shunchi極楽日記


act 372「仕事初め2012」 

1/5は仕事初めである。
毎年新年は極楽日記を書く習慣があったのだが最近は書いてなかった。

はて・・・毎年何を書いていたのだろうか・・・?

過去の記事を振り返ってみることにしたしゅんち。


極楽日記 act101「仕事初め2003年」

新年の出勤というのは色々と風習があっていつもより2倍ほどの気を使う。
まず挨拶。


「おはようございます。明けましておめでとうございます今年も宜しくお願いします。」


今年初めて会った人には必ず・・・


「おはようございます。明けましておめでとうございます今年も宜しくお願いします。」

今年と言うべきか本年というべきかつまらぬことで迷い、次に会った人には・・・

「おはようございます。明けましておめでとうございます本年も宜しくお願いします。」

と、多少アレンジしてみたりして。

いっそ会社に来るときは全員並び一斉にあいさつしたらええやんけと毎年ながら考え、朝のあいさつは終了。


・・・


2003年の日記をコピーしてみたが



今年も相変わらず



通常の2倍の気を遣い



「今年」というべきか「本年」と言うべきか迷い、



多少アレンジしながらも



結局、明確な答えが見つからぬままである。



10年経っても何も変わらないマンネリさが仕事初めの凄さである。
なぜ仕事初めの日記を書かなくなったのか理解したしゅんちであった。


・・朝の挨拶が終わると、神社へ祈祷に行くという恒例のコースである。

向かうところは「四柱神社」という松本市の中心にある神社。
全ての願いが叶う「願いごとむすびの神」と言われている。
年々建物が新築されパワーアップしている感があり、自らに様々な願いを叶えてきただろう神社である。

神社に着くと若手の連中でおみくじを引くのがお決まりとなっている。
しゅんちも巫女さんに100円を渡しおみくじ箱をシェイクした。




結果・・・




大吉




おお!すげえ結果!!



「する事なすこと幸いの種となって」


「心配事なくわき目ふらず一心に自分の仕事大事と励みなさい」



心に染みるお言葉・・・


他の事も非の打ち所の無い結果であった。
しゅんちらしからぬオチの見当たらない素晴らしい展開に




かえって不吉な。


・・祈祷前の控え室では年賀状の話題で持ちきりだった。
課長の娘は奥さんに似てきただとか、実家とアパートと住所の宛名が混ざっていたがちゃんと届いただとかと盛り上がっていた。

しばらくして巫女さんが迎えに来て、皆はお茶を一気に飲み干して本堂に向かうのだった。
本堂に通されると支店長の後ろへと2列に並び、正座をする。
他の会社の人たちも一緒に祈祷するため本堂には40人くらいの人数になっていた。
誰も何も言われなくとも役職順、年齢順に綺麗に並ぶ辺りが毎年ながら見事だと思うしゅんち。

神主「ようこそおいでくださいました。それでは新春祈願祭をはじめさせていただきます。」

新春祈願祭とは仕事始めに従業員一同で1年の商売繁盛・社運繁栄をお祈りする儀式である。
しゅんちも気持ちを新たにし、この混沌とした世の中の不安や迷いを吹き飛ばすようにお祈りすると気合を入れた。
寒い空気が吹き抜け、正座した足が痛いが、この寒さに痛みに耐え抜いてこそ祈りは通じるというものである。

神主は金の鈴がジャラジャラついた棒を振り回し、何やら唱え始めた。


皆は一様に頭を下げていたり前を向いていたりしている。


はて・・・この時はどうしたらいいのかな?


しゅんちは周りの人たちを見てみる。


どうやら他の人たちも何をどうしていいのかわからず前をチラチラと見ているようだった。


神主「それでは頭をお下げ下さい・・・」


ああ、ここで下げるんだよな?

最初から下げてた人はどうするんかな?


そんなしゅんちの余計な邪念をよそに段取りは進む。


神主「それではお払いを始めます。」


神主は白いキザギザの紙が付いたお払い棒を振り回す。


バサッ バサッ バサッ


これで何かよからぬモノや邪念を払っているのだろうけど


とりあえず・・・



この場面は目は閉じとくんだっけ?



あとで閉じた状態のまま「目を閉じて下さい」なんて言われたら間抜けだもんなぁ・・・


他の人はどうしてるんかな?


相変わらず頭を下げながら薄めでチラチラと周りを見てみる。


みんなも薄目っぽいよなぁ・・・



神主「頭をお上げ下さい。」


ああ・・・ここで上げるんね。


神主「それでは各会社ごとにお払いをします。代表の方にならって下さい。」


支店長が白い羽織を着せられる


神主「二礼二拍手一拝でお願いします。」


・・・え、えーっと?


に・・・二礼・・・だよな


ペコッ ペコッ


に、二拍手・・・・


パン パン


い、一拝・・・


ペコッ(焦)



よ、よし、とりあえず出来たな。




あれ?





今、何かお祈りしたっけ?



邪念ばかりで祈祷失敗のしゅんちであった。


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