそれは危険な行動である。
というわけで「締めにラーメン」を自粛しているしゅんちなのであった。


でも何かちょっと食べたい。


そんな時に目をつけたのがミスド(ミスタードーナツ)である。

最近のミスドはこんなにドーナツってうまかったけ?と思う驚きのうまさである。
100円キャンペーンもよくやっていてお財布にもやさしいのだ。

しゅんちは飲み会の帰り、いつものようにミスドに入り若いカップルに紛れトレイを手にするしゅんち。
最近お気に入りのポンデショコラとポンデ黒糖をチョイス。
200円程度で楽しめれば安いものである。

そして、軽い足取りで帰りのタクシーに乗り込むのだった。



運転手「どちらまで?」

しゅ「○○学校のそばまでお願いします。」

運転手「はいわかりました。」

運転手はピッと料金メーターのボタンを押すと、スムーズに車をスタートさせる。
しゅんちは雪が舞っている外を眺めた。

しばらく無言のまま走っていると運転手が話しかけてきた。


運転手「それ・・・家族へのお土産ですね。」


ふとしゅんちの持っているルームミラーから紙袋に目をやる運転手。

しゅ「えっ?ああ・・・」





まさか




この後自分で食べるだなんて言えない。



運転手「あはは お父さんも大変ですね。」

どうやら、子供達へのお土産だと勘違いしているらしい。

しゅ「いや〜ドーナツくらい買ってかなきゃね。」




とりあえず話作っておきました。




運転手「飲みに行っても家族への気遣いが大事ですよね。」

しゅ「500円くらいで済めば安いもんですよ。あはは」



・・とりあえず




2人兄弟へドーナツを5個くらい買った設定で。




しゅ「ドーナツじゃなくて寿司とかがよかったなんて言われたらがっかりですけどね。」

運転手「わははは」



調子にのるしゅんち。



そして運転手と作り話で盛り上がり、しゅんちのアパートに到着した。


運転手「ちょうど1000円ですね。」

しゅ「はい・・・じゃあ、ちょうど。」

運転手「ありがとうございました〜!」

しゅ「どうも〜」


運転手「あっ お客さん!」

しゅ「はい?」






運転手「ドーナツがうまくいきますように!」






作り話に花が咲きました。



軽く罪悪感を感じながらアパートに帰るしゅんちであった。


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