shunchi極楽旅行記


PM 4:15〜

「日本酒を飲み始めた」

しゅんち「そんでね、ここで純が五郎さんにこう言うわけだ。」

まだ、閉店時間になっていなかったので後から来た人達の為にラーメンを追加注文した。
しゅんちは食べ終わり日本酒を煽りながら北の国からを解説するのだった。

しゅんち「父さん・・・本当は・・・ほんどうは・・・えっぐ・・・」

マサナオ「うお!これはめっちゃうまい!」

しゅんち「ぼぐがやっだんでず・・・えっぐ・・・ぐずず・・・」

ケン「おお〜これはなかなか!」

しゅんち「もういい・・・。純食べろ。 どうざん・・・えっぐ・・・ぼぐは・・・ぼぐは・・・  お兄ちゃん食べなよ・・・。」

ナミ「ちょっとケンちゃん1人で食べすぎよ。」

ケン「おお!こりゃ悪かった!」

しゅんちの熱演する1人北の国からは軽く流され、皆は夢中になってラーメンをすすっていた。

しゅんち「というわけなんだよなぁ〜俺もさ、ここで父ちゃんに大事な告白をするのがだったわけだよ。」

タカコ「大事な告白って?」

またもやしゅんちの適当な発言に食いつくタカコ。

しゅんち「ちょっと父ちゃん!」

父「・・んぁあ?な、なんだ?」

しゅんち「実は・・・実は・・・ぼぐ・・・」

父「・・・・」

しゅんち「実は・・・」

父「・・・・」

しゅんち「・・・・」

父「なんだ?」

しゅんち「なんもない・・・。

父「なんだそりゃ。」



<教訓>

オチを考えずに走らないこと。


PM 5:30〜

「極寒の地」

・・ラーメンを食べ終わり外へ出てみるとあたりは薄暗くなっていた。
さっきよりも雪は強くなったらしい。
一行は富良野市内を観光しようとアーケード通りを歩き出した。

気温は−5.9℃。さらに風も吹きかなり寒い。
皆は着込んだスキーウェアーのフードを被り、身を縮めて歩く。

「富良野駅」

・・富良野駅到着。なんてことのない田舎の駅なのだが、ドラマではここで名場面が撮られた。
この駅で妹の蛍は初恋の相手(緒方直人)と出会う。
しかし、彼は東京に行く事になってしまう。
蛍はこの駅の柱の陰からそっと彼を見送るが電車が走り出した瞬間、遠ざかる電車を雪の中全力疾走して追いかけるのである。

タカコ「あぁ・・・ここだぁ・・・。ここで蛍は彼を待つんだよ!」

つい最近ビデオを見たばかりのタカコは記憶が新しく、よりいっそう感慨深い場所だったようだ。

しゅんち「ん〜〜〜・・・俺は見たの10年以上前だからわからんなぁ・・・。」

タカコ「そうそう!この売店のこの柱から蛍は彼を見ていたんだよ。」

しゅんち「なんてことない売店だよな・・・。」

一緒にドラマを観ておけばよかったと軽く後悔。

「雪が降る富良野市街」

・・富良野駅を観光した後、おみやげ屋さんに向かう一行。

富良野といえばラベンダー。
富良野では7〜8月にかけて畑一杯にラベンダーの花が咲くらしい。
その為かラベンダーにちなんだおみやげが多かった。
しゅんち達もラベンダーの香りのするキーホルダーを購入した。

その時、突然しゅんちに話しかけてくるナミおば。

ナミ「私ね、小説を書いてみたかったのよ。」

しゅんち「マジで!?」

ナミ「実は富良野を舞台にしようと思ってたの。」

しゅんち「ほうほう。」

ナミ「だからね、富良野って本当に一度来てみたかったのよ〜。」

しゅんち「へぇ〜 小説書こうなんてすごいじゃん。で、どんな話?」

ナミ「不倫の話なの。」

しゅんち「不倫!そりゃ、ちょっとヘビーな・・・。で?」

ナミ「えっと・・・」

しゅんち「そのあとは?」

ナミ「それしか考えてないの・・・。」

しゅんち「そ、それだけ!!?」




富良野で不倫・・・。





どんな小説だ?



ナミ「しゅんちゃんが書いてよ。」



無理。



ナミおばのすごい思いつきに脱帽のしゅんち。
さすがは母の妹だと改めて納得するのだった。


PM 6:30〜

「1人でテクテク」

おみやげ屋を後にし、夕飯を求め富良野の街を徘徊する一行。
幹事父は1人でテクテクと歩いて行ってしまう。
この父の必殺一人歩きはよく見る光景である。

父はどこかで読んだ雑誌の店を探しているらしい。
しゅんちはマサナオ君とタカコと3人で父の次についていく。

街に灯る赤い光と雪景色が幻想的であった。
誰も居ない街を歩いていると、まるで富良野の住人になったような気分である。

と、その時後ろの方で男の叫び声が聞こえた。

ケン「うぉおおおお〜〜!!」

ナミ「キャ〜〜〜ケンちゃん!」

どうやらド派手に転んだらしい。
本当に間髪いれずに面白い事をしでかしてくれるオジである。

北海道に居ても吉本新喜劇は忘れない。

「焼肉工房YAMADORI」

・・一行は富良野市街にある焼肉屋さん「YAMADORI(ヤマドリ)」に到着。
石蔵でできたおしゃれな店で、富良野和牛を炭火焼で堪能できる。
更に割とリーズナブルなので地元でも人気らしい。
恐らく一般客が多いのだろう店内は賑わっていた。

「焼肉ジュージュー」

早速生ビールと肉を注文し、皆で富良野の街に乾杯をした。
北海道は肉も野菜もうまいはずだとテンションが上がる。

焼肉といえばしゅんちも昔ほど肉が食べれなくなってきている。
若い頃はカルビに白飯でガツガツ食べたものだが、今はそうはいかない。

食べ方としてはビール片手に最初に良い肉をちょっとだけ食べ、後は野菜やサイドメニューに力を注ぎたくなるのである。

「サイドメニュー 一覧」

しゅんち「さてさて、サイドメニューは何を食べようかな〜。おおっ!?ぽてメン!?

タカコ「何かいいのあった?」

しゅんち「これこれ見てよ!100%ジャガイモからできたうどんだって!これ食いたい!」

しゅんちはジャガイモとかうどんとかそういう炭水化物系が大好きである。

父「ケッ うどんごときでそんなに興奮しやがって。」

しゅんち「だってジャガイモでできてるんだよ?すごいじゃん?」

父「所詮はうどんだろ。」

反面父はこういう食べ物は「どこでも食える」と一蹴してしまう人である。
「今の時期しか食べれない」という希少価値の魚介類が好きなのはこの理由だからだろう。

結局、しゅんちは周囲(父)の反対を押しのけぽてメンを注文。
写真の通り、わかめがのっただけのただのうどんである。
その味やいかに・・・。

しゅんち「どれどれ・・・ずるずずぞぞぞぞ〜〜お!うまい!

本当にジャガイモかどうかわからないが、なかなかコシがあってうまいうどんである。
しゅんちのリアクションを見て、皆が一口ちょうだい攻撃を仕掛けてきた。

母「あら!おいしいわ!これ。」

ナミ「本当ね!」

ケン「おお!こりゃなかなか。」

父「・・・・ずるずるずるううるる〜〜」


しゅんち「ちょっちょっちょ!俺ほとんど食べてないよ!!」

「すでに終盤を迎えました」

食われた。


どうしても食べたいならもう1個頼めばいいじゃんと大人の言い訳を聞かされそこまで食いたいほどでもないという事でぽてメン終了。チーン


PM 8:00〜

・・食事も大方終わり、酔いもそこそこになり、皆は食後のお茶を飲みながらくつろいでいた。
父、母、ケン、ナミの4人は親戚であるが歳が近いこともあって若い頃からの遊び仲間でもあった。
同じ青春を過ごした4人はたまにこうして集まるとまるで親友のように話が盛り上がり、語りだすのである。

ここでケンおじの話をしよう。

数々の奇行で周りを爆笑の渦に巻き込んできたケンおじ。
実は極楽日記にもその逸話が書かれている。act66「花粉症の叔父」
ここで極楽日記以外の代表的な話を紹介しよう。


「新聞伝説」


ケンおじは電車に乗ったとき新聞を読む。
しかし、隣に座った人に覗かれるのが気に入らない。

自分にしか読めないように新聞を細めたりする人もいるだろう。
しかし、彼は一味違う。

隣の人が読んでいそうな記事に





鼻クソを付ける。



思惑通り、相手はのけぞってビックリしたとの事。
大胆かつ見事な嫌がらせである。

そんな彼のもう一つの伝説。


「つまようじ伝説」


彼は食後につまようじを良く使う。
しかし、やっているうちに白熱してしまい、力を込めすぎて先端がすぐにダメになる。
次のつまようじを使い始めるわけだが、今度は力を込めすぎて先端が歯に挟まったまま折れる。
そしてその歯に挟まってしまったつまようじを取る為に更に新しいつまようじを使う。
しかし、そのつまようじを取る為のつまようじが更に挟まってしまい更に新しいつまようじを使う。
そうこうしているうちにつまようじは




キャンプファイアーが出来るほどになるらしい。



父「しゅんち・・・」

父はこっそりしゅんちを呼びケンおじを指差す。
フトケンおじの顔を見るとつまようじを使っていた。

父「ん〜今日は序の口って感じだなぁ・・・。」

しゅんち「どれどれ・・・」


「序の口」

序の口らしいです。


ケンおじは関西圏におけるつまようじ消費率世界一にかなり貢献しているようだった。

・・こうして一行は焼肉屋を後にし、タクシーでホテルに帰るのだった。


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